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「いい顔」がわかるようになってきた。

年齢を重ねてくるとわかってくることも増える。

その一つが「いい顔」か、そうではないか。

美女であることが「いい顔」ではないし、
イケメンが「いい顔」ではない。

その人は「どう生きてきたか」が顔に出ると言うが、
本当にそうだと思うようになってきた。

勝手な持論だが、整形など手を加えると一気に「いい顔」からは遠ざかる。

その人が「どう笑ってきたか」「どう怒ってきたか」が、
シワひとつ、頬の上がり方ひとつに表れてくるものだから、
人工的だと、人間の繊細な察知能力から「不自然さ」を、
どうしても感じてしまう。

AIと言われて久しい昨今だが、
むしろ、対極する人間の能力の凄さが私には感じられるのだが。

だからこそ、会った時の印象はとても貴重。
SNSや加工全盛期の今だと、写真だけではなかなか「いい顔」はわかりづらくなってしまった。
それでも、笑うとシワシワになってしまう顔や、微動だにしない眼差しをみると、鼓動が早くなる。

私は美女もイケメンも大好きだが、やっぱりいい顔と言うのはその枠にはおさまらない、完全オリジナルなものだと思う。

倍賞千恵子さんのように、きちんとした「おばあさん」になっている人に私もなっていきたい。

結局、いい顔というのは、あるがままを受け入れる度量を持っているかどうかにかかってくる。
これができそうで、意外にできていないことも多い。

でも私は若い頃からいい顔好きだったように思う。
あ、過去の好きだった方たちがイケメンではなかった、と言うわけではない。それも含めて私なりのイケメンさんたちでした。

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