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「喪失」を「宝」に変えるにはどうする?

人にはすごい力があるものです。
ごくごく普通の私にもこんな力が
あるとは思いませんでした😊

思い起こせば
私もこれまでたくさんの
喪失をしてきました。
気付くとそれは
「宝」となって私の手元に
残っているんですね。

4つの喪失についてお話します。

希望の喪失

私の息子が3歳の時に
難治性の白血病で
死に至る可能性が
7割だと言われました。
一瞬にして、希望が破壊されました。
しかし、小児病棟には
息子よりももっと病気の重い
患者がいました。
一緒に病と闘う中で
しかし、家族たちも病の子も
幸せそうなんです。
病気は不幸なことではない
ことを知りました。

面目の喪失

昔、あることで悩んでいる
友達が私に相談してくれました。
彼女の考えがあまりにも卑屈で
私それに苛立ちを覚えて
彼女に貴方の考えはおかしいと
言ってしまったことがあります。
その言葉は彼女にダメージを
与えたかもしれない。
本来なら彼女の心に寄り添って
あげたかったのに
それができない自分に
本当に面目のない思いをしました。
こんなことがきっかけもあり
キャリアコンサルタントの
資格をとり相手の話を
受け取る努力をするようになりました。


お金の喪失

結婚しなかった次男の父親に
「どうしてもお金が必要になった。
どうか助けてほしい。」
と哀願されました。
相当な金額を貸しましたが
返ってきません。
事実、お金を喪失したかも
しれませんが
むしろ、私はそうゆうことが
できる心と財産の余裕のある
自分に誇りさえ感じています。


自信の喪失

昔、ITの仕事をしているとき
システムの障害が発生しました。
自己判断で復旧したはずが
とんでも無い誤りであったことに
気付きました。
多くのユーザーがそのシステムを
使えないという状態に陥りました。
心臓が止まる思いでした。
私は自信喪失に落ち入りました。
しかし上司はそんな私を責める
ことなく一緒にサポートして
くれました。
どんなに嬉しかったことか。
そんなことがあってから
私は管理職になって
部下たちがミスしたら
これは組織の問題だから
一緒にどうしようかを考えよう!
と言える自分になれていました。

喪失からくる心の痛みを
エネルギーに変える力は
私たちに備わっているものです。

そのためには
物事を異なった角度から見る
ことです。

「なぜ、私がこんな思いを?」
という言葉からは
何も生まれないけれど

「次どうしようか?」
「どう考えたらいいかな?」
という言葉は
自分の視野を広げてくれます。

「喪失」に直面したとき
恐れないで
その先にある「宝」を求めて
乗り越えていきたいですね。

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