【生後2ヶ月~生後3ヶ月】どんな遊びをしたらいいの?遊び方のコツ。
生後2ヶ月~3ヶ月は、新生児の時期が終わり、産後のお母さんは体調が落ち着いてくる時期です。
眠るか、授乳をして過ごしていた赤ちゃんが、ご機嫌で起きている時間も少し出てきます。
この時期、産後ケアを利用するお母さんからは
「赤ちゃんと、どんな風に遊んであげたらいいのかわからない」
「日中の過ごし方がわからない」
「おもちゃは、どんなものをあげたら良いでしょうか」
というご質問をよくいただきます。
今回は、生後2ヶ月~生後3ヶ月の赤ちゃんとの遊び方のコツをお伝えします。
1.生後2~3ヶ月の赤ちゃんの様子
新生児期の赤ちゃんは、いつも手のひらをギュッと握りしめています。生後2ヶ月以降、赤ちゃんは手を開いて、物を掴めるようになります。
指しゃぶりを始める子もいます。
首はまだすわっていませんが、大分しっかりしてきます。
うつぶせにすると、顔を少し上げます。
顔の表情が豊かになってきます。
快・不快・興奮の感情を表すようになります。
2.具体的な「遊び」のご紹介
①オムツ変えの時
赤ちゃんが目覚めているときは、オムツをかえる前に、必ず「オムツをかえるね」と声をかけてから、赤ちゃんに触れます。オムツの中にある性器は、プライベートゾーンなので、親であっても見たり触れたりする時には、本人の同意が必要だからです。「あなたのことが、大事です」という意識は、毎日のやりとりで伝わっていきます。
オムツをかえるついでに、服の上からでもかまわないので、赤ちゃんの手足をゆっくり優しくマッサージしてあげましょう。赤ちゃんが喜ぶ上に、皮膚の血行をよくして、自律神経を整えてくれます。
②うつぶせ遊び
機嫌良く起きている時に、赤ちゃんをうつぶせにします。
うつぶせになると、視界が変化して、まわりを見渡せるようになります。
首の筋肉の発達を促すことにも繋がり、ハイハイへの準備になります。
うつぶせになる時間は、最初は30秒くらいで、慣れてきても2~3分程度で十分です。
③抱っこの時に
赤ちゃんを抱っこしている時に、話しかけたり、歌ったりします。
話す内容は、「これは○○だよ」とか、「今、○○しているんだよ」「今日は暖かいね」など、実況中継のようなことで十分です。
3.赤ちゃんへの対応のコツ
赤ちゃんが笑ったり、機嫌が良いときに、特に抱っこしたり話しかけたりしてみましょう。赤ちゃんは「ご機嫌だと、ママが抱っこをしてくれる」と学んでいきます。
反対に、「泣いたらすぐに抱っこ」すると、赤ちゃんは「ママは泣けば抱っこしてくれる」と学びます。
この時期の赤ちゃんは、お母さんの声かけや歌を楽しむようになります。泣いた時にはすぐに抱っこやおっぱいではなく、少しの間様子を見てみてください。
4.おわりに
この時期の赤ちゃんには、特別な「遊び」も、特別な「おもちゃ」も必要ありません。
家族の様子や生活を赤ちゃんにもお知らせするつもりで、生活音や日常会話を沢山聞かせてあげましょう。
「話かける」「抱いて触れあう」ことで、赤ちゃんは五感を通してたくさんのことを吸収していきます。それがこれから「安心」と「好奇心」の芽となって、発達を促してくれるでしょう。
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助産師hana【子育てを、安心であたためる】
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