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家族年間計画の後は、ママの年間目標を立ててみよう

\ワーママは『調整力』を磨きなさい。/
働き方コンサルタント、保育園園長の坂東愛子です。

前々回、年始には家族の年間目標を決めて逆算して計画を立てましょうという話をしました。家族が将来どうなっていくか、子どもの状況を考えて今やることを決めるという逆算方式でした。

そしてこれからママ個人の目標設定の仕方についてお話したいと思いますが、家族とやり方が異なります。

計画ではなく、どうなりたいかをイメージする

家族は、まず予定を押さえなくてはいけないので1年間の計画を前もって立てましょうという結構機械的なものなんですが、ママは少し違います。

1年計画というよりは、1年後どうなりたいか。本当の意味での目標設定をしていきます。なので逆算もするのですが、どちらかと言えばもう少しフワッとしたものになります。スケジュールを組んでどうの、というようながっちりしたものではないです。

ここでは調整力をテーマにお話していますが、全体の家族の状況を見ながら自分のやりたいことをねじ込んでいくことになります。なのでスケジュールを組むというよりは、自分がどうなりたいか目標を明確にしてそれに向けてやっていくとか、楽しんでいく。それを合間の時間を見ながらやっていくということになります。もちろん時間を設定したりもするんですが、家族の計画とはまた別物になります。

いかに色濃く目標を決められるかが大事

なのでどちらかというと家族計画はお仕事の調整のような感覚ですね。目標のゴールを決めて、それに向けてプロジェクトとして動いていくというようなイメージ。でもママ個人の目標というのはそういった機械的なことではなく、自分がどう成長していきたいか、どう満たされたいかが大事。なので途中の計画を立てるよりも、いかに色濃く目標を決めるかの方が大事です。

そうすると、人は自ずとその目標に向かって無意識に行動し始めるんですね。なのであまり途中経過の計画は立てません。常に目標の見直しをやっていきます。個人が成長する時は、これが大事なんです。家族計画は、いかに充実した日々を過ごすかの方が大事なので、お仕事みたいなスケジューリングになってきます。この違いを皆さんぜひ覚えておいてもらいたいと思います。

個人目標は常に見直す必要がある

年始なのでやるにしても、ママの個人目標については今だけやるわけではなく、常に見直していくのが大事です。特に今回は、一年の始まりなので新しい気持ちで見直しができるのではないかなとは思うんですね。

そのように、実はけっこうフワッとしたものなので、本当の目標を見つけていくというのは意外と難しかったりします。なので何回かお話する中で、徐々に見つけていってもらいたいなと思っています。

暫定的に、今年一年こうなりたいなというのを、パパっと考えてもらうことはいいことだと思いますので、まずできる方は今年どうしていきたいかなと考えてもらえたらと思います。なんとなく自分がピーンときたやりたいこと、そうゆうのを基本にして考えるのが一番いいんじゃないかと思います。

自分のことはなかなか俯瞰して見れない

その時に、個人目標を立てるのがなぜ難しいかなのですが、自分自身のことなのでブロックがかかるんですね。結構他人のことの方が客観的に見れるので、家族目標の方がかなり俯瞰して考えやすいんですが、自分の目標となるといろんなブロックが発動するので、本当の自分の目標ではないことを出してしまったりするんですね。個人だと目標設定がなかなかしっくりくるまで時間がかかるのは、それが理由になります。

まずは、今現時点でピーンとくるものを立ててみるのがいいと思いますが、その後に徐々に徐々に心を開いていくことになります。

次に、小さいことから始めるといいと言われているので、漠然とした大きい目標はそれはそれで決めたら、そこからさらに深堀りしたりブラッシュアップしていくことをします。

まずは1年間の目標から考え始めてみる

なのでまずは1年間の目標、どうなりたいかな~というのを漠然と決めましょう。長期で考えるって、皆さん全然思いつかないみたいなんですね。ママだと結構今を見るクセがついてしまっていることが多いので、長期目標よりも短期目標の方がイメージしやすい方が多いです。どうしても子どもが小さい頃、赤ちゃんを見ている時期なんかは将来のことよりも目の前の赤ちゃんがちゃんと健康で安心して過ごせる環境を維持することに、母親の本能で集中しますので、そのクセが残ってしまっている傾向があります。なので最初は1年目標を立てることで精いっぱいだと思います。

私はママ団体も運営していまして、最近はコロナ禍の影響でリアル開催はできなくなりましたが、当初お茶会を開いている時にも、よく3年後ワーク、5年後ワークというものをやっていたりしたんですね。そこで「初めて自分がどうなっていきたいのかって考えました」という声をよく頂きました。日々の生活の中では考えることってないですよね。しかも自分自身のことを考えるってなかなか普段する機会がないので、これが初めてでしたっていう方が多かったです。1年後のことを考えるだけでも違うのでぜひやってもらいたいなと思います。

今まだ思いつかなくて全然大丈夫

だからと言って、想像できなくても全然大丈夫なんです。よくワーク中も、「全然思いつかないんです」ってママもたくさんいました。
でもそれで全然いいんです。この瞬間にまだ思いつかなくても、脳ってすごくて一回考え始めたら他のことを考え始めても、脳の裏側でずっと考え続けるんですね。
設定って私は呼んでいるんですが、一回設定すると裏でずっと考え続けてくれるので、日常生活で何かを見かけた時にその考えとリンクして、「あ、私これやりたいかも」って思ったりするんですね。それをうまくフル活用してもらいたくて。なのでいいきっかけだと思ってまずは考え始めてみるというのはおすすめです。

でも何度も言いますが、それがすべてではないんです。実際に本当にやりたいことが見つかる時って、もうちょっと考え込んだ先にあるので、まずは第一段階として何となく決めてみることです。それがものすごく大事で、どんどん深掘りをしていくと、本当にどうなりたいかが見えてきます。

新しく挑戦するなら?と考えるのもおすすめ

これは何層にもなっていて、上の方から剝がしていかないと、核心の部分にはたどり着きません。
まずはぼんやり第一段階、1年くらいの目標を考えてみましょう。1年後くらいだと、今やっていることの延長といった感じなので考えやすいですね。

あとは新しいことにやるなら何がいいかなということもぜひ考えてみて下さい。将来ずっとするかどうかというのは置いておいて、まずは自分が新しいことに挑戦するなら何がしたいかなと考えてみると、すごくいいですね。1年後くらいだったら、別に飽きたら辞めればいいですし、チャレンジするぐらいなら書きやすいと思います。そのぐらいのレベルでいいので、ぼんやり考えてみて目標設定してみて下さい。

ここから始めて、徐々に徐々に深掘りしていきますので、まずは1年間の目標をきめるところから始めていきましょう。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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