私がうつ病を治さなくてはならない本当の理由
昨晩突然身内が亡くなったので、正直今日のnoteできちんとまとまった文章が書けるか不安です。
私自身まだ頭が混乱しています。
私ととても近い身内ではないのですが、姉の義父であり、私の大好きな義兄の父であり、私がこれまでお世話になった方でした。
姉と義兄が付き合い出したのは私がまだ高校生の頃でしたので、義兄一家とのお付き合いもだいぶ長いです。
常にそばにいてくれたような存在で、私の成長を見守ってくださいました。
今は姉と義兄と、お母様を初め義兄一家の心と体調が心配で仕方がありません。
お亡くなりになるには少し早い年齢でしたので、心の準備ができずに相当ショックを受けられていることと思います。
まだバタバタと葬儀の準備などで慌ただしいと思いますが、大丈夫かな…。
少し昔話をさせてください。
私が結婚する前の話です。
私はうつ病が原因となった会社を辞め、フリーランスをしていました。
引き続きゲーム会社から仕事を受けていました。
しかし、ちょうど元婚約者との婚約解消という出来事と、仕事での人間関係がうまくいかないことが重なり、うつ病が悪化していた時期がありました。
お薬も当時は飲んでいませんでした。
その前に1年間も効かない薬を飲んでいて、先が見えなかったので独断で病院に行くのも薬を飲むのもやめてしまったのですよね。
これ、決して真似しないでください。
急に薬をやめると離脱症状が出る可能性があります。
私は急にやめたことによって3ヶ月くらい寝たきりの離脱症状に悩まされました。
色んな出来事が重なって、私の思考は死ぬことしか考えられませんでした。
自分がいつ自殺するか分からない状況でした。
そしてこれでは死ねないと分かっていながらも、2階から飛び降りたことがあります。
その時当然ですが怪我をしたのですよね。
むしろ怪我だけで済んで良かったです。
その頃の記憶自体が曖昧なのですが、すぐに東京から姉が駆けつけてくれました。
そしてそれをきっかけに姉と実父の助けを借りて東京にいるアメリカ人の先生にかかりつけ医になってもらいました。(結局色々な事情でその方から別の病院へ転院することになったのですが。)
アメリカ人の先生にかかってからは正しい薬を処方していただき、症状がだいぶ落ち着くようになりました。
東京にいる間は姉と実父の世話になりました。
その時アメリカに住んでいた両親もかなり心配していました。
アメリカ人先生を見つけてくれたのは継父です。
そしてある日、身も心もボロボロだった私のために、姉が義兄の実家に気分転換にと連れて行ってくれることになりました。
義兄の両親も私の状況を知っていました。
うつ病のことも、婚約解消のことも。
知った上で、笑顔で迎えてくれました。
義兄の実家は温かいです。
温かい家庭に憧れていた私はお父さん、お母さんの顔を見るとホッとしました。
お父さんもお母さんも立派な方で、聡明で、優しいのです。
お父さんは凝り性でハマったことはとことん極める人でした。
カレーをスパイスから作ることにハマっていたお父さんは、私に美味しい手作りカレーをご馳走してくれました。
お昼にお母さんがフライヤーで天ぷらを揚げている時に、私がお手伝いを申し出たところ、天ぷらの揚げ方を丁寧に教えてくれました。
食べ終わった後も姉と一緒にお皿洗いをさせてくれました。
よそ者扱いなどせず、家族の一員として受け入れてくれました。
「いいのよ、休んでいて」などの社交辞令はなく、お手伝いさせてくれました。
なんだか、この瞬間だけ私は子供に戻った気持ちでした。
嬉しかったのです。単純に。
すごく嬉しかった。
顔が暗かった私に対してもいつも通り接してくれたご両親。
家族として受け入れてくれたご両親。
私はいつも人に助けてもらってばかりいました。
今までnoteで私は妊活がしたい、社会復帰がしたいと言っていました。
それは今でもそうです。
でも私がうつ病を治したい、治さなくてはならない本当の理由は恩返しがしたいから。
家族、友達、夫。
大切な人に、恩返しがしたい。
元気になって心から笑える姿を見せたい。
うつ病になって、人の優しさに触れました。
サポートしてくれる人たちがいたから、私はこうやって今生きていられる。
「死」は突然訪れるものです。
大切な人がいついなくなってしまうか分かりません。
当たり前のものがいつ壊れるかなんて誰にも分からない。
だから今私にできることは、元気になること。
下ばかり見ないで、前に進むこと。
頭の悪い私には、そのことしか考えられません。
私が元気になったら、今度はたくさんの人に元気を与えたい。
それが、うつ病を治したい本当の理由。
だからまず私は私を元気にしてあげなくちゃ。
私を元気にさせることができるのなら、
きっと他の人も元気にさせることができると信じているから。
だから自分に証明したい。
お父さん、今までありがとうございました。
本当にお世話になりました。
どうか安らかにお眠りください。
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