京都、vs群馬での2連勝、自分的にはいままでで最高の嬉し涙!そして、京都の新アリーナ構想、現時点で感じてること。【バスケ】【Bリーグ】【エッセイ】
群馬との2試合、「2連勝を叶えた」で、「バスケの生観戦で、最高の嬉し涙を流した」、それはシンプルに「最高に心を揺さぶられたし、観ていて楽しいと思えた」から、そして「勝利を純粋に喜ぶ子供が想像以上に多いことが嬉しい」から!
課題は正直ある、でも、「フルエナジー」「40分間戦い続ける」「全員で束になる」のバスケスタイルが理に適ってるを証明できてるといえること!今季の京都は「33勝ライン」は充分に現実圏と信じてる、でも自分が「観たい景色」は「CSの景色」、今季の京都が最終的に届く旅路がどこか、シンプルに楽しみです!
「京都vs群馬」の2試合。結論から述べますと、「京都が2連勝」でしたけど、自分は、10月10日のnote記事で、下記のことを綴らせて頂いてました。
「2連勝を叶えて欲しい」。1人の京都ファンの立場としては、正直これでした。勿論、今季の京都の、特に「机上の戦力値」という意味でならば、「不可能ではない、30%程度の可能性ならばある」と。
ですけど、1人のバスケファンとしての「より客観的な解釈」は、「よくて1勝1敗」、というか、今季の群馬の意欲的な大型補強(数は少ないが的確で、しかも藤井・細川は、今オフの日本人選手でならば「特に推定市場価値が高いといわれていた選手」であること)、それに直近2年間の魅力的な「高速バスケ」に、上積み要素として「守備マインド」をもたらすべく、カイル・ミリングHCを招聘したこと。
そう考えると、「普通にやれば、群馬が2連勝しなきゃいけない相手」といえる。ただ、群馬も京都も、共に「意欲的な補強に成功したチーム同士」であり、かつ「負け癖が染みついている球団同士。負けるときは『信じられない負け方』を平気でする同士」でもある。その意味で、「何が起こるかわからない」こと。
いえることは、今季の群馬、京都のそれぞれが志向しているバスケスタイルが「額面通りであるならば」、「観ていて楽しいバスケ」がコート上で展開されることに期待していいのではないか、第一義的にこれに期待したい。
そのように、自分は感じていたんですよね。
(←第1戦の「感想ポスト」。全14ポスト。
このときは、自分は「シンプルに、とても嬉しい。でも明日を含めてトータルで」が、正直に感じてたことです。)
(←第2戦の「感想ポスト」。全24ポスト。
ポストの通り、いままでのバスケ生観戦で、「嬉し涙」が最も溢れ出た試合でした。
「まだRSの開幕4試合目」、それは頭ではわかってる。でも、自分にとっても、会場の観客にとっても[これはコアファンは勿論、子どものファンもとても嬉しそうにしてたのが印象的です]、「この試合が持つ意味の大きさ」がわかってたんだなと。
ですけど自分は、心がホッとしたのか、疲れがどっと出てきてしまって、予定よりもポスト執筆ペースが遅れるわ、結果、時間切れでネットカフェに移動するも、そこで寝落ちするわで、結果として「オール」になり、アップできたのは「翌朝の4時50分」です。
はい、勿論、翌朝の始発電車での帰宅になりました。今季の日程を見て、正直、いつか「オール」をするときが来るだろうと読んではいましたけど、「開幕4試合目」で早くもそうなったか…と。)
(←第1戦、第2戦、それぞれの「ボックススコア」です。)
では、群馬との2試合のレビュー的な執筆をさせて頂きます。
10月10日の、有料note記事。この有料部分で、自分は「開幕2試合を踏まえての、京都の『8つの課題』」を綴らせて頂きました。当時の記事よりもかなりかみ砕いた感じで、示させて頂きます。
「佐賀との、開幕2試合」。結果こそ「1勝1敗」でしたが、内容的には、正直課題がいくつも浮き彫りになった感じでした。
特に「A/TO」「守備」「状況判断」。この3つは、昨季からの大きな課題であること。そう考えると、群馬との2試合は、「勝機はどこかにあると思うけど、普通に考えれば、より厳しい試合になるだろうなあ…」が、自分の正直な読みでした。
で、迎えた試合。第1戦。この日は、西京極での「かたおかアリーナ京都」での初戦なこともあり、開場のときから「独特の熱量」を感じて。
(佐賀との開幕2試合は、円町での「島津アリーナ京都」であった。これは「西京極が4300人」「円町が6000人」の、収容人数の関係が大きい。
ただ円町は、京都駅より北側で、しかも「JR嵯峨野線沿線」[近年は観光客の増加傾向が顕著で、時間帯によっては混雑がすごい。そのため佐賀との開幕2試合は、「行きはJR、帰りはタクシー」で自分は対応しました。)
西京極だと、観る角度が慣れてる。「センタービジョン」があるので、これがあるだけでも、目に対する安心感・負担感が全然違うと実感で。
スタメンは、京都・群馬、御互いに開幕2試合と同じ。
(京都は「岡田-川嶋-前田-カロイアロ-ジャクソン」。
群馬は「藤井-細川-ジョーンズ-パーカー-ターズースキー」。
第2戦も、共に「同じスタメン」でした。)
1Qから、激しい競り合いに。「速い展開」で進んで、これは、もともと「高速バスケ」を志向し続けてきた群馬は勿論、京都にとっても「より望む展開」になったのではと。競り合いでしたけど、「やや京都ペース」で試合を進められた感じでした(実際、EFFでもそうなってた。スコア自体は「18-14、京都がリード」)。
2Q。特に「やりたい戦術」ができた場面が、「9:25~9:19」及び「8:04~8:00」。
いずれも「川嶋のスティール→カロイアロとの2メン速攻2P」。
特に「8:04」の場面は、「敵陣でのボール奪取での2P成功」でした。
いまリンク添付をさせて頂いたように、実は今季の京都、9月26日の練習試合での「vs奈良」で感じてたのですけど、「場面に応じて、前からプレッシングを仕掛けて(いわゆる『オールコート』)、ボールを積極的に奪取からの速攻を目指す」(いまの秋田や名古屋D、かつてのSR渋谷が、とりわけ得意としてきたスタイル・戦術)、この守備を積極的に取り入れてたのが印象的だったんですよね。
40分間ずっとするのは、体力面からも現実的ではない。でも、「ここで特に得点を取りたい」の要所の場面で「オールコートプレス」を活用するのは、自分は必要ではと感じてたんですよね(昨季の京都は、これがほとんどなかった)。
京都は現実論、個人能力では「B1では恐らく平均以下」です。
だからこそなおさら、より攻撃回数(ポゼッション数)を増やしたい。その意味で、「オールコートプレスを活用して、スティールを狙って、そこからの速攻」は、とても理に適っているのです。
後述で言及させて頂くかもですけど、自分はよく、
「『FG試投数』を多く増やしたい、そのためには『攻撃回数』を増やすことが、とても重要である。」
と述べてます。これは、特に京都のように「個人能力により劣るが故に、『TS%』(シュート成功率、得点効率)でより劣る場合」のイメージです。
実は、「『FG試投数』をより多く」自体はとても重要であるのですけど、「『攻撃回数』自体は、平均~平均やや下程度でもよい」場合がある、とも考えてます。それは
「『TS%』『A/TO』に優れていれば、『攻撃回数』自体は、平均~平均やや下程度でもよい場合だってある。」
と。ただ一方で、京都は「個人能力では恐らくむしろ平均~平均以下である」ですので、「A東京、SR渋谷」のような「ゴリゴリのハーフコートスタイル」は、はっきりと明確にNGである、とも思ってるんですよね。
勿論これは、「意識として、これがとても重要である」であって、実際の攻撃回数は、「相手との兼ね合い」及び「展開で、結果的にそうなる」こともあります。開幕2試合での佐賀戦は、佐賀に結果的に「うまく展開を殺された」が故に攻撃回数を落としてしまった、といえますから。
話を戻しましょう。2Qも競り合いではありつつも、「やや京都ペース」で試合を進めてはいました。ですけど、2Qで、「京都がファウルトラブルに苦しむ」感じになります(2Q終了時点でのスコアは「45-45、同点」)。
実際、2Q終了時点での京都は
「2ファウル(岡田、古川、ヒース、ジャクソン)」。
よりによって、重要性の高い選手ばかり。チームEFFは「53-45」と京都がリードでしたけど、ハーフタイム、自分は「嫌な流れだなあ…」の感覚を抱いていました。
両チームが共に「TS%が60%超え」で、「90点ペース」での試合内容でしたので、客観的には「観ていて楽しい」でしたし、だからといって守備が大味であった訳ではない(むしろその逆)。ですので、「1バスケファンとして」と「1京都ファンとして」で、少なからずの「ズレ」がありました。
3Q。「5:06、岡田が3ファウル」、「4:40、ヒースが3ファウル」。
立て続けに2人が「3ファウル」、特に「岡田の3ファウル」はとても痛い。連続で2FTを献上したこともあり、この時点で「56-60」。セオリー的には「負け試合」です。
しかも、「3Q,1:42、岡田が4ファウル」。「ファウル数を管理できてないのか」も、昨季の京都の課題でしたけど、「最も恐れていたことが、現実に起きてしまった」。しかもこの時点で「56-65」(「3Q,5:06」から「0-8のラン」を創出されていた)。
その後は京都が粘りをみせたが、「62-67、群馬がリード」で3Q終了。EFFは「74-73」でしたが、ファウルトラブルの影響は正直あった感じです。
4Q。この4Q前半で、なんと「展開が死ぬ」感じになります。プレーリズムが明らかにスローになった。この「スローなプレーリズム」は、群馬のカイル・ミリングHCが、むしろより得意な展開です(尤も広島時代は、就任時から3年目の初期までは、「むしろやや速めのプレーリズムを志向していた」感じであったが、より結果を出してたのは「プレーリズムをややスロー傾向にした」ときであった)。
ですけど、この「展開が死ぬ」感じは、結果的に京都に有利に作用した、自分は正直そう感じてます。「岡田の4ファウル」で、攻め手を大きく制限された京都にとっては、群馬に「より得意の高速バスケで、一気にたたみかけられる」ことが、むしろ恐れていたことです。でも、そうならなかった(勿論、京都の守備意識の高さの賜物でもありますが)。
「4Q,4:57」。いわゆる「オフィシャル90秒TO」の突入へのラストプレーですが、「ここでどうしても欲しい『この1本』」で、「川嶋が、トップからの3Pを成功」で「71-71の同点に持ち込む」という、「京都にとり、最高のシナリオ」で「90秒TO(=クラッチタイム)への突入」になりました。
この場面、実は、川嶋は対峙するジョーンズを一瞬のスピードで振り切って(あるいはジョーンズは、川嶋がペイント侵入を狙うと判断してた可能性もある。このとき「川嶋がPGを務めていた」ので)、自ら3Pのクリエイトに成功、しかも位置はトップ。
仕留めた。それと同時に、90秒TO突入のブザー。
「うおーっ!」。会場もベンチもとても盛り上がる。特に誰よりも嬉しそうに先頭で駆け寄る、澁田(ちなみに今季の澁田は、ここまで出場機会が激減してますが、一方で「先頭でコート上の5人を迎える」が最も多い、及び、「ベンチで最も声を出し続けている」のが澁田です。いわば、「誰よりも40分間戦い続けてる」のが澁田なんですよね)。
3Q以降、ずっと「苦しい展開」、つまり「群馬ペース」で進められていて、セオリー的には「ああ、負け試合だわ」の感じの中で、しかも、特に欲しい「この1本」の場面で、「考えられ得る、最も最高の得点の形の1つ」で決めたと。
(もう1つは「バスカン」[ドライブでペイント侵入、1on1を成功で、かつファウルももらっての「アンドワン」獲得]。ただ、群馬はこの試合で、「ゴール下を閉める守備」をしばしば用いていたので、バスカンよりは3Pの方がより現実性があった。)
「いける!勝てる!」、会場の雰囲気は、明らかにそうなっていました。
この熱量は、昨季の12月17日、「京都vs宇都宮、第2戦」(最終スコア、86-83、京都の逆転勝利)を連想させると。
運命の「クラッチタイム」。京都は「小西-川嶋-古川-ヒース-ジャクソン」。群馬は「スタートの5人」でした。
はっきりと結論的なことから述べますけど、自分は、
「群馬が、ターズースキーではなくて、ティーマンで臨まれると、より怖かった。そうではなくて、正直少なからず助かった。」
が正直な感じです。
何もこれは、クラッチタイム突入時すぐから出なくてもよかった訳です。そう、「4Q,2:56、74-74」、ここで群馬は「後半1回目の60秒TOを行使」するのですけど、このタイミングで「ターズースキー→ティーマン」にする方法があったはずと思うのです、でもそうしなかった。
(ちなみにこのときに京都は「川嶋-前田-古川-カロイアロ-ヒース」にしている。自分が京都のHCならば「岡田-川嶋-古川-カロイアロ-ヒース」にしてるが、結果的にこれは「ラナマジック発動」になったといえます。
そう、昨季の京都、自分は「采配でいくつ落とした?」と辛らつにいってきました、いまでもこの解釈は変わりません。でも一方で、「マジック」といえる独特の采配で、勝負師ぶりを見せつけた試合もいくつもあったんですよね、それこそ「宇都宮との第2戦」が最も象徴的ですけど。)
結果的にこれは、京都の守備陣に、幾分かの「心の準備」をもたらせたと映ってます。これがティーマンだと「3Pもあるから、どう守る必要があるのか、想定パターンが増える」けど、ターズースキーは古典型ですので、ジョーンズが1on1がより得意なことをも相まって、「まずはゴール下を閉めればいい。ミドル、3Pをされたらそのときだ」とイメージできることになった。
で、「4Q,1:41」、カロイアロのトップ左からの3Pで「77-76」にして、これで京都は試合を優勢に持ち込んだのですけど、この直前の「4Q,1:58」。藤井はトップミドルの位置で、ゴール下のパーカーにバウンズパスを使用として失敗になりました。映像を見返すと、実はこれが大きかった。
より厳密には、このとき藤井をマークしていた前田の守備です。身体をしっかりと寄せて、このとき最も気を付けたい「3P」を藤井にさせなかった。その上で、藤井のパスコースを読んだ「身体の寄せ方」ができてるのです。
昨季の3月以降。ここで守備を強化して欲しい、特にエースキラーを投入して欲しい場面、つまりこれは「半澤(現仙台)を投入が最もベストでは」の場面で、前田を引っ張る場面が散見されました。確かに前田は、2月の(負傷離脱からの)復帰以降、守備意識も守備力も大幅に向上させてはいましたけど、昨季の京都で「チームのno.1のDF型」は「半澤」と自分はずっと感じていた(これ自体は、いまでもこの解釈は不変です)。
ですけど、「前田を使い続けた」ことが正しかったことを、この「とても重要な場面」で証明したのです。で、この前田の好守備があったから、その後のカロイアロの3Pにつながったのではと。
(ちなみにこのときの「前田の好守備」は、生観戦のときは気付けませんでした、ですので感想ポストにも盛り込めてません。)
で、4Qの最終盤は、川嶋が「6つのFTを全て成功」。
群馬は、「81-78」での「4Q,16.0秒」、細川が左コーナー3Pを失敗。
これで逃げ切りに成功、最終スコア、「83-78、京都が勝利」。
勝利のブザーの瞬間。会場は、「まるで優勝したかのような、喜びの爆発」でした。自分も勿論、とても嬉しかったのですけど、「いや、まだ開幕3試合目だし、しかも明日だってある」と。
でも、そりゃあ嬉しかったのです。それは、この第1戦の持つ意味が、わかっていたからと。
でも、「まるで優勝したかのような雰囲気」は、なぜ生まれたのか。「3つの理由」があった、と自分は解釈してます。
第1の理由は「劇的な試合展開。しかも、昨季までの京都ならば『ああ、負け試合だわ』のパターンであり、特に『3Q終了を待たずに、岡田が4ファウル』になったのに、逆に追い上げて、最終的に逆転勝利したこと」。
これは「4Q,4:57、90秒TOの突入へのラストプレー、川嶋のトップ3Pの成功で『71-71の同点に持ち込んだ』が生み出した」、と正直感じてます。
第2の理由は「Bリーグ誕生以降で、群馬に初勝利になった」から。
自分は正直、これは知りませんでした(ちなみに「0勝6敗、すべて京都側のホームでの試合」であったとのこと)。注目しているのは、「御互いの机上の戦力値」「御互いのこれまでのそれぞれのシーズン成績」であって、過去の直接対決の通算成績まで、いちいち記憶してないからです。
ですけど、「へえ、群馬に1回も勝利できてなかったんだ、意外だなあ」と。「負のジンクスに終止符」、そりゃあ嬉しいよねと。
第3の理由は「今季、『大型補強に成功』できて、『優勝候補の1つ』とも目されていた群馬に、勝利できたこと」。
今オフの移籍市場で、それぞれの選手タイプでトップレベルの評価といわれてた「藤井」「細川」、そして「外国人史上最高年俸(推定4億円といわれている。少なくとも、帰化枠最高年俸の「ロシター、ホーキンソン」、あるいはNBA帰りのスーパースターの「渡邊雄太」を年俸で上回っているのは確実らしいと伺ってます)」にして「現役ドイツ代表(パリ五輪にも出場)」の「ティーマン」と、数は多くないけど、3人のいずれもが強烈な質を持つ選手補強の成功。
これは、2021年の島根の「安藤誓、ニック・ケイ、金丸」を連想させる大型補強です(実際に島根は、この「2021-2022」をきっかけに、一気に「CS出場権争い、優勝争いの常連球団」へと駆け上がってます)。
それも、ただやみくもな補強ではない、実際にポジションや選手タイプは、これによりバランスが整っていますし、ローテーションメンバーも昨季より1人増えた計算です。
その上、新HCにカイル・ミリングさん(前広島HC)。水野宏太HCでの2年間で積み上げた「高速バスケ」に、ミリングさんの代名詞である「守備マインド」を融合させる意図は、とても理に適っています。
新戦力が早い段階で「チームケミストリー」へと昇華できれば、「CS出場」及び「ファイナル出場(その先の優勝)」は現実圏といえる戦力値をつくりあげたこと。広島との開幕2試合も、「高速バスケ」「スローテンポ」の両方に柔軟に対応できることを証明で、スイッチが入ると一気に畳み掛ける破壊力も見せつけました。
そのような群馬に、「勝利を叶えた」こと。しかも、京都が昨季からずっと積み上げ続けてきた「フルエナジー」「40分間戦い続ける」「全員で束になる」を具現化し切っての勝利であったこと。
それが伝わったから、「まるで優勝したかのような喜びよう」になったのだろうなあと。
最終的には、スコアは「83-78」でしたけど、EFFは「106-76」と完勝。
課題の「FG試投数」は「29/59」、「TS%」は「62.0%」と高確率。
(群馬は「28/61」、TS%は「57.0%」。)
「A/TO」は「23/14」。これは群馬の「19/17」を大きく上回ってます。
それに、速攻の回数も、細かくは数えていませんが、恐らく10回近くはあった。「スティール数」も「7つ」成功できてます。
そう、苦しい展開が少なからずでしたけど、これは机上の戦力値では群馬がより上回るから、ある種当然。でもその中で、京都が「ほんとうに志向しているバスケが、大枠ではできた」といえること。これに特に意義があると考えるんですよね。
ですけど、だからこそ、第2戦がとても重要。机上の戦力値的には「1勝1敗でも、よくやったといえる」けど、本音としては「2連勝」が観たいし、それができる選手編成にはできてると信じてる。ましてや、事実上のフルメンバーであるのだからと。
第1戦の感想ポストは「22時40分」にアップ。
行きつけの天王寺のコワーキングスペースが、「23時」で閉室になることや、天王寺からの電車の時間を考えると、この時間にアップしたかった(完成させたかった)ので、目標時間にできてほっと一息と。
で、第2戦。この日は、阪急の「Privace」に乗って、西京極へ。
(第1戦は、天下茶屋駅から準急で76分を掛けて西京極へ、です。これは「時間的な関係」と、どちらも「とにかく確実に着席することで、生観戦の準備時間を確保したい」意図からです。
ちなみに今回は帰りは、第1戦も第2戦も、京都駅へと回って、「近鉄京都駅から、橿原神宮前経由で、大阪阿部野橋駅へと、近鉄特急」です。
[第1戦は時間が遅いこともあり、橿原神宮前からは区間急行。]
意図は「着席時間を多くとることで、振り返り時間をより多くとるため。気に掛かった場面を『バスケットLIVE』でチェックするためを含めて」。
それと、自分、「鉄道好き、特に『乗り鉄』」でもありますので、「趣味と実利、一挙両得にできるから」もあるのです。)
会場に到着すると、ファンの熱量を感じる。「今日の第2戦が持つ意味の大きさ」が、とても伝わってくる。
特に、自分の定位置のゾーン、「2階、メイン側の中央の上段の指定席(放送席の右隣のゾーン)」は、「子ども、若い世代のファン」が多い傾向であるのですけど、「ゆるく楽しもう」というよりも、第1戦もそうでしたけど「絶対に勝利するぞ!」が伝わる雰囲気でと。
で、試合開始。
第2戦は、ハイスコアゲームになった第1戦とは異なり、「スローリズムの展開」になりました。これは、はっきりと述べれば「群馬ペース」ですけど、より深く述べれば「(群馬の)ミリングHCがより得意とする展開」に持ち込まされたと。
1Q終了では「13-11」、京都がわずかにリードではありましたが、自分は正直「嫌な流れだなあ…」と感じてました。
「展開が死んでる」での推移は、2Qでも同様で、「2Q,4:59」、「2Qでの90秒TOへの突入」の時点で「19-23」。
その後、京都も少し巻き返しましたが、「2Q終了」では
「29-32」、チームEFFでは「28-37」。
「TS%」だと「12/32、42.4%」(群馬は「12/31、48.2%」)。
(特に3P成功数が「2/17」と壊滅的であるのが響いてる。)
「A/TO」は「8/6」(群馬は「10/7」)。
指標(データ)的には、厳しい数字が並んでる。明らかに「群馬ペース」であることが、示されてる。
「同じような失点のされ方」をしてる、その一方で「相手の守備を崩せてない」、典型的な「だめなときの京都」です。
「ジャクソンが、2ファウル」。これにも留意が必要といえる。
ただ、「同じような失点のされ方」をしてる、これは確かにそうで、失点は「ターズースキー(のゴール下)」「細川(の3P)」に集中してます。
でもこれは、裏を返せば、群馬の攻撃のキーマンである「ジョーンズ」「藤井」を抑えることには成功できてると。そう考えると、少なくとも守備面では「最優先でするべきことはできてる」といえる。
「序盤の14試合のうちの1つ」ですので、この時期は本来は「内容をより重視する」「使える選手を1人でも増やす」「戦術のレパートリーを1つでも多く持てるようにする」、これがより望ましいのです。
でも、今季の京都にとって、この「群馬との2試合」が持つ意味は、「ただの2試合」ではない。「いまの京都が、どこまでならば勝負できるのか」の重要な試合といえること。求められるのは、ただシンプルに「勝利」のみ、だから「内容は、たとえ不格好でもよい」。
本来の自分のバスケ観は、「不格好だけど勝利した」よりは「美しいけど負けた」の方がよほど意義がある、の価値観です。でもこの「群馬との2試合」は、「欲しいのは勝利、以上」と。
2Q終了時点で「29-32」。いまのままだと「65得点ペース」、内容的にはよくない。でも「よくないなりにも、3点差で食らいつけてる」し、そもそも本来の机上の戦力値は「群馬の方が、よほど格上」。
第1戦のように「ファウルトラブルの恐怖」という訳ではない(ジャクソンにこのリスクはあるが)。それをも含めて考えると、きっと勝機はある。
とにかく目安は、「『4Qの90秒TO(クラッチタイム)の突入の時点』で、『ビハインド6点差以内』」、これができてれば勝利は可能だから。
で、3Q開始、「29-32」。
なんとここから、「3Q,6:13」までの「3分47秒間」で「13-3のラン」で、「42-35」と、京都が一気に主導権を握って逆転に成功します。
この「13-3の原動力」になったのが、「カロイアロ」。
「13得点中、11得点に関与(6得点[うちFT4本]、2アシスト)」。
これは正直、視点を変えれば、「よくも悪くも、カロイアロのバスケIQでこじ開けた」、そのような得点もいくつか含まれてます(いるととても頼れるけど、いなくなると一気に機能不全になる。昨季の大阪がそうだった)。
ですけど、カロイアロって、決して「ボールホグ」「自分がシステム」って選手ではないんですよね。
実際、Bリーグ入りしてからの2年間での「USG%」は
「23.5%→24.7%」。適正値の範囲に収まっています。
そう、カロイアロの本質は、「システム・プレイヤー」、つまり「『チームスタイル』の中で『個』を表現できる」、いやむしろ、「『チームスタイル』の中で『その場面に応じた最適解の判断ができる』」ことこそ、カロイアロの神髄といえるのです。
35歳という年齢面での、「一気の衰えリスク」はゼロではないですけど、ここまでの5試合(練習試合の奈良戦を含めての)、懸念された「スピード、スタミナの衰え」は全く感じません(それどころか、特にスタミナは「恐らくチームno.1」といってよいでしょう)。
いま、「3Q前半、13-3のランでの、カロイアロが得点に絡んだ5つのプレー」を列挙させて頂きましたけど、いずれも「カロイアロのバスケIQの賜物」のプレーなのですけど、とりわけ「カロイアロの神髄」といえるのが(3)及び(5)のプレーです。いずれも「ミリ単位での好パス」あるいは「0コンマ何秒単位での好パス」なんですよね。
この2つのプレーだけで「5得点」、いわば「スーパープレーで勝ち取った5得点」といえるのです。
それと、カロイアロのスーパープレーではあるのですけど、ジャクソンのプレーも「隠れた特筆」といえるのです。いわゆる「良質の古典型」の望ましい資質能力といえる「できることの量は限られてるけど、できることの質が高い」と。「走っていて欲しいところに走れてる」ですし、(5)のリムランこそ特に、「これこそがジャクソンの神髄!」と映るのです。
と申しますのも、ジャクソン、「開幕の佐賀との2試合」は、正直あまりよいパフォーマンスとはいえませんでした。でも、「走れていない訳ではなかった(リムランを意図通りできてた場面もあった)」ではあって、あまり好印象ではなかったのは、「ヒースのポジショニングや動きの質が、より印象深かったから」が大きかったんですよね。
あまりこういう表現はしたくはないのですけど、昨季の横浜BCでのスコット。自分は正直、開幕4試合目の時点で「ああ、これ、やばそうだなあ…」と感じてたのですけど(ちなみに、くしくも昨季の横浜BCの「開幕1,2試合目」が京都、「開幕3,4試合目」が群馬でした)、スコットも古典型ビッグマンですけど、特に自分が「やばそう」と感じた大きな理由が、「本人はリムランしてるつもりだけど、そのリムランが『ミドルポスト』までで止まっていること」であったんですよね。それが結果として「河村個人軍」化の誘発、そして「何かがおかしい」をずるずると修正できなかった、になっていってしまった大きな理由になったのではと。
それを思えば、ジャクソンはそこまで酷い訳ではない、どこかできっと修正はできるはずである、と読んでたんですよね。
…という訳で、「3Q,6:13、42-35」。これで京都が優勢になった。
でも、群馬が恐らくこのままでは終わらないだろう。机上の戦力値の高さは勿論、開幕2試合で、あれほどの強烈な内容を示したことをも考えると。
(ここからしばらく、「とても辛辣な表現」の個所になります。ですので、それを踏まえた上で読み進めて頂ければです。)
そのような中で、「3Q,4:47、42-35」。ここで「モリスが登場」。
モリスは、今季の京都の「貴重な帰化枠の選手」です。
やっと来た、恐らくの「まとまった出場機会」。これをものにして欲しい。
ですけど、この「モリスの登場」が、京都にとっては「主導権を手放す」感じになってしまいます。明らかに、群馬を勢いづかせてるのを、その「息づかい」を感じると。
最終的に、モリスは「3Q,1:49」でベンチへ。この時点で「45-44」。
この間の成績、「2分58秒、EFF『0』、得失点差『-6』」。
正直、嘘であって欲しいが本音です、でも目の前に示されてた景色は、「走れてない」こと。はっきり述べれば、「パワーのない、昨季のスコット」だと(スコットは昨季、攻撃面では散々であったが、守備面では例年に近いパフォーマンスはできてた。でもモリスはそれさえない)。
モリスに求められる役割は、「カロイアロをSFでプレーできること」、そのために「スクリーナー等、汚れ仕事を地道にできること」、これが自分の解釈です。ですけど現実は、「カロイアロをSFでプレーできること」、ただそれだけ、以上。
「走れてない、スピードがない、ポジショニングが拙い」。
自分は、10月10日のnote記事の有料部分で、
「モリスには、『まとまった出場機会』を与えて欲しい。体力面から恐らく『長くて15分程度』が適正ラインと思われるけど、たとえそうでも『15分のためにできる最善の準備ができる選手だから』。」
の趣旨のことを綴りました。これは、「貴重な帰化枠を活用できなかったら、『1枠の無駄』になってしまう、それは嫌だ」の意味もありました。バスケ球団の1枠って、とても重い意味を持つと自分は思ってますので。
ですけど、突き付けられた現実は、「『2分58秒(178秒)』が、『178時間』に感じた」。これがどのような意味かは、読者のご想像に委ねますけど、自分は、10月10日のnote記事で、
「『ケネディ(茨城→B2富山)』との補強交渉が破談になったから、残っている中での『窮余の最善策』で『モリス』にしたと想像する(ブラウンよりはコスパがましな意味でもと)。」
この趣旨のことを述べましたけど、「ああ、やっぱり恐らくそうだったんだなあ…」と。正直、自分が京都のGMならば、モリスは、確かに昨季の島根では「一定程度の貢献」を示せてましたけど、「B1レベルではない、補強候補リストに値しない」、そう判断してたんですよね。
確かにモリスは、横浜BC時代からそうですけど、人間性は「ナイスガイ」ではあるんですよ。ですけど、バスケ球団の1枠って、「とても、とても、とても貴重で重い存在である」と。
勿論、モリス自身が、この「2分58秒」、とても悔しいであることを、誰よりもわかっていると想像の感じですけど。
(←リンク添付では「戦う顔」になっているが、一般的には「戦う顔をしていない」です。)
この、「モリスの2分58秒間」を、自分がどのように解釈しているのか、ここでリンク添付させて頂いたことが、「大きなヒント」といえると。尤もこの言葉でも、自分は「全然とても生ぬるいわ」が正直な本音です。
「これ以上は言わせないで」、これが自分の本音です。どのような選手にだって、その選手が大好きなファンがいる訳ですし、このモリスの部分の文章を、モリスのファンが読んだら、どれほど心が悲しむか、傷付くかと想像すると、自分だってとても心が痛みますし、こういうことを自分だって正直言いたくないです。
ですけど、より現実論を述べますと、1つの目安は「年始の『京阪ダービー』が復帰ターゲットであろう、水野の復帰試合」、それまでは「負傷者リスク」とかに備えておくのは一案だろうけど…と(ちなみに京阪ダービーまでの間に「20試合」もの試合数がある計算になります)。
(ちなみに水野は、開幕前の9月16日のトークショーで、「自分としては、できれば年内に復帰したいと思っている、ただ『治し切ってからの復帰』が大切とわかっているので、恐らく年始がより現実目標になるかな…とも思ってます」の趣旨のことを述べてます。)
まあ尤も、バスケ選手というのは「出場機会があってなんぼである」の仕事ですし、ケネディは今季、B2富山でレギュラーとして活き活きしている感じですので(個人的には、「いや、B1の中位~下位でならば普通に戦力だと思うけどなあ」ですけど)、そう考えると、少なくとも今季の意味では「ケネディとは、ご縁がなかった」と割り切るに尽きるかな、ですけど。
(ここまでが、「とても辛辣な表現」の個所になります、とても申し訳ないです。)
いずれにせよ、「3Q開始~3Q,6:13での『13-3のラン』」でつかんだ主導権を、「モリスの2分58秒」で、一気に手放してしまった。
これが影響したのか、3Q終了時は「47-44」。EFFでは「51-49」。
京都がわずかにリードですけど、痛恨の采配失敗にならなければいいけど…の感じで、「運命の4Q」になりました。
4Q前半。ここでも激しい攻防になり、「4Q,6:19」で「54-50、京都が4点差でリード」でした。
ここで、ジャクソンが「2つのスーパープレー」を起こすのです。
「4Q,4:46、58-52」。京都が望んだペースよりは正直ロースコア。
でも、「クラッチタイム」突入時で「京都が6点差でリード」。しかも、特に欲しい「この1本」を、「スティールからの速攻ダンク2P」という、京都が特に創出したい形で決めた。それも、軸の1人と位置付けながら、開幕3試合は正直苦しんでいたジャクソンによるスーパープレー&得点で!
EFFも「65-59」。少し京都が優勢になってる。「よし、これ、いけるぞ!」と。
運命の「クラッチタイム」。京都は「小西-川嶋-古川-カロイアロ-ジャクソン」。
一進一退で、「4Q,2:49、64-58」。ここで京都は「岡田-川嶋-古川-カロイアロ-ヒース」にします。
で、「4Q,2:19」、川嶋が右ハイポストからのミドル2P、これで「66-58」。結果的には、川嶋のこの2P成功が最後にとても効いた感じです。
「4Q,57.2秒」。ここで川嶋が2FTを成功で「69-62」。
「残り57秒で、7点差でリード」。「群馬が3Pを2本成功でも、まだ京都がリードしてる計算」。「よし、勝利が見えてきた!」、そう感じた。
ですけどここから、群馬(というかジョーンズ)が、ほぼ独力で2点差へと追いすがります。
「45.1秒」、左45度からの3Pを成功、「69-65」。
ジョーンズは3Pの試投率は高くないですけど、実は3Pの成功率は水準以上あるので、イメージほど3Pは苦手ってわけではない、むしろ3Pの試投率が40%程度あってよい感じの選手なんですよね。
「20.8秒」、一気の1on1で「バスカン」を奪取。1FTも成功で「70-68」。
この1on1こそ、ジョーンズの真骨頂。34歳ですけど、一瞬のスピードとテクニックで抜き去る技術は普通に健在なんですよね。
祈る思い。群馬は「藤井-辻-細川-ジョーンズ-ターズースキー」で「3P勝負」を鮮明にする。
ですけどその後、古川が合計4回のFTをすべて成功で「74-68」(一方で群馬は、ジョーンズがトップ左の3Pを失敗)。
で、京都がそのまま逃げ切り勝利、「74-68」、試合終了のブザー!
先にデータから。EFFは「87-69」。3Q前半の、カロイアロ中心での「13-3のラン」、4Q中盤での、ジャクソンの「鬼ブロック」「神スティール」が、京都の勝利を大きく引き寄せたことが伺えます。
「TS%」は「25/55、56.4%」(群馬は「24/58、53.0%」)。
「A/TO」は「20/12」(群馬は「19/15」)。
そう、京都が「苦しい展開がありながらも、志向するバスケをある程度以上は表現できた上で勝利を叶えた」が伺えます。
話を、試合終了後に戻します。
試合終了のブザー。会場の観客は第1戦以上に、喜びを爆発させてる。
当然でしょう、「大型補強に成功して、優勝候補の1つといわれてた群馬に、2連勝を叶えた」のですから。しかも「自分たちのバスケをほぼやり遂げての2連勝」でもあった。
「やったー、やったよー!」。自分は正直、既に嬉し涙が溢れ始めてました。
「群馬にほんとうに2連勝できることを、ほとんど想像できてなかった」、これが正直な感じです。「勝機はある」と頭では思ってましたけど、今季の群馬は、ただ戦力値を挙げただけではなくて、選手タイプを満遍なく揃えていて、「得点を取る形」をいくつも持っていて、「志向するバスケスタイル」も、基本型がある上にオプションをも備えている(基本型が「高速バスケ」、オプションが「スローテンポ」)。
確かに京都も、今オフは意欲的な補強に成功で、選手タイプを満遍なく揃えるに成功で(「なお帰化枠」は、ここでは置いておきます)、机上の選手層は「恐らく西地区でno.1である」と自信を持っていえます(この選手層をレシピ、チームケミストリーに昇華できるかが別問題である訳で、ロイ・ラナHCが、今季の始動時から鮮明にしている「自分自身も変わらなければいけない」がどれほどできるのか、も大きな鍵の1つと読んでますが)。
ですけど現実論は、「昨季は17勝と赤点のチーム」、そう、「負け癖が巣くう球団体質」なこと(「負け癖が巣くう」は群馬もそうですが)。その上、京都は「Xファクター」の位置付けに対して、群馬は「ティア1、優勝候補」の位置付け。「よくて1勝1敗」が現実ラインだろうと。
「2連勝を叶えれば、京都にとってとても大きな自信・プラスになる」「今季の京都はマジでXファクターといえるぞを、Bリーグの他球団に強烈に示すことになる」、そう感じてはいました。
ですけど、「ほんとうに2連勝を叶えるとは」と。
「ほんとうに2連勝を叶えた」。確かに、「RSの開幕4試合目」ではあるのです、「CS出場をかけた、ラスト数試合の大一番」でもなければ、「CSの本番」でもない。
ですけど、今季の京都にとっては、「ただの2/60ではない、とても大きな意味合いを持つ2/60である」と。そう、今季の京都が「CS出場(=36勝)を現実圏にできるチーム」といえるのか、「30勝~33勝はできるかもだけど、それ以上ではない(というか、24勝~29勝にとどまるもあり得る)」の感じか、「意欲的な補強には確かに成功したけど、救う負け癖体質は深刻である、よくいって24勝程度」にとどまるのか。
あのとき、京都の会場で、多くの京都ファンが喜びを爆発させてたのは、「今季の京都は、いままでとは違う。36勝の景色、マジであり得るかもしれない」という自信が、恐らくまず大きいでしょう。
それと共に、京都の観客の多くが、「群馬の強さ・戦力値を認めていた」、これほどに喜びを爆発させてたのは、恐らくこれも大きいと想像です。これは、「藤井、辻」と、川崎の黄金期を長く支えた選手を擁してることもですし、「細川」の存在も正直大きいと思います。
(細川は、「2020-2022」の2年間、京都に所属していた。京都の古参ファンは、いまでも細川を応援してる人間が多くいると伺う。かくいう自分も、ロイ・ラナ政権の誕生で「京都のバスケスタイル・カルチャーの構築の開始」に着手の際に、久保田以上に、「細川にこそ、再建開始の京都で、京都の軸としてプレーして欲しかった」と強く感じてる人間の1人です。
尤も、細川は2022年オフ、京都の慰留を振り切って、三遠に移籍しましたが、三遠でプレーの質を深めて、幅を拡げたことで、「移籍の決断が正しかった」ことを証明したといえるので、「寂しさはあるけど、これも運命。細川自身がこれが正しかったと証明してることが答えってこと」と、いまは感じてます。
細川がもし、再建開始時でも京都に所属してたら、前田の入団はなかった訳ですし[勿論、「Bリーグの勢力図」も少なからず変化していただろう]、前田は京都への移籍で「オールラウンダーに開眼しつつある」と考えると、「これも『ご縁』だよね」が、正直な感覚です。)
「やったー、やったよー!」、勿論この想いなのですけど、自分と同じ座席のゾーンの子どもが、それも何人も、「やったー、劇的な勝ち方だったね!」と、喜んだり、嬉し涙を流したりしてる。恐らく、「観ていて楽しいバスケで勝利を叶えた」が伝わったと想像です。
「勝利を純粋に喜べてる」「バスケって楽しい、と感じてる」子どもの多さが伝わること。
自分が「子どもが大好き」なことも正直大きいかなですけど、そのような子どもの姿が、1人の人間としてとても嬉しくて、そしたら、「嬉し涙が、より一層溢れ出てくる」になってと。
そう、「これほどに多くの子どもが、勝利を純粋に喜んでる景色が、とても嬉しくて」と。そしてそれが、「京都は、奇跡を現実に昇華させたんだ」と実感で。
で、少しして、会場のアリーナ内を出る。そしたら、コアファンが、もうそりゃあ嬉しそうでと。この感覚は、昨季の「宇都宮との第2戦」を連想させますけど、でも正直「それ以上」だろうなと。
それは、うまく言葉に落とし込めませんけど、今季の京都は「ほんものの強さ」である、決して「フロック、まぐれではない」が伝わってる、共有されてること、それが昨季までとの違いかなと感じているのです。
いえることは、この群馬との第2戦、「いままでのバスケの生観戦の中で、No.1の嬉し涙を流せたこと」。いずれ、自分の歩んできた道を振り返るとき、この群馬との2試合、とりわけ第2戦の感動は、恐らく絶対に忘れないだろうなあ、と想像するのです。
ちなみに、第2戦の感想ポスト。「22時40分」を目途にアップの構想でした。ですけど実際は、翌朝の「4時50分」のアップでした。
そう、「書きたいことはまとまっていたはずなのに、疲れがどっと出たのか、筆が進まず」で、時間が来てしまい、しぶしぶネットカフェに移動。
そしたら、ぐだーっと「寝落ち」してしまったんですよね。で、結局、「オール」になってしまったと。
では、この「群馬との2試合」の「勝因は何か?」ですけど、正直、「1つではない」としかわからないが、正直な感覚です。でもその中で、明確な勝因を挙げられるならば、
恐らく、特に上述の3つのことでしょう。
それと特に、「3人の外国人(カロイアロ、ジャクソン、ヒース)のバスケIQ。とりわけ、カロイアロ」で、得点機会をより多く創出できている(よくも悪くも、ともいえますが)、これも正直大きいと感じてます。数字以上に、この3人は、誰か1人が欠けていても恐らく成立し得ないなと。
それと、「川嶋」「古川」の2人のベテランの勝負強さ(というか、「勝負どころを見極める眼」)にも、とても助けられてます。川嶋はともかく、古川は「そもそも秋田から移籍する雰囲気さえ、全くなかった」ので、この電光石火の補強劇は、どれほど感謝してもし切れません。
ですけど、「課題」も正直、いくつかあります。
いま挙げたように、正直、課題もいくつもあります。特に
「『FG試投数』『A/TO』のより一層の良化」「カロイアロ、岡田の出場時間の管理」「ヒースの、特に2P成功率の巻き返し」
この3つは、とりわけ重要事項といえます。
ヒースについては、誤解して欲しくないのは、いまEFFがよくないからといって、「見切りを付けた方がいい」は、少なくともいまの段階では明確に「No」と考えることです。
理由は、「得点面以外での部分は、今季も高いレベルを堅持できてる」こと、「戦術的な存在意義を明確に持っている」こと、「川崎での5年間から、勝者のメンタリティーを明確に持っている」こと、この3つです。
そもそも、ヒースのような選手って、「いてそうで意外にいない」んですよね、特に「『4.5番タイプ』でありながら、『A/TOにとても優れる』で『リムプロテクターでもある』」の意味で。
個人的に、ずっと注目し続けてる選手がいて、それが「ヒサタケ」(B2青森)です。選手タイプ的には、京都のバスケスタイルに高確率で合う!とずっと感じてるからです(わかりやすいほどの「フルエナジー」「40分間戦い続ける」の選手ですし)。
ですけど、このヒサタケ、昨季及び今季と、「3Pを、ほぼ全くしなくなってる」んですよね。ジャクソンがいる限り、「古典型ビッグマン」のテイストがより強くなってるヒサタケは、「物理的に共存ができない」を意味するのでと。
あるいは、ヒースにより近いといえる選手タイプで、興味深いといえる存在としては、「モータム(滋賀)」「テリー・アレン(北海道)」がいます。
モータムは、北海道時代から説明不要の「オフェンスマシーン」。やや守備の脆さが指摘されたりもしますけど、特にクラッチタイムでは、その爆発力は頼りになるといえます。
テリー・アレンは、欧州時代は「ストレッチ4」にして「A/TOにも優れる」を特徴としてました。いまは負傷明けで、試合数を積まないと真価が読めない感じではありますが、少なくとも攻撃面では京都に合いそう、と読んでる存在です。
とはいえ、「いま」のタイミングで動くことがより望ましいといえるのかというと、明確に「No」である、と自分は思ってます。これはなぜか。
10月10日のnoteの有料部分でも言及させて頂いてますけど、自分は、
この趣旨のことを述べました。群馬との2試合では、このことが「むしろより確信になった」が、正直な感覚です。ジャクソンの帰化が叶うのか云々を、心の中に置きつつも、「ただシンプルに、今季の京都がどれほどの領域へと到達できるのか、その旅路を楽しみたい」、いまはこれが、自分の正直な感覚なんですよね。
それともう1人。「課題」というには、やや誇張的な感じになるだろうと判断したので課題に含めませんでしたけど、「前田」。
いま、「30分換算EFF」は「6.16」と及第点ラインにはいるので、ではありますけど(昨季は「5.04」)、個人的な感覚としては「もっとできるはず」と感じてます。
特に、前田にとって重要なバロメーターといえるのが「3P成功率」ですけど、現況では「27.3%(6/22)」。他の選手以上に、前田に求められてるのは、この「3P成功率」ですので、少なくとも「35%」ラインは求めたい感じです。それと、「たとえうまくいってないときでも、ひたすらに打ち続ける姿勢」も、併せてとても大切なこと、と伝えたいです。
(ちなみに「3P試投率」は「66.7%(22/33)」。昨季後半からいい意味で「オールラウンダー」化をしつつあるのでを考慮の必要がありますが、「60%程度は欲しい」と思っている意味では、試投率は「らしさを堅持」してると映ってますけど。)
(←「荻原さん、村上さん」は、いずれも京都の「球団職員(フロントスタッフ)」。特に村上さんは、21-22は「はんニャリンの隣に、いつも寄り添ってた」職員さんです。
「久保さん」は、京都の「インターン」(恐らく大学生か大学院生と思われるが、実はインターンの3年目。ちなみに昨季、「ポストカードの企画」をした人物でもあります。)
感覚的にはですけど、今季の京都の「机上の戦力値」では、自分は「33勝ラインは、とても現実圏」であると思ってるんですよね。で、「33勝」は「勝率.550」です。ですけどこれ、「プレーイン制度」があれば「プレーイン圏内」を意味するラインですけど、Bリーグには「プレーイン制度がない」んですよね(「B.革新」が開幕する「2026-2027」からは、「プレーイン制度を創設して欲しいです!」と自分は真顔で感じてます)。
現実に「CSの景色」を叶えるには、基本的に「勝率.600」のライン、つまり「36勝」が目安といわれてます(例外もあるが、今季は特に、中地区・西地区がかなりの激戦が予想されてるので、「33勝ライン」へとクリアラインが下がることは、恐らくまず考えづらいです)。
この差は「3勝」。正直この「3勝差の壁」は、「果てしない目標値」である、が自分の感覚です。
「勝率.550」と「勝率.600」。これが「果てしない壁」であるのは、「受験の偏差値」にたとえさせて頂くと、より伝わるかなと想像です。
「偏差値55」って、「努力すれば手が届くかも」のラインなんですよね(いわゆる「産近甲龍」がこのラインである。自分も最終的には「京都産業大学」ですのでここです)。
でも、「偏差値60」って、「努力だけでは、手が届くとは限らない」ラインだと感じてるのです、これは自分の経験からして。「努力」は勿論ですけど、「努力の仕方」及び「巡り合わせ」も必要になってくると思うんですよね(いわゆる「関関同立」がこのラインである。自分はこのラインを目指したが、最終的には届かなかった)。
で、BリーグのRS(レギュラーシーズン)は、「60試合、7か月間」の数字以上に、「長くて過酷である」とよくいわれてます。
ですのでなおさら、どこかで逆境のときが来るだろう、と思ってるんですよね。そもそも「負け癖が巣くう球団」ですし、「負傷者リスク」もですし、「研究される、を乗り越えられるか」がありますからと。
この「踏ん張りどき」が、「中盤の23試合」です。
特に「年明け~2月9日の、11試合」。ここで幸いにも「本拠地で8試合」が組まれてますけど、「大阪、広島、秋田、横浜BC」と、楽ではない相手が連続します。
ここで踏ん張って、2月9日の(本拠地での)横浜BC戦を終えると、「2月の(2回目の)中断期間」になり、これを終えると「3月1日からの、ラスト23試合」に突入になる。この「ラスト23試合」の突入の時点で、どの位置、どの勝率で迎えているのかも、大きなポイントになってくると自分は読んでいます。
いまはまず、「序盤の14試合」の真っ最中で、「6試合目を終えたところ」です。このnote記事の執筆の翌日は、「本拠地での仙台戦(7試合目)」です(ちなみにこの仙台戦も、生観戦の予定です)。
いま、「3勝3敗」。一つの目安として、序盤の14試合を「8勝6敗」で終えられれば、「今季を、いい流れで行けるのでは」の目安になると読んでいますが、果たしての感じです。
京都向日町競輪場の「新アリーナ構想」、10月10日に実際に改めて訪問(視察)。新アリーナが叶っての「新B1への参加」をとても強く希求だけど、でもだからこそ、立地の実情に即した新アリーナであって欲しい、「収容人数は多くて6000人が限界ライン、一方で『専用練習場を兼ねてのサブアリーナの併設』がとても重要である」と、声を大にして伝えたいです!
今回、このタイミングでの執筆にさせて頂いたのは、「10月17日木曜日の、新B1(Bプレミア)への参加球団の発表」(ただし、12月に「追試的な4次審査」があることが、既に発表されている)を待ちたかったから、が正直あります。
「新B1」は、「22球団」の参加が発表されてます。関西圏でだと、「滋賀、神戸」の参加が発表されました。
「4次審査」に回ることになったのは、「秋田、茨城、京都、大阪」の「4球団」。大阪は8月の新体制発表会の時点で、4次審査でのクリア(参加)を目標に、と明言していましたので(「2024年の年内に、新アリーナ構想について何らかの発表ができるだろう」とも併せて仰ってました)、「まあ、そうでしょうね」の感じです。
ですけど、正直、1人のバスケファンとしては、京都は、「向日町に新アリーナを建設の方向で京都府、向日市の理解を得られた」と伺っていましたので、そう、「クリア(参加)」と思っていたんですよね。それが「4次審査に回る」となって、自分は正直「心が、うわの空」でした。
正直、「Bプレミア、初年度参加球団の発表」(10月17日木曜日、14時30分に開始)の生配信、自分は「発表が終わってから、ニュースでチェックしよう」だったんですよね。
そう、「合格発表」であると、わかっているからこそ。これは自分自身が、中学受験、大学受験でいずれも「とても悔しい結果」に終わったトラウマが影響してるのも、正直あります(特に大学受験は、「恐らく永遠に消えないであろうレベルのトラウマ」です)。
「受かってますように」、勿論そうなのですけど、いま思えば、「落ちてたらどうしよう」という無意識的な恐怖感が、むしろ上回っていたのかもと感じてます。
とはいえ、ほんとうに落ちる(勿論、4次審査でクリアになると信じてますけど)とは、正直想像していなくてでしたけど。
「それ以上は、いわば機密事項、はい。」
これは、「10月17日以前に、自分が、京都の新アリーナ構想について、何らかのコメント・言及をさせて頂くことで、かえって京都にとりマイナス要素になることを避けたい、ここでの「機密事項」とは、そういう意味です。
ずっと、京都の新アリーナ構想のことは、1人の人間、1人のバスケファンとして、向き合い続けてきました。当時の自分は、「『木津川運動公園案(JR長池駅)』が、考えられ得る中でのベストの案」と考えてました。
というか、当時の本命といわれてた「北山案」、2022年12月10日のnote記事では、自分なりに言葉を選んでいますけど、いまだから話せる本音だと
正直、そう感じてました。
京都の新アリーナ構想、問題をずっと難しくし続けてる大きな要因って
正直自分は、最終的に「京都向日町競輪場」(阪急東向日駅)という案に落ち着く(これ自体は、事実上の決着と考えてよい)、全く想像できていませんでした。理論上あり得ることは頭ではわかっていても、「競輪場と新アリーナ、両立できることなのか…?」と。
それと、「漠然と、不便そうな場所」ということ(だから候補地とみなしてなくて、訪れてもいなかった)、「競輪に、あまりいいイメージを持ててなかったこと」(愛好家の人間には、とても申し訳ないですが)、これも正直ありました。
で、訪問を2回させて頂いた訳ですけど、1回目のとき(4月17日)は、「せっかくこの場所になったのならば、これも何かの『ご縁』。駅からどう歩くのかとかを含めて、まあ、『食わず嫌い』にはなりたくないからと」。
ただ正直述べれば、「自分には、競輪は1ミリも合わないなあ…」と。訪れたのが水曜日の午前であったからもありますが、自分より年上の「じじばばさん」のオンパレード(ちなみに自分は「40歳」です)。
いや、「じじばばさん、ばっかり」なことは、まだいいのです。それよりはるかに問題であるのは、言いたくないですけど、「品位をほとんど感じない人間の多さ」。「ああ、この人間、自分と『生理的に合わない』なあ…」を我慢するのに必死だった、それが正直な感じでした。
そう、「子ども」「若い女性」が、競輪場のいまの雰囲気を目の当たりにしたら、恐怖感や不安感で、突然泣き出したり逃げ出したりの人間が、高確率で出るだろうなあ…と。いまのままだと、いわゆる「混ぜるな危険」に陥ることは、はっきりと目に見えていると。
競輪場に建設することが「No」というのではないのです、知恵を出した結果決めたことであると思うので、それが「よりよい感じに」と願うに尽きるのです。ですけど、それならばなおさら、
「新アリーナと競輪場の入場口を明確に分けること、これが絶対にマスト。」
これはどうしても求められるよなあ…、と感じたんですよね。
勿論、4月17日のときも、「徒歩でどのように歩く・向かうのか」のことも、特に重視していた感じではありましたけど、「ある程度の距離が掛かる」「わりと上り勾配である」ことは、事前に調べた時点で漠然とは把握してましたので、ではあったのです。
とはいえ、実際に歩くと、「想像以上の上り勾配」もですし、「たちの悪い交差点」の存在([写真5][写真6]が該当)、そして「どこが正門であるのか、初見だと間違えやすい」(現に自分は間違えた)こと。
決まったことは受け容れるけど、「木津川運動公園」の方が、まだリスクが小さいような…、と自分は感じたんですよね。
ただ、「木津川運動公園」よりも「向日町競輪場」を選んだのは、それこそ「立地・場所的な要素」に尽きるのです。
京都の場合、ファンとして想定されるのは
恐らく上述の感じでしょう。「大阪府北部」「滋賀県西部」は、いわば「グラデーション」のイメージでしょうか。自分のように、「大阪市内」のファンもいる感じではありますが、「大阪市内」は基本は大阪ですから(自分は大阪のファンでもありますが)。
「阪急東向日駅」「JR向日町駅」。この2つが、「向日町案(事実上、新アリーナの場所として決着した場所)」の最寄り駅です。JR向日町駅からだと、距離的には恐らく「バス・タクシー」を想定になるでしょう。
「JR長池駅」。これが、「木津川運動公園案」の最寄り駅です。この長池という場所、実は3つのネックがあって、
これは実は、(話を少し脱線させますが、)大阪の新アリーナ構想が「いまだに決着できていないこと」とも、相通ずるのです。
大阪の場合は、最終的には「広島方式」、つまり「数年間は現行の舞洲を改修の上で暫定利用(で時間を稼ぐ)、その上で2029年~2030年頃?に新アリーナ」が落としどころでは、と自分は読んでいます。その上で、新アリーナは「夢洲案」で決着になるのでは、が自分の読みです。
今季、大阪はアウェーユニフォームを「大阪万博仕様」にしてますけど、これは「夢洲案での決着を念頭の伏線」では、と自分は読んでます。
話を戻しますと、京都の新アリーナ構想。
「木津川運動公園案(長池案)」だと、そう、特に「丹波地域」(及び、「滋賀県地域」)のファンが、「恩恵感が減退」になるリスクが目に見えてること。それと、長池という場所自体が、「京都と奈良のほぼ中間の場所」ですので、「B2奈良と勢力圏がまともに重なる」ことを懸念したの感じで、候補地から外した、と想像するとより理解できる感じです。
(京都でも奈良でも、「コートキーパー」に「京田辺シュタイナー学校」の子どもが年に数試合参加してるけど、そう、「宇治・城陽・京田辺」の地域だと、「京都と奈良のグラデーションになる」事情を無視できない、ということなんですよね。)
そう考えると、「京都向日町競輪場案」で決着になる、確かになるほどね、ではあるのです。ですけど正直、4月17日に1回目に訪れた際に、「まだひと山、ふた山ほど起こり得るのでは…?」と、正直感じたんですよね。
で、「10月10日」、2回目の訪問に踏み切らせて頂いたのですけど、これは、特に大きな理由は、偶然にも目にした、「新アリーナ構想にあたっての、向日市での住民説明会の話題」の記事でした。
(←「向日市の、新アリーナ構想」の関係記事の一覧のページ。ただ、このHPの運営のニュアンスは、「新アリーナ構想への違和感」の意味合いが強いっぽい感じですので、これに留意の上での閲読を推奨です。)
「ああ、やっぱり、すんなりと決着とはいかなさそうだよなあ…」と。
でも、自分の立場的には、「新アリーナ構想が、最終的に無事に決着の感じになって欲しい」。
「口で批判や賛美を言うだけでよいのだろうか?」と。自分自身の中でも、「漠然な疑問」「漠然な違和感」がどうしても拭えないでいる。そうであるならば、この機会に改めて、「阪急東向日駅」から「(新アリーナの建設予定地である)京都向日町競輪場」まで、改めて徒歩で歩くをすることが、自分にできることでは?と判断してと。
で、「10月10日木曜日」、「2回目の訪問」を決行させて頂きました。
で、収めた写真が、今回リンク添付をさせて頂いた「11枚」です。
(正直、写真は、「撮る」ことも「撮られる」こともとても苦手ですけど、写真にすることで、参考資料の1つになればの一心です。)
実際に今回歩いて、正直に感じたことがいくつかあります。
「殴り書き」のような感じになるかもですけど、綴らせて頂きます。
いま、「5つほどの、恐らく必要な工夫の要素」を挙げさせて頂きましたけど、実際に歩いて感じたのは、なによりも、現時点での案で掲げている
ことです。「最寄り駅から徒歩15分」「最寄り駅が、特急・急行の非停車駅」なことがそもそも大きいですけど、「新アリーナに向かう道路・歩道の状況(狭い上に、特に車道は拡幅が実質的に不可能なことなど)」を考えると、正直、「6000人が限界ライン」(いまの京都の集客能力的には「5000人では少し足りない」ことをも踏まえると、「6000人」が落としどころのイメージです)であると。
それと、「専用練習場的なサブアリーナ」も、併せてとても重要と映ってます。固定された専用練習場があるかどうかは、選手補強(選手編成)にも直結してきますから。
それに、サブアリーナを設けることで、「京都のオフ時、遠征時での、市民への開放ができる」意味でも、メリットが生まれます。
ちなみに、「新アリーナができるまでの間を、現本拠地の『かたおかアリーナ京都(京都市体育館)』を改修しての暫定利用」をすればいいじゃん、の意見もあるかもです(この場合、「新B1の開幕から3年程度を暫定利用で、新アリーナは当初より1年遅れの『2029年秋から使用』のイメージ」)。
ですけど、京都市体育館は、その構造上、「VIPルーム」を置くスペース自体がありません(コートの観客席自体も「両端が左右非対称」であるので、だから「新アリーナがマスト」である訳でと)。ですので「暫定利用」は、物理的にあり得ないと同義といえるのです。
いずれにせよ、向日町の「新アリーナ構想」が無事にまとまって、12月の4次審査がクリア(合格。2026年からの新B1参加)が叶うことが、いまの自分の強い想い・願いです。
この想い、届きますように。
【バスケットボール#51A】【エッセイ#44A】
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