見出し画像

乳がんになった経緯 心の奥底にあった原因









私が乳がんになった【原因】

それは

私の心の奥底にあった

『悲劇のヒロイン気質』

都合の悪いことは全部人のせい

何かあると私、可哀相

『なんで○○してくれないの?』という

他人に依存する子供の自分

『そしていつも私が正しい』という頑固な自分

人のことを(自分のことも)深く責める癖

過ぎたことをいつまでも根に持って、相手を責めたり、自分を責めたり

思い出してはくよくよ悩んだり・・・

私はそんな未熟な人間でした。

乳がんになる前、

そんな自分に対する試練のような

テレビでよくみる話かもしれませんが、

当時の私にとっては、凄く凄く理不尽な出来事でした。

夫と結婚して2年目の時

義兄が事業に失敗して、多額の借金を作っていて、その飛び火を受けることになりました。

義兄家族は義両親とも一緒に住んでいて、義兄が義両親の面倒をみていました。

そんな義兄が破産しそうになってみんながパニックになっていた時、

私はちょうど妊娠をしていました。

そんな事態を目の当たりにして

これからどうなっていくのかな・・・と

不安と恐怖と怒り

いろんな思いが込み上げてきました。

けれども誰にも言えず、一人で抱え込んでいました。

夫は日々仕事をしながらも、それをなんとかしようとして頑張っていました。

夫もかなり病んでいたので、それをただ黙って見守るしかありませんでした。

実家の両親に言えず、言ったら心配かけるだけだし。

誰かに言った所で解決するわけでもないし、ただの恥さらしだと思って

私はただただ一人で不平不満な思いを悶々と溜めこんでいきました。

多額の借金が急に降りかかってきた義兄は、もう議両親の面倒をみることができなくなり、

うちに義両親から生活費、入院費などをせがまれるようになりました。

結婚前から二人で溜めてきたお金が『今月20万必要だから・・・』、『30万必要だから・・・』と頻繁に言われるようになり、

貯金はどんどんなくなっていきました。

その頃には、娘が生まれ、

これからお金がかかるっていうのに・・・

これじゃぁお先真っ暗だと・・・

私はさらに病んでいきました。

いつも心の中では

『なんて親だ。

自分のことしか考えられないのか。

なんてわがままなんだ。

うちの親だったら絶対こんな(子供にお金をせがむ)ことはしない。』と

議両親のことを心の中で恨んでいました。

そんなある日

議両親は、二人で義母の糖尿病の薬(インスリン注射等)を大量投与し、無理心中を図りました。

その後すぐ義兄に発見され、入院したのち無事助かっています。

それも私には演技のようにみえて、お見舞いにすら行きませんでした。

それからしばらく連絡することもなく、

娘が2歳の時、私は乳がんになりました。

治療中も2年間ほど会っていませんでした。

縁が切れた状態でした。

『金の切れ目は縁の切れ目』とは

こういうことなんだなと身をもって知りました。

治療を始めた時から、知り合いのカウンセラーさんからカウンセリングを受けていましたので、

あの時の自分は、まさに悲劇のヒロインだったなぁと

だんだん客観視できるようになり、いろんなことに気づけるようになりました。

あの当時、私よりも義兄家族や義両親の方が遥かに大変だったはずなのに、

自分達の人生を妨害された、壊された。ということにしか焦点を合わせることができず

自分のことしか考えられていなかったのは、私の方だったんだと思い知らされました。

物事の事実としては、理不尽ではありますが、

その物事のマイナスな視点ばかりを見て、

被害者意識で『私、可哀相。』のマインドにいました。

そこに執着して

『だって私悪くないもん。そんなの払いたくないし。

子供を預けてまで他人が作った借金の為に働きたくないし、

可愛いわが子を自分の手で育てたいもん。』という

現状を受け入れたくない、だだをこねる自分。

これらのエッセンスを照らし合わせると

義両親と私は同じだったということに、また気づかされます。

そこから徐々に義実家のことを許せるようになっていきました。

もしあの時、自分の思考をプラスに変えることができたらどうだったのだろう。

私は癌にならなかったかもしれない。

理不尽で許せないことなんて、生きていれば、日々多かれ少なかれあると思います。

私は、この出来事から癌になり、家族愛や人の温かみ、

その短い治療期間の中で沢山の人と出会い、

沢山のことを教わりました。

その中でも最も私にとって重要な教えは、

【思考】 考え方だと思います。

思考は現実化する

どんなことにもまず最初に思考があります。

(地球はまだ次元が低いので、現実化するまで時間はかかります。)

類は友を呼ぶ

同じ思考を持っている人同士が引き寄せられる。

(人は同じ波動の人としか出会えない。)

そして人生おいて手放すべきもの

★責任転嫁(人のせい)

★自己憐憫(私可哀相)

★依存心(人に頼る)

なんでも人任せにしていると、なにか起きた時、

あの人がこう言ったからあの人のせい。

だから今こうなった、私可哀相。という

負のスパイラルに入るのです。

なんでも私たち自身で決めています。

そこに気づいて行動することです。

2年前、

私のがん治療が落ち着いた頃、

家族で義実家のお墓参りに行きました。

帰りに久々に義母と義兄家族に会いました。

みんな温かく迎え入れてくれました。

子供たちも久々に会えて、すごく楽しそうに遊んでいて、とても微笑ましい光景でした。

いろいろあっての久々の再会

もう許せてる自分に対する義実家の対応は、こんなにも温かいのかなって思うほど温かかったのでした。

その時、今まで感謝が足りなかったのは、やっぱり自分の方だったんだなぁと

また気づかされました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?