日本流「女性らしさ」の言葉をアメリカで脱ぐぞ!
米国カリフォルニア州にきて6日目。
ずいぶん暮らしのペースも慣れてきました。
今回は藤岡さんのボクシング帯同で来ていますが、
ついでに、私もトレーニングしまくろうと思っています。
アメリカの好きなところは、
・人がとってもフレンドリーなところ
・良くも悪くもダイナミックなところ
そして、日本と比べると男女の「らしさ」が少ないところ。
昨日、元キックボクサーで在米のだいしん君に案内してもらい、
総合格闘技ジムへ。
現役ぶりのキックミットを持ってもらいました。
シャドーボクシング1R3分をフルでやっただけで、ヒーヒー。
引退してからやりませんから、シャドーフルで、なんて。
からのミット打ち。
現役以来(7年?)久しぶりに楽しかった。
反省点は多々あれど。
米国はたくましくたってモテる
その後、ランチをした時に、23歳のだいしん君が米国と日本における女性の格闘技、女性観についてぽろっと話してくれたんです。
「日本はまだまだ女性が格闘技をすることに抵抗感はあるけれど、こっちはそんなことなくて。
UFCの筋肉がすごい女性たちも女性として美しいってめっちゃモテていますもん。強くてモテています。
僕が日本人だって知るとよく「お前は骨が好きなのか?」ってからかわれる。日本の女性は細すぎるから」
日本にいると格闘技をしていることを奇妙な目で見られることもある。
「女性なのに…?」
流石に選手になって見た目も強そうになってから、そういう人を寄せ付けなくなったが、コメンテーターや年配の著名な方からのコメントなどで、
そんなどうしようもない言葉を耳にする。
女性だからなんなのでしょう?
女性だからか弱く?弱々しく?
小さな頃から自然と強さに憧れて成長してきた私として、
この「女性だから」の言葉にはかなり頭を押さえつけられてきた気がする。
どうしても当てはまらない「女性だから」の枠。
思春期には女性らしさというものを装ってみたものの居心地が悪かった。
そしてシュートボクシング に出会い、解放された。
まっすぐに目指していい「強さへの道」。
Go To STRONG!
私は見つけられて幸せだったと思う、心地よいポジションを。
その心地よさがアメリカにはもっとあった。
自分の規格にあった場所に身を置けるなら…
米国に来ると人のサイズにまず面食らう。デカイ。
私は日本にいると体が大きいとよく言われるものだが、
米国に来るとむしろ小柄になる。
現役の格闘家時代、私はフライ級(50.5キロ)にまで落として苦労したが
米国ではむしろ私サイズの強いのなんてゴロゴロいた。
4年前に米国に初めて来た際も、
「あ〜、私の規格はこっちだったんだな…」って思った。
とは言え、私は何の後悔もせず引退したが、
チャンスがあるのなら、自分の規格、適性ある場所に身を置くことを
今の選手たちには強く勧めたい。
限りある貴重な時間だから。
今も、多くの日本の格闘家たちが米国に来ている。
なかなか埋まらない溝を待っている時間は選手どころか、誰にだってないはずだ。
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