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ドイツ語を話さない私がドイツでAppleに問い合わせた

先日、クレジットカードが不正利用されたとの連絡をもらった。これは日本のカードだったので、日本語でやりとりができたのがなんとも幸いなこと。

が、問題だったのは、それがAppleで不正利用されたということ。そしてなぜだかわからないけれど、この問い合わせが日本語のオペレーターに繋いでもらえなかった。

3回問い合わせて、初回はGoogle翻訳を使って英語で、2回目と3回目はドイツ語で問い合わせた。私はドイツに住んでいて、私のドイツ語はカタコトだけれど、英語ができないので腹をくくってドイツ語で打ってみた。

すると、案外なんの問題もなく解決ができた。ひとはこういうときに自分の成長を知るのだなと、何か問題が起きた時こそ実感する。


私は自分のドイツ語をまだ信じられていない。5か月学校に通ったし、なんなら大学の頃から勉強をしたりしなかったりしている。でも、私の言葉を信じられていない。

話したい気持ちはあって、ドイツ語でドラマを見たり、ポッドキャストでシャドーイングをしたり、自分なりに練習をしてはいる。それに、ドイツ語話者の方と話せる場にも出かけている。

だけど、結局母国語であるドイツ語で話してしまう。私がドイツ語で話さないことの敵は、私の中にいる。他でもない私が、話すことを邪魔するのだ。


ドイツ語でAppleのサーポトに問い合わせて、なんだ私、チャットなら問題なくできるじゃんと気づいた。だって届いたものは翻訳を介して確認すればいいし、返信は簡単に返しても伝わるから知っている単語でなんとかなる。

チャットで問題が解決できた時、私はちょっと自信がついて、恋人に「ドイツ語でチャット問い合わせができた!」なんて報告したりした。

がしかし、またAppleが使えなくなった。でも私はもうチャットができるし、なんて気楽に問い合わせをしたら、「電話じゃないと解決できないから電話をするね」とチャットが届いた。これは完全に想定外だ。

だけど他に方法がないそうなので、私は「Versteheわかりました」とだけ返信を打って待った。ダメだったらその時だし、一度やってみればいいと。

結果は、やっぱりあまりわからなかったけど、大事な問い合わせ番号と、「私はドイツ語があまり理解できない」ということだけは話せたから、オペレーターの方が親身になってくれたおかげで解決できた。

あれ、ドイツ語がうまく話せなくてもなんとかなった。なんて思った。


ドイツ語を話さない私がドイツでAppleに問い合わせたら、場に求められて必要なことはドイツ語で話せていたし、解決したかったことも解決できた。

私はまた一歩、ドイツ語へのブロックを手放せたかもしれない。というか、手放せたということにして、もっとたくさんブロックを手放したい。

言葉を積極的に話すことは、私にとっては難しい。でも、どこかできっかけを持たなければ状態は変わらないわけだし、今回のことはきっかけとすべきことなのだろうと思う。

ドイツ語を話そうとしなかった私も、必要に駆られてなんとか問い合わせができた。私の自信にしておこうと思う。

7年半勤めた会社を30歳で辞め、好きな場所に住んで好きな仕事をする人生を作り直すと決めました。サポートいただいたお金は、退職後にお仕事にしているコーチングのスキル向上や、noteを書き続けるための生活に使用します🙇🏻これからも記事を通してみなさんと繋がれたら嬉しいです☺️