褒めることを出し惜しみしない
ドイツ語を勉強中の私は、2週間に1回、ドイツ語を勉強したい私たちと日本語を勉強したい人たちの集まる会に参加する。
今日もその日で、2〜3時間ほどドイツ語や日本語を使っておしゃべりをしてきた。頭のなかにあったドイツ語がフル活用されて、オーバーヒートしている。
学校で授業を受けている時、なんだか私ってぜんぜんしゃべれないなぁと思う。単語は毎日新しいものに出会うし、理解に時間がかかって話すにならない。
上達をまったく感じないわけではないけれど、話すことって難しい。そう思いながら学校では過ごす。
でも、このドイツ語-日本語の集まりに行けば、私って案外話せるじゃんと思う。そう思わせてくれる環境がある。ありがたい。
それで、だからなのか、すごく褒めてもらえる。「前回会った時より上達してるね!」「話してること全部理解できるよ!」とか。
私って案外ドイツ語話せるじゃん!と思えるのは、話を聞いてくれる人たちの影響が大きい。
ドイツ語をネイティブレベルで話すような方たちに出会えるから、まずは言い回しを聞いてその場で盗む。そのまま反復して使うと、話せている気分になれる。
ちなみにここで「ネイティブレベル」と書いたのは、母国語がドイツ語ではない方たちも多いから。
ベルリンは私が知っていたよりもはるかに移民の多い都市で、だから私は居心地がよかったりするのだけど、子どもの頃にドイツに来たよという方もこの会には割といる。
だから、「ドイツ語を外国語として勉強した」というネイティブレベルのドイツ語話者の方と、この場では出会うことができる。なんだか不思議。
褒めてもらえるのは、やっぱり何歳になっても嬉しい。私ちゃんとできてるんだ、もっとがんばろうと思える。
そんな体験をしながら思うのが、私はそんなコミュニケーションを、日本語を勉強する外国の方たちにとってきただろうかということ。
褒められることはやっぱり嬉しい。こんな素敵なコミュニケーションを取らない手はないのに、私はうっかり忘れていたような気がする。
この先同じ状況に出会ったら、出し惜しみをせずに褒めを伝えたい。何が素敵なのか、具体的な話も添えて。
コミュニケーションは、2人以上のひとがいて成立するもの。そこで「褒め」というエネルギーを渡しあえるのは、すごく素敵なことだと思う。
褒めることを出し惜しみしないことを、もっとたくさんやっていきたいと思った体験だった。
7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️