脳にはコリンが必要!!たまごでコリンを摂ろう。
最近の研究で、たまごに記憶力を高めたり、学習能力を高めたり、認知機能の維持に効果があることがわかってきました。
主役はたまごに含まれる『コリン』という成分です。
コリンは 1998 年になって初めて医学研究所によって必須栄養素として正式に認められました。乳児の脳の発達、記憶や思考などの脳機能の維持、そして肝機能、脂肪の代謝、正常な心血管機能において不可欠な栄養素であることがわかってきました。
最新の研究では、コリンが妊娠中の脳と脊髄の発達、および乳児の認知発達において特に重要な役割を果たしていることが示唆されています。また、コリンの摂取量が多い高齢者は、コリンの摂取量が低い人よりも認知機能が優れていることが示されています。
体内でコリンを生成することもできますが、十分なコリンを得るためには、たまごなどコリンが豊富な食品を食事に組み込むことが重要です。専門家は、19歳以上の男性と女性は、毎日それぞれ550mgと425mgを摂取することを推奨しています。また、妊娠中は1日あたり450mg、授乳中は1日あたり550mgまで摂取量を増やす必要があるとしています。
高品質のタンパク質に加え、ビタミンD、B12、鉄分など、あまり摂取されない栄養素の供給源であるたまごは、同時にコリンを摂取する最良の方法の1つでもあります。牛レバーのほかに、コリンが最も豊富に含まれるのはたまごです。1 日 2 個のたまごで、1 日の推奨摂取量の半分以上である約 300 mg のコリンが摂取できます。
さらにたまごでコリンを摂取することのメリットがあります。たまごにはリン脂質と呼ばれる脂肪の一種が含まれており、その一種はホスファチジルコリンと呼ばれ、他のコリン源と比べて人体によく吸収されることがわかっています。
コリンの推奨事項を確実に満たす最善の方法は、全体的な健康的な食事の一部としてたまごを定期的に取り入れることです。