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白ワインをグラスに一杯

わたしたち夫婦は、非常にお酒によわい。


わたしはレモンサワーなら1杯半でへろへろになる。赤ワインはおそらくタンニンがあわないためほぼのめず、日本酒はよくみがかれた(要するにお高い)ものしかのめない。夫はさらにだめで、レモンサワーもグラスに半分が限界。ずいぶんと安上がりな夫婦である。

しかしおいしいヴィーガンなごはんを食べにゆくのはすきなので、そのたびに少しだけ、お酒を試してみる。そのなかで、最近よく出会うようになったのがナチュラルワインだ。ヴィーガンだったりオーガニックだったりのごはんとは、きっと相性がよいののね。たいがいのメニューに、オーガニックなナチュラルワインがある気がする。


赤はだめなので白だけ試しに、とのんでみたところ、びっくり、ワインに特有のはげしさがなく、すうすうと飲める。そこで話しをきいて、ワイン苦手を作り出しているのが酸化防止剤だと知る。なるほど、ワインについて誤解していたわ。
さすが聖書でイエスの血と表現されているだけある(あれは赤ワインだけど)、おいしいワインは、スッと血と混じって体じゅうをめぐるような気がする。体温があがり、おなかがあたたかくなるのがわかる。

この体験をしたあと、白ワインはたのしくのめるようになりたいね、と、はじめて家にワインを買ってみる。近くの自然派食品のお店で手に入れた、ナチュラルでヴィーガンな白ワイン。良しも悪しもわからないけれど(おい)、ワインとパスタ、デザートにビターチョコの夜ごはんは、小さいころに憧れていた大人になったようで、よい。

でも今度はちゃんとワインショップで、ちゃんとすすめてもらって、ちゃんとおいしいワインを買いたい。

ほめられてのびるタイプです