妊娠中の夜のよもやま
最近書きたいことがいっぱいあって、読みたい本もいっぱいあって、買いたいものもいっぱいあって、いろんなことに気持ちが向かいすぎて、結局はただ時間だけが過ぎていく土曜日の午前。
今日は書きたいいろんな話を一旦脇に置いておいて、頭に言葉が浮かぶままにつらつら書いていきたい。寝起きでぼーっとしたまま、温かいミロを飲みながら頭に浮かぶことを。
妊娠8ヶ月も終わりに近づき、ここ1、2週間は大きくなってきたお腹が邪魔で仰向けも横向きもいっそう寝苦しくなってきた。
お腹が大きいといっても、もともと小柄な上に初産だからか、真冬の今、ダウンコートを着るとあまり妊婦と気づかれない。
ただモコモコしてるだけの人。
でもそれもそのはず。
実際、妊婦健診で計測される子宮底長は現在22センチと、週数の割にはかなり小さい。
しかし私の見た目に反して、中の赤ちゃんは立派にすくすく育っているようだ。昨日の健診では推定1650g、2週間前より400gも大きくなっていた。
だからやっぱり、大きなお腹と私はいいたい。
抱き枕を抱いて左半身を下にして眠るシムスの体位は妊婦も楽だという。
でも最近はシムスの体位も苦しい。
第一、毎晩左半身を下にして寝るせいで、左肩が痛くぐったりしてくる。
結果、夫に買ってもらった抱き枕に背中を向けて右向きに寝ることが増えた。
それでここのところずっと、日替わりで右腕がだるかったり左腕がだるかったりを繰り返している。
横向きに寝ると、お腹の側面がベッドにあたるので赤ちゃんの動きがダイレクトに伝わってくる。子宮の端っこには赤ちゃんの足か手があるようで、細やかなモゾモゾモニョモニョした動きがくすぐったく、寝付けない。
この人いっつも、「さあ寝るぞ」って時に動き出すんだから。
あ。こんなこと書いたら、たった今お腹の中で「なにをー!」みたいなモゾっとした大きな動きをしました。かわいいです。
私はいつの間にやら眠っている最中にはもはや寝返りを打たなくなったようで、目を覚ましてはっきりと意識があるときにしか体の向きを変えることができないでいる。
ベッドで横たわっている時に体の向きを変えるのは毎回一苦労。
肺が圧迫されて息も苦しめなので、寝返りをする時は体を支える、支えながら向きを変える、息が苦しくない枕位置を探し当てる、など動作を小分けにしないとできない。
横になっているのにいちいち息切れする。
夜中に目を覚ますのは、妊娠してからというものデフォルトになっている。
目を覚ましては、よいしょと体を起こして枕元の窓辺においているお水をごくごく飲む。コップと2リットルのペットボトルのお水を窓辺に常備してからベッドに入るのはルーティンだ。
妊娠期間を通して喉がよく乾くけれど、ここ最近はつわり期並みに特段喉が乾くようになってきた。夜間だけでコップ1.5杯は飲んでいる。
水を飲んで、それからお手洗い。いっときは異常なまでに頻尿だったけど、最近はちょっと頻度が落ち着いて、夜中は1回くらいで済むようになった。
寝返りだけでも大層な感じなのに、トイレのために起き上がるなんてもう本当に一度のことでも仰々しくなる。
頻度が少ないのはありがたい。
そんな寝苦しさで夜中の眠りが浅いので、朝は少し寝坊気味になってきた。
その一方で、妊娠中期以降のマイナートラブル上位に入る「こむら返り」「むくみ」については優秀な経過を辿っている。
毎晩きっかり足が攣る人も多いと聞くけど、私はこの4ヶ月でも数えるほどしか足が攣っていない。
勝因はたぶん、湯たんぽだと思う。
夜ベッドに入る前にケトルでお湯を沸かし、湯たんぽをつくってお布団の中に入れ、足元に置く。
足先を乗っけたり、ふくらはぎを乗っけたり、とにかく足元をぽかぽかさせて毎日眠る。
ちょっと気温が上がった日に「暑いな」と思って湯たんぽを邪険にすると、必ずと言っていいほど、明け方4時頃足が攣って絶叫する。
私がこむら返りとほぼ無縁な夜を過ごせているのは、間違いなく湯たんぽによる血行促進効果だと信じている。しかも、むくみ知らず。
着圧ソックスも不要となっている。エコ。
妊娠していると、夜眠るだけでもストーリーができあがる。なかなか深く眠れないと思いつつ、産まれた後はもっと眠れないのだろうとも思う。
今日で出産予定日2ヶ月前。
不安もあるけど、わくわくしてる。
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