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1番分かりやすい、特殊相対性理論(1)
相対性理論を理解するために、まずは、「特殊相対性理論」について詳しく深掘りしていきます。
話が長くなっちゃうので、今回は「特殊相対性理論」の中身についてお話ししていきます!
◆「特殊相対性理論」の中身
特殊相対性理論は、「ニュートン力学」と「電磁気学」という2つの考え方から成り立っています。
「ニュートン力学」 + 「電磁気学」 = 特殊相対性理論
ここから、さらに、「ニュートン力学」と「電磁気学」をそれぞれ詳しく噛み砕いていきましょう。
この2つの理論がどんなものなのか分かれば、「特殊相対性理論」がどんな理論なのか、なんとなーーーーくでも分かるようになってきます。
◆ ニュートン力学
誰の理論?
「ニュートン力学」を発表したのは、アイザック・ニュートン。
万有引力の法則を考えた人。(木から落ちるりんごがなんとやらってやつ🍎)
どんな理論?
ニュートン力学は、運動3法則のことをいいます。
一旦、この運動3法則は、よく知らなくても大丈夫です。
(もう脳みそに余力がない人は無視して良いまである。)
ここでは、この運動3法則が『絶対時間』と『絶対空間(絶対座標)』と言う条件を元に考えられている、と言うことだけ覚えてください。
『絶対時間』と『絶対空間(絶対座標)』は、簡単に言うと、
誰から見ても、どこにいても、時間が進むスピードは同じで、
誰から見ても、どこにいても、モノの長さも大きさも同じと言う考え方。
運動3法則は、
① 慣性の法則
止まってるものは止まり続けたいし、動いてるものは動き続けたい。
② 運動の法則
モノの加速度は、加わる力の大きさに比例する。
③ 作用・反作用の法則
物体から物体に力が作用するとき、互いに同じ力の大きさで反響し合う。
【ポイント!】 ニュートン力学で覚えておきたいこと
特殊相対性理論を理解するために、ニュートン力学で覚えておきたいことは、
モノの運動は『絶対時間』と『絶対空間(絶対座標)』の考えに基づいて、
止まっているモノも、(等速直線運動で)動いているモノも、力学法則が同じになると言う「相対性原理」の考え方。
”誰から見ても、どこにいても、時間もモノも変化しない!”
◆ 電磁気学
電磁気学全体ではなく、電磁気学の基礎になる方程式が重要です。
ただ、実際の方程式は難しいので以下の大事な部分だけ覚えてください。
誰の理論?
「電磁気学」の基礎になる方程式を発表したのは、ジェームズ・マクスウェル。
どんな理論?
「電気」と「磁気」の関係を説明する方程式。
【ポイント!】 電磁気学で覚えておきたいこと
ジェームズ・マクスウェルの方程式から導き出したのは、以下。
① 光の速度は秒速約30万キロメートルで一定である
② 光は電磁波の一種で、波のように伝わる
③光を光の速度で追いかけても、光は高速で動いているように見える。
◆「ニュートン力学」と「電磁気学の方程式」の矛盾
「ニュートン力学」の『慣性の法則』には、
止まってるものは止まり続けたいし、動いてるものは動き続けたい。と言う性質があります。
(電車や新幹線に乗っていても、中にいる自分は止まってい続けられるのを想像してくださいね。)
![](https://assets.st-note.com/img/1689257602502-Wvi9qbHrFL.jpg?width=1200)
例えば、2台の電車が全く同じスピードで並走していたら、風や外の風景が見えない限り、自分や相手が止まっているのか進んでいるのか分からなく見えます。
つまり、比べる相手が「光」だった場合、自分も「光」と同じ秒速約30万キロメートルで同じ方向に動き続ければ光も止まって見えるはず!!!
一方、「マクスウェルが考案した電磁気学の方程式」では、
光を光の速度で追いかけても、光は高速で動いているように見える。と言っています。
2つの理論を見比べると、下の絵のように見えるはずなのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1689262999605-PEmRVo7mVi.jpg?width=1200)
「光」は、止まって見えるのか?動いて見えるのか?
この矛盾を解くために必要になるのが、ニュートン力学で出てきた、
『絶対時間』と『絶対空間(絶対座標)』の考え方です。
つまり、”誰から見ても、どこにいても、時間もモノも変化しない!”の考え方がキーワードになります。
長くなってしまったので、
次回「特殊相対性理論(2)」のお話に続く、、、→→→
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