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本物の料理人からのバトン

ピアサポーターは言葉をとても大切にする。言葉を優しく提供しお腹ではなく心を満たせる人になりたい、だから私は言葉の料理人になりたい!
そうここでも言っていたことを覚えている方はいるかと思います。

実は本物の料理人がとても身近にいたんです
それは母方の祖父、祖父は洋食の料理人
かつては自分の店を何店舗か持ち、今はお店は1つで祖父の家族が継いでいます

祖父が大好きだったので小さいときは八百屋へ食材を買うのについていったり、幼稚園に向かう前は、祖父の朝ご飯であるコーヒーにクリープをたっぷりと入れたミルクコーヒーを飲んで祖父とお喋りしてから幼稚園に行ってました(幼稚園児からモーニングコーヒー(笑))

祖父との思い出は沢山あります。生まれてから祖父を亡くす19歳の時までずっと一緒に住んでましたから

でも残念ながら、隣で料理をしたこともなければ、料理を教わったこともないんです。祖父が言うには「料理は教わるものではなく、盗むもの」でした
これもなかなか面白い言葉ですが、私としてはもう1つ心に残る大好きな言葉が…

「おじいちゃんの料理を食うとな、お腹だけじゃなくて気持ちもいっぱいになるんだぞ」

祖父の料理を食べると自然と笑顔になりました
それはプロが作っただけが理由ではなくて、祖父は特別なスパイスを入れていたんでしょう
もう祖父は亡くなっているのでその正しいスパイスを教わることは出来ません
でも祖父はこうも言っていましたよね?「料理は教わるものではなく、盗むもの」だから私は祖父のスパイス、気持ちを盗むことにしました

祖父のスパイスは食べた人の心を温めるもの
作るときは美味しくなれ、幸せになれ、と思いながら何十年もプロとして料理を作り続けたとしたら……

祖父はお腹がいっぱいになる料理、気持ちもいっぱいになる料理を、孫である私は調理師免許は持っていませんがピアサポーターです。だから出会った人へ言葉を伝えるときにこう唱えましょうか

一緒に考えようか、幸せになってみよう

祖父のしわしわで温かい手で作った数々の料理。マスターと呼ばれてお客様からとても親しまれていました
親しまれた人柄、気持ちまでもいっぱいにする優しさ、私にもその力があるといいです

目を閉じると祖父はいつもお店にいます。コックの真っ白な服を着てタバコをくわえて笑っているんですよ

おじいちゃん、私は絶対にプロの言葉の料理人になるからね
心を満たせる、そんな言葉を伝えていくよ

【頑張れ愛ちゃん!おじいちゃん見ててやるから!】

*愛音*

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