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【ココロノマルシェ回答】毎日アウトプットを続けていくには?

こんにちは。
ライフストーリー インタビュアー/心理カウンセラーの 真中愛です。


今日は「ココロノマルシェ」に寄せられたお悩みに回答します。

↑ ココロノマルシェへの投稿はこちらから


毎日アウトプットを続けていくにはどうすればいいでしょうか
uni さん

こんにちは。
まだ形になっていないものをお話として形にしていくのが好きです。
そこから、お話のあらすじや「こんな話なら人は喜んでくれるかな?」という原型を作ってオフの日は遊んでいます。そうしている時が一番リラックスとストレス発散ができます。
これをもっと自然に、周囲やネットの評価を気にせず続けていきたいのですが、ふとした時に現実的な思考が出てきて気持ちがぐらついたりします。
それは子どもの頃の親からの否定や、今の時代の表現者の多さの中で「結局何にもならなかったらどうしよう」という気持ちがあるのかもしれません。
私はこれが面白いと思うけど、一般受けしなかったり、ずっと面白い感覚を出し続けられるんだろうかと思う部分もあります。
形のないものを信じて続けていくにはどうすればいいでしょうか。
今までの過去をリセットして「0からの再スタート」のような気持ちで今はやっています。
一度表に出してみて、プロからの評価を受けてから考えてみればいいのでしょうか。
抽象的な表現が多く、すみません。

uniさんこんにちは、はじめまして。
「ココロノマルシェ」へのご相談ありがとうございます。
真中愛が回答させていただきますね。


ご相談タイトルを読んで私のことかと思ってしまったのですが、これを読んでくださっている方の中にもきっと、「アウトプット、毎日できたなら!でもできない」という方がたくさんいらっしゃるのではないかと思います。


>まだ形になっていないものをお話として形にしていくのが好きです。
 (中略)
>そうしている時が一番リラックスとストレス発散ができます。
リラックスとストレス発散の両方ができるなんて、uniさんは間違いなく「お話として形にしていく」才能をお持ちの方なのだと思いました。
オフの日は創作して遊ぶ、なんて、とってもすてきですね!


そんな創作に関するご相談文から、uniさんの現状についてを以下のふたつにまとめてみました。

■理想(なりたい姿)の部分■
>毎日アウトプットを続けていく
>もっと自然に、周囲やネットの評価を気にせず続けていきたい
>形のないものを信じて続けていく

■不安や迷いの部分■
>ふとした時に現実的な思考が出てきて気持ちがぐらついたり
>「結局何にもならなかったらどうしよう」という気持ち
>一般受けしなかったり、ずっと面白い感覚を出し続けられるんだろうかと思う部分
>一度表に出してみて、プロからの評価を受けてから考えてみればいいのでしょうか


不安や迷いは、おもに「他者との比較や周りからの評価」=他人軸の視点、から来ているように思います。
また、自分の才能や能力に対する不安もあるようです。
これらが「現実的な思考」に当たり、そのせいで気持ちがぐらつくのですね。

一方の理想では「評価を気にせず、信じて続ける」という、自分軸の言葉が並んでいます。
つまりuniさんは、自信のなさや他人軸(現実的思考)によって気持ちを乱されることなく、自分軸で創作を続けたい、ということなのですね。


創作とは自己表現であり、uniさんであればお話を形づくることそのものに自己表現の喜びを感じていて、だからこそその才能があるのだと思います。
一方で、
>「こんな話なら人は喜んでくれるかな?」
とおっしゃっているように、読んでくれる人のことを考えて自己を表現することもまた大きな喜びであり、エネルギーの源にもなりますよね。
形にしたものを誰かに伝える、つまり与えることで、エネルギーの循環というまた新たな喜びが生まれます。

そう考えると、創作を表に出す、ということは「愛を与える」ことと同じなのかもしれないな、と思いました。
uniさんの愛(お話)を、多くの人の喜び、楽しみ、心を豊かにするために与える(表に出す)。
そう捉えてみたときに、uniさんはどのように与えたいと思いますか?


愛を与えるためには、まず私が私をなによりも大切にして、愛してあげる。
そうして自分の内面を愛で満たすことで、その価値に自信を持って与えることができるようになります。
同じように、お話を表に出すためには、まずuniさんがuniさんのお話をなによりも大切にして、愛してあげる。
そうして自分の内面を創作の喜びで満たすことで、形のないものを信じて続けること、お話の価値に自信をもって表に出すことができるようになるのではないでしょうか。

そこで無理をしたり、出し惜しみをしたり、受け入れられないと思ったり、見返りを求めると、それはいつしか義務となり、不完全燃焼感を生み、自信のなさや不安になり、評価を求めるようになるのかもしれません。

自分が生み出したお話のいちばんのファンに、自分がなる。
そんなすばらしいお話を生み出す自分の才能を、もっと信じてあげる。
それらが、より自然な姿のuniさんで続けていけることにつながるのではないかと思います。
同時に、
「私の大好きなこのお話を、プロはどう評価するだろう?」
という、よりワクワクした気持ちで表に出せるのではないでしょうか。


そして。
タイトルでありながら本文中にはいちども出てこなかった
「毎日アウトプットを続ける」。
それはuniさんが本当に目指している姿なのだろうか?ということが疑問として残りました。
「周囲を気にせず、もっと自然に、形のないものを信じて続けてゆく」ことができたとき、「毎日」という頻度は必ずしも重要になるでしょうか?

もしも
「アウトプット=毎日がベスト」
というようなとらわれからの目標だとすれば、uniさんの自然な姿ではないですよね。
そういうとらわれから自由になることでより自然な自分に近づいてゆくこともまた、創作を続けていくのに大いに役立つことかもしれません。


uniさんが自信を持って世に出したお話を読むことができる日を私も楽しみに、いつでも応援しています。

お読みいただきありがとうございました!


■真中 愛【ライフストーリー インタビュー/カウンセリング】

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