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風を届けられる支援者に

こんにちは、愛音です

B型利用者時代の恩師である
Iさんに会いたい病がうずいています
この病がうずくということは
今はちょっと危ないということ、

Iさんは本当に素晴らしい支援者でした
支援者というか、本格的なパン職人なので
障害に詳しいとか、そういった方では多分ない

だからこそ素晴らしい支援者だと思うのです
なぜなら私達を障害者として見るのではなくて
1人の人として見てくれていました

パンを作るチーム、仲間として接してくれて
障害があるからこの作業は任せない、はなかったです
個々のレベルに合わせて作業振り分けし
出来なくてもチャレンジをさせてくれました

自慢になってしまいますが
私は手先がいくらか器用に動き
諦めない負けず嫌いだったので
Iさんはいろんなパンを次々教えてくれました
他の利用者には教えないパンもコッソリ教えてくれたり
私の心に働く楽しさと達成感を与えてくれましたし
Iさん流の支援は私に再び光も与えてくれました

支援者は知識、能力、経験だけじゃない
相手を信じることが必要です
Iさんは私を含めあの工房にいた利用者たちを
信じてくれていました
障害者だけど障害者扱いをされたことはなかった

あるとすれば調子が悪い時に呼ばれて
Iさんの前に立ちジーッと顔を見られ
「うん、疲れてるな。無理するなよ、
なにかあったらすぐ声かけて休憩入ろう」
こういったことは多々ありました
Iさんは私を見るプロ、と勝手に思っています
だってこのチェック受けるのは私ぐらい
私は自分から休むことを言えないから
Iさんから休憩の提案をされるとホッとしました

良い支援者、悪い支援者、
この2つに分けたくないですが
良い支援者はやっぱりどれだけ信じられるかです
その信じるもさじ加減が絶妙なんです
一方的に信じる!信じてます!!ではなくて
信じてもらえていることが心地よく感じること、
プレッシャー、重荷にならないこと、
利用者の喜びになることが信じることだと学びました

Iさんはパン作りだけでなく
心に自信を植え付けてくれました
その自信を育てていけばまた自分を好きになれる
次への挑戦もできる

Iさんはこの人生で出会えた最高の方です
主治医に並ぶ最高の出会いと断言できる

あー、会いたいです
このダメダメな今を見てもらい
言葉をかけてほしいです
Iさんには甘ったれてしまいます
退職したこと、次が見えないこと、
次がなんなのか分からないこと、
どうすればいいのか迷子なこと、
Iさんならどんな風に話をしてくれるか

Iさんのような方に出会えたことは
父も大変感謝しています
だから私をB型に預けられたと言っていました

人として見てくれる、
育ててくれる、
笑わせてくれる、
心配してくれる、
見守ってくれる、
信じてくれる、

私を障害者として接するのではなく
未来に必要な力を与えてくれた
自信を植え付けてくれた
だから会いたい!ばかり言わないで
少し落ち着いて、心を整えよう

Iさん、今日も迷子ですけど
いつか道を見つけます
今度こそお約束したように
風を届けられる支援者になります

*愛音*

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