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幻の与儀橋を見てきた【那覇市与儀☀️】

2022.2月11日
空気は冷たいけど日差しの強い沖縄。お天気も良くて半袖に羽織ものでお散歩してきました。
同じく沖縄のnoterさんの与儀公園にお花見に行った記事を読んで「懐かしいなぁ。私もよく来たなぁ」と思い満足感でいっぱいでした。もう行ったような気持ちでほっこり。

が、私も与儀公園らへんに行きたくなるニュースを発見!!

↑解説の詳しかった沖縄テレビのニュース

与儀公園のすぐそこの道路。拡張工事が数年がかりで行われているその工事現場から、およそ100年前の橋の遺構が出てきたと言うのです!
やはり大地の下には歴史が埋まってるのね!素敵!

私は沖縄タイムスの2月7日の記事で読み、そのあとローカル局のニュースにも取りあげられてることをネットニュースで拝見。3月にはそのニュースのブツは見れなくなると知りソワソワしていたのでした。
見に行かなきゃ!

リンク先のニュース記事から引用すると、

・元々那覇の街は島々の連なる河川地帯だった。
・昔この辺りは船着場のある大きな川の入江だった。
・大正時代の終わり頃に掛けられた橋である。
 =およそ100年前の橋である。と推測。

との事です。

この与儀公園近くに県立病院があった時代、その病院が妹①の入院先だったので与儀公園でよく遊んだなぁ。
夏休みなどは妹と付き添いで病院に寝泊まりしている母に会いに、バスでこの道路を通ったなぁ。
その頃は小児科の若いナース達が休憩時間などを使って私が与儀公園で遊ぶ付き添いをしてくれたし…。
高校もこの付近だったのでバスや徒歩で何度も通った場所なんだよねぇ。

そそそそそんな馴染みの深い道路に
ロロロロロマンの気配がががが!!!

行くっきゃない!腹ごしらえしてから!!

キューバサンドイッチのお店が公園近くにあったので、そこで腹ごしらえ。ホットサンドの仲間?
ローストビーフサンド美味しかったです。あんまり玉ねぎが好きでないけど、苦手な玉ねぎ感ではなかったのでペロリと食べれました。

ポテトとコーラの組み合わせ背徳ぅ!
でもこの後歩くから罪悪感なし!

店員さんがロン毛イケメン。
否、イケメンだからロン毛なのかもしれない。

沖縄本島南部民お馴染みの歩道橋。この交差点は横断歩道がないため4方向に行ける巨大歩道橋。めっちゃボロボロになってて驚いた。ちまちま補修してたのに。


坂があるので自転車は通れるが、バリアフリーと言えるかどうか……。
総合病院、那覇警察署、消防署、学校があり、その割には車線が少ないので交通渋滞を考えたり緊急車両の確保を考えるとなかなか歩行者用信号が難しかったのかもしれない。拡張工事で渋滞が緩和されたら歩行者信号作ってほしいな……。

歩道橋の上から開南方向を臨む。
この道路、2車線だけどバスターミナルが近くてバスの交通量が多い。ここら辺はバスレーンと言う、時間で交通規制が行われる地点があるはず。規制時間に一般車両が侵入するとレンタカーでも罰則を食らうので注意。

数年前まではこの写真の通りは「仏壇通り」と呼ばれ、仏壇仏具を取り扱うお店が多かった。今は立ち退きや漆器具の衰退で1店舗しかないかも。

なぜ「仏壇通り」と呼ばれるほど専門店が集まっていたのか。
ここから先は平和通り、国際通り、壺屋やちむん通り、農連市場、公設市場の連なる戦後闇市などで復興の早かった地域だから。

そして戦後生活にゆとりの出た人々はようやく戦没者をはじめとした先祖供養にお金をかけることができたのだ。

って最近テレビでやってた(*´_ゝ`)

そして上記写真の
この両サイドの工事現場こそが例の橋だ!

祝日なので工事の人もお休みかと思いきやガッツリお仕事中でした。一目見れてよかった!お疲れ様です。
現場のお兄さん方はカメラを向けられる事に数日で慣れたらしく、全く気にしてる様子はなかった。

石積みの形のまま埋めたんですね…。
キレイに残っている…。

向こう側も見てみよう。

こちらも綺麗なアーチが残っている!
the石橋って感じですね。
そのまんま埋めたのはそれだけ戦禍からの復興が早かったからでしょうか。
よくよく考えたらこの空洞の上を大量の車が通り続けてたんだから石積みすげー。

同じ場所から反対側を見る。
橋じゃないと思ったけど石積みがある?気のせい?
昔はどんな風景だったんだろうか。想像がつきません。

こちら側は数名の見学者がおられました。
みんな考える事は一緒ですね。

少し年配の女性が「私の祖父母はこの橋を渡ったのかしらね」とドキドキされてました。
小さなお子さんを連れた若いお母さんが「ここ100年前の道ってよー」とお子さんに教えていました。
「100年……まだ◯◯ちゃん生まれてない……」と神妙に橋を見ていました。私も生まれてないぞ。

私が物好きかと思いきや意外と人がちらほら集まってきたので、思いを馳せつつも橋を後にしました。
また埋められるのかー。寂しいなー。

与儀公園も見てきたぞ

詩人、山之口貘の詩碑と桜
女性と娘に愛を捧ぐ情熱のコンプレックスお兄さん
大好き。

マトリックス
映画マトリックスはどんどん着いていけなくなったな

日向ぼっこ。
与儀公園は鳩が多すぎて怖い。

デゴイチ
実際に沖縄を走った訳ではない。
沖縄で走ったのはキハ。
このデゴイチは鉄道を見たことのない沖縄の子供達のために鹿児島の鉄道関係者が寄贈してくれた物。
ありがとう!

近くで見るとそうでもないけど、
車でこのシーサーの前を通るたび、あまりの頭の小ささに違和感を感じてしまう。
よくシーサーのお尻に作成者の名前が彫られているが、こちらは誰の作品か不明。誰だ。

いかがでしたか?

唐突に舞い込んだ歴史ロマンに引き寄せられてしまいました。石積みの橋ができて埋まった100年間、その上を目まぐるしい時代が駆け抜けて技術も相当に変わったと思うととても不思議です。

沖縄の工事現場は割と文化財か不発弾が出てきて工事が遅れる事はままあります。この前もすごいデカい不発弾の撤去作業あったしね…。今回は素敵な物でよかったよ。
生活のために移り変わるのは仕方ないことです。しかしたまにこう、振り返る機会が降って湧くのは嬉しい物だと思いました。

余談

気になったけどこの後もダラダラ散歩すると思ったら買えなかった。セセリ…牛タン……食べたい。

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