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時間や行動をより良くするためにまずやるべきこと

\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。

これまで、「消費」「浪費」「投資」の概念について、お金だけでなく行動も同じだというお話をさせて頂きました。
これまでいろいろなお話をしてきて、読者の方から「実践してみて変わってきています!」という声も頂いていてすごく嬉しく思っています。

「調整力」という言葉を、ただ調整するというだけの意味で使っているわけではありません。ママがどんどん上向きになっていく、これがとても大事だと思っています。そしてそれが子どもにも影響してくるので、家族も変わっていくんですね。
その中でもやはり時間の使い方が要なので、「調整力」の中でもいろんな場面で時間の使い方について触れてお話しています。
なので今回も、時間の工夫の仕方についてお話したいと思います。


時間や行動を断捨離する

今回は、前述の「消費」「浪費」「投資」の概念を理解したうえで、その次にふむべきステップのお話です。

早速ですが、まず皆さんには「断捨離」をして頂きたいと思います。「断捨離」は、物を捨てる、あれです。
例えば整理収納アドバイザーの方に家の中を整理して頂くときに、何から始めるかご存知ですか?まず最初に、捨てるころから始めます。
そこで「物の置き場所を決める前に、そもそも物が多すぎますよ。」という話をされるんですね。溢れかえっている物を、一生懸命場所を探して収納するのではなく、不要な物をまず捨てる、という手順でやっていくのです。

実はこれ、時間や行動も全く一緒なんです。なのでまずは自分の時間の使い方で、不要な「消費」や「浪費」の部分をやめていきます。


自分の時間が「消費」「浪費」になっていないか

そのためにも、以前お話した一週間のスケジュールを自分の行動ベースで書き出してみるということをぜひやってみて欲しいです。1日だけでもいいので、まず記録してみるのが大事。そうすると、自分のクセが見えてきます。

そのクセというのが、最初にお話した性格タイプです。人のためによく時間を使っている他人軸だったり、「〇〇しなければいけない」という事柄で埋まってしまっているゴール追求型だったり。
そこで、この時間は本当に必要な時間なのか、「消費」や「浪費」になっていないか、と見返してみます。
おそらく「消費」が多いと思います。「浪費」というのは、ダラダラと過ごしてしまったりなんとなくですが、「消費」で、「必要だから〇〇しなければならない」と思ってたくさんやってしまっているケースが多いです。
「人が喜ぶから」とやってしまっていることは、実はあまり必要ないことだったりします。あとは本人にやらせた方が、本人の自立に繋がったりするものもたくさんあります。

人のために多く時間を使ったり行動している方は要注意です。「私がやらなければいけない」と、思い込んでいるケースが多いので、そこを「本当に?」と疑ってみるといいと思います。


すぐにやめなくていい、まずは試してみる

余裕がなくて、自分の行動を書き出すこともできない方は、行動一つひとつに「本当に必要?」と問いかけてみると分かると思います。その行動を、自分ではなく他の人がやったら、もしかしたらもっとうまくいくかもしれない、と試してみるのもよいでしょう。それをやめるという決断がなかなかできない場合が多いので、決める前にまず試してみるといいです。

またまた整理収納での話ですが、物を整理する時って、物を3分類に分けるんですね。
「まったくいらないもの」、「必要なもの」と、その真ん中、「いらないと思うけれど、捨てたくないもの」
これが実はとても多いそうなんです。全然使っていないけど、捨てるまでは決められない物。その時に整理収納アドバイザーさんは「人にあげるのはどうですか?」って聞くんですね。人に譲る、という選択をするといいというアドバイスをされます。それは知り合いに譲ったり、メルカリで売ったり、どこかの団体に寄付したり、色々と方法はあります。まだ使えるし、というところでなかなか捨てる気持ちが起きない方は、他の人に使って貰えたら気持ちがスッキリして手放すことができるんですね。

実は行動も一緒で、何かをやめるということに抵抗やマイナスイメージがある方もいると思うのですが、そうではなく他の人にさせてみて、もしその人がやることによって良いことが起きてくるなら、むしろその方がいいよね、というようなプラスな考え方でいけると手放しやすくなります。やめるというよりは手放せればいいんですよね。


手放すメリットを知って、時間や行動の断捨離を始めよう

例えば掃除機を辞めてルンバに任せる。「投資」のところで話しましたが、初期費用のところで高いと感じてしまっても、掃除機をかける時間を時給換算して考えれば安いよねと。むしろきれいにやってくれるし、自分が楽になる。
ということで家電に任せることもできますし、家族に任せるということもできますよね。それは、決して押し付けではなくて、その人がやることによってより良くなる、というメリット視点で見ましょう。
こうやって時間、行動の「断捨離」をして頂きたいと思います。

一番のポイントは、「消費」。
特にママは日々の家事や育児の中で「消費」で時間を取られているケースがとても多い傾向があります。一瞬でも今やっていることやこれからやろうとしていることが「本当に私がやるべきことかな?」「頻度を減らしてもいいんじゃないかな?」と問いかけてみること。
それができたら、また次のステップに進んでいきますよ。

まずは、この時間や行動の「断捨離」にぜひ取り組んでみて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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