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1人でもできる!安全基地の作り方

AC、愛着障害の方に最も必要なのは安全基地です。
これは、健全な愛着を育めた人なら家庭や両親がそうなるはずですが、AC、愛着障害の方はこうした存在を持ちません。かといって、大人になってから身内以外に安全基地となってくれる人を見つけ出すのは至難の技です。

そこで、今回は自分の潜在意識の中に安全基地を作る方法をご紹介したいと思います。

安全基地の作り方

1人になれて、ゆったりとくつろげる空間を探しましょう。できれば鍵のかかる、大きな音のしない場所が良いです。自室やお風呂などが良いかもしれません。

その空間で目を閉じ、何度か深呼吸をします。

③心の中で、「だんだん落ち着いてきた。ゆったりした気持ちだ。いい感じ」と3回呟きます。フレーズは自分によりしっくりくるものに変えてもかまいません。

手→足→背中→首筋→顔の順にゆったりと力を抜いていきます。力を抜きながら、触れているものの感触や、心臓の鼓動に意識を向けていきましょう。

20から1まで、数を逆にゆっくり数えます。1まで来たら、もう一度ゆっくり息を吐きましょう。

⑥完全にゆったりしてきたら、あなたが最も安全でリラックスできる場所を思い描きます。実際に行ったことのある場所でもいいですし、空想の場所でも構いません。
・どんな空気感か?
・暖かいか?涼しいか?
・何が見えるか?
・何が聞こえるか?
・どんな気持ちになるか?
・体はどんな感覚か?

できるだけ詳細にイメージしましょう。

⑦その場所がイメージできたら、その中でも特にあなたが落ち着ける場所を探して、そこにあなた好みのベッドやソファを置いてみましょう。そこはとても安全で、あたたかい場所です。

そこは、あなたの潜在意識中の安全基地です。
そこにいるとき、あなたは安全に守られています。
あなたの許可なくして、誰も踏み込むことはできません。

⑧もし、体の中で痛いところ、不快感のあるところがあれば、好きな色の光を想像し、その部分に送ってみましょう。心が傷ついているのであれば、心臓の部分に。そして、光を送りながら、その部分にねぎらいの言葉をかけてみてください。

その体の部分は、あなたになんと答えてきますか?

ここで作った安全基地は、たとえ半信半疑でやっていたとしても、あなたの潜在意識に残ります
そして、一度こうした場所を作っておくと、あなたが弱ったとき、潜在意識は自動的にその安全基地に連れて行ってくれるのです。

ちなみに、私が行ったインナーチャイルド(心の中の子どもの自分)とのワークも、この場所で行うことができます。

実践してみると、何か新たな気づきが生まれるかもしれませんよ!


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