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本当にやりたいことを見つけるための準備ワーク

\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。

前回は、ママの1年間のざっくりとした目標を決めましょうというお話をしましたね。まだ「これだ!」という目標までは思いついていないと思います。それはそれで全然大丈夫で、考え始めることが大事なのでぜひやってみて下さい。

そしてここからが、本当の自分の目標を考えていく作業になりますので、少ずつやり方をお伝えしていきたいと思います。

まず視界をクリアにする必要がある

まず前提として、目標ややりたいことというのは今の自分の状態をもとに考えるものです。
例えばすごく疲弊していたり、色々なことが見えていない時に作った目標と、自分が満たされていてスッキリした状態で色々なことが見えるようになってから作る目標とでは、内容が雲泥の差なんです。そして満足度も大きく違うということになってしまいます。

特にママの場合はパパや子どもと違い、日々の生活に忙殺されて考えない日常になってしまいがちです。常に時間に追われて疲弊していたり、育児で自信を失くしていたり、ストレスを溜めていたりと、様々な辛い状況に陥りがちなんですね。
その状態だと、周りが見えなくなっていたり、視野が狭くなってしまうので、それをまずリセットして視界をクリアにしてあげないと、本当のやりたいことというのは見えてきません。

目標を考える前に自分を満たすこと

なので最初にやることは、自分満たしになります。
やはり自信がないと、大きな目標は自信がないと取り組もうと思えませんし、思いつきもしません。そこでなるべく自信をつけるための自分満たしを行います。

自分満たしには2種類あります。

ひとつは自分を癒すという方法。疲れていたら、なるべく自分の体を癒すことを意識的にやってあげる。

もうひとつは、好きなことをやるという方法。目標までいかず、すぐにできる小さな好きなことを取り入れたりします。

やりたいことを100個書き出す

でも、それすら何をしたらいいか分からないという方もよくいます。
そこで一番おすすめで分かりやすいのが「やりたいことリスト100」を作ることです。
最近ではよく手帳の1ページに付いていたりしますよね。なぜ付いているのかというと、大きな目標を立てるにはまず自分満たしをしなくてはならないから。そのためにやりたいことをありったけ書くといいと言われいます。

本当にちょっとしたことでもいいんですよ。欲しかったあれが買いたい、休日にこれをしたい、行きたいとか。時間がなくてなかなかできていなかったこと、新しく挑戦してみたいこととか、節約して我慢してたけれど買いたいなとか、どんな些細なことでもいいので、とにかくありったけ出すのがすごく良かったりします。
そこで、もうこれ以上出てこない!というところまでいって初めて本当にやりたいことが出てきたりするんですね。

そうして「やりたいことリスト100」で出てきたものを叶えていくだけで、すごく自分が満たされていきます。一つ実行するごとに自分が満たされるだけでなく、達成感もあるのでとてもいいんです。

自分に許可が出せると自信につながる

ママって、自分のことは後回しにして、家族のためにこれを「やりたい」じゃなくて「やらなきゃ」という目線になっていることが多いので、最初はザワザワすることが多いです。

皆さんはエニアグラムってご存知ですか?
9つのタイプに診断される心理学なのですが、私はその中でタイプ1でものすごくアスリート気質なタイプなので、休めないタイプなんです。
なので自分満たしはかなり不得意で、育児を始めて子どもが0歳とか1歳くらいの時は、全エネルギーを育児に捧げるというような状態で生活していましたので、初めて一人でカフェに行った時にはザワザワが止まりませんでした。これはエニアグラムのタイプに限らず、初めての育児をスタートした産後ママがよく陥りますが、私は特に強く出ましたね。

始めはザワザワしてしまっても、「あ、大丈夫なんだ」と思えるようになって、「・・・てことは、私って休んでもよかったんだ!?」少しずつ「いいんだ」と自分に許可が出せて、自信がついていきます。
それがない前にいくら目標を決めても、休むという項目が何ひとつ出てこなかったりします。そうすると心や体が疲弊してしまうので、結局は大きなことにチャレンジできないということになってしまいます。

休息は目標達成のための原動力

なので休息はものすごく大事なので、ママは第一優先として取らなくてはいけませんよ。
例えばプロアスリートとかでも、睡眠時間はしっかり一日7時間取ったり、栄養補給を行ったり、体のメンテナンスの時間をものすごく取ってやっていますよね。それをやらないと、一般の人以上のパフォーマンスにいくまでのチャレンジができないわけです。それをプロアスリートは熟知しているので、仕事の一環として休息します。

ですから休んだり、自分だけのウキウキすることをやることは、罪悪感を持つ必要なんて全くないので、「やりたいことリスト100」にどんどん書いて下さいね。そうして取り組んだ後に、色々な変化が出てきますので。

実はコスパ最強なプチ贅沢をしよう

何度もお伝えしますが、本当にどんなに些細なことでもいいんです。
例えばよく買い物中にデザートが食べたいと思っても、「これでいいか」と安いものを選んでしまったりしませんか?それを「本当に自分が好きなものを選んで買う!」と、リストに書いてみて下さい。ちょっと高くても、本当に自分が欲しいというものを買ってみるだけでかなりの自分満たしになりますので、実はコスパは最強です。
そういった身近で自分がやりたいことを100個書き出してみて下さい。それを実行していくと、すごく変化が出てきて、本当にやりたいことを考える準備ができていきます。

1日でリストが完成する方はなかなかいないかもしれないのですが、2、3日かけてでもいいと思いますので、ちょっとした時間の合間を縫ってやってみて下さい。
ワークの時間をわざわざ取る必要はありません。時間はないものですので、ちょっとした合間で考えるクセをつけましょう。それが調整力です。100個できなくても大丈夫。ありったけ出してみる、取り組んでみるというところから始められたら、まず自分をほめてあげましょうね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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