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アートが浸透すれば、差別は無くなる。皆、生きやすくなる。


私は名前の横に「アート×ダンス×LGBTQIA+」と書いています。

それはアーティスト・ダンサー・LGBTQIA+の権利向上目的だけではなく、

「アートそれ自身に、多様性への理解を導いて世の中から差別や偏見を無くす力があり、そしてそのアートを広めることによって、皆が生きやすい社会にしたい。」
という思いがあるからです。


どういうことかと言いますと、アートが身近になると
「色んな作品・人・考え方・価値観があるんだな。」という事を知れて、
「でもそれで良いもんなんだな。」とそれを当たり前の事と思い、
「じゃあ自分も人と違って良いんだな。」と、より自然体に、生きやすい思考になります。

⇒他人も自分も受け入れることが出来る、
他人&自己肯定感アップです。


アートが身近になって楽しむ事が出来るようになれば、色んな人/物があるのが当たり前で、色々あるからこそおもしろいと思えるようになります。

色んな作品や考えがアートにはあるのはこちらの記事にて書かせて頂きました。
抽象的近代・現代アートの楽しみ方 ~一人突っ込み漫才~ 知識なんていらない!
超簡単アート史・西洋美術史 前半 〜ほぼ神の事or写真代わり〜
超簡単アート史・西洋美術史 後半 ~オリジナル探求し過ぎて便器まで出てきた近代・現代アート~


つまり、アートは「異」を受け入れ、尊重する姿勢を教えてくれます

その感覚は、普段の人間関係にも役立つし、「異」を嫌うものである差別的思考も減らせます。「異」があって普通だからです。

例えどう頑張っても好きになれない人がいても、その存在自体は受け入れて尊重して、放っておけば良いんです。

自分が他人と同じではなくても良いように、他人も自分と同じではなくて良いんです。お互いの違いを受け入れて尊重して、放っておけば良いんです。
そう考えた方が、気が楽ではありませんか?

嫌いがいき過ぎて差別までしてしまう人は、周りの事、自分と違う人の事を受け入れて尊重して放っておくことが出来ない、気にし過ぎ屋さんなんです。

嫌いなもんは嫌いでも、別に良いんです。

ということで、アートが教えてくれる、
「”異”を受け入れて尊重する姿勢」がいかに有効かということを、少しお話させて頂きます。


嫌いなのは嫌いで良い。



<アーティストとしても>

私はアートやダンスについて色々と記事を書いていますが、私自身全く興味がないどころか嫌いな作品や作風はあります。というか好みじゃないと思うことの方が多いかもしれません。それはきっと私もイチアーティストで、私なりに「これが良い!」という価値観、すごくカッコつけて言えば「美の基準」があるからでしょう。

しかし、嫌いだからと言って否定はしません。
なんだかこじらせ系みたいになりますが、「嫌いだけど好き。」です。

その理由は、

①作者は「それが良い!」という思いや何かの意味を持って頑張って作ったはずですので、それはそれで尊敬されるべきものだから。

②いくら自分が嫌いでも、それを好きな人は絶対にいます。という事は自分の作品を好きになってくれる人もいるんじゃないかな、と私の勇気と自信にもなるから。

③そういうもの(自分では考えつかない方法/考え方/価値観/作品)に影響を受けて新しい価値観が芽生えたり、比較して「絶対ああならないようにしよう。」など、自分の作品やスタイルに生かす事も出来るから。
過去の天才アーティスト達も、既存の何かに反発したり影響を受けて彼らオリジナルのスタイルを作ってきました。(上記の過去記事参照)


なので、別に嫌いなものがあっても良いんです。
逆に自分の活動を活性化させてくれたりと、自分に活かす事はいくらでも出来ます。

少なくとも、別に直接攻撃してきてる訳でもないので、存在していても何ら問題はありませんね。

そしてこれらは、アート以外の日常や人間関係にも全く同じことが言えて、活かすことが出来ます。


<日常/人間関係でも>

もちろん日常や人間関係はアートよりもっと密接に、自分に関わる事です。なのでアートよりは少し複雑にはなりますが、嫌いな人や理解出来ない言動をする人がいても基本的には先ほどと同じように、「異」を受け入れて尊重する考えを活かす事が出来ます。

①何かの理由があってそういう言動をしたんだろうな。すぐに敵対心メラメラにするのではなく、ちょっと話して理由を聞いてみよう。
⇒よくよく聞いてみると、彼らなりに良かれと思って取られた言動である事は大いにあります。(逆に、自分が良かれと思ってした事も勘違いされて悪く取られることもよくありますよね。)

②自分にとってはク○野郎でも、友達はいたりビジネスマンとしては信頼されていたりします。絶っっっっっ対、この広い世界にはありのままの自分の事を好きになってくれる人はいるはずです!

③自分ではない目線や自分とは異なる考え方・価値観などを知る事、取り入れる事は何にでも重要です。
⇒例)
・お客様からのクレームも、品質向上には役立ちます。
・今までにはない新しい価値観が、新しいビジネスを生みます。
・理詰めの論理しか考えてない人が、人の心を大事にする感情論派の意見を取り入れる事は(逆も同じく。)、人の気持ちを考えた上での一切無駄のない方法を編み出す事が出来、説得力&効果共に最大になるでしょう。つまりその人の人間力をさらにパワーアップさせます。


なので、別に嫌いな人がいても、自分とは違う考えの人がいても良いんです。
逆に自分の人間力、ビジネス力を活性化させてくれたりと、自分に活かす事はいくらでも出来ます。

少なくとも直接攻撃してきてないのなら、存在していても何ら問題はありませんね。なので放っておきましょう。色んな人がいるもんだな位に。
無理に関わらなくて良いんです。



まとめ

このようにアートが身近になると、「色んなものがあるのが当たり前。だから良い。」という感覚に慣れます。それが日常生活において、「色んな人がいるのが当たり前。だから良い。」という思考に繋がります。

「異」を受け入れ、尊重する。

なので、いちいち自分と違うからといって嫌うことも、わざわざ自分の時間を使って差別的言動をする事も無くなるはずです。

なぜなら、「皆違うのが当たり前。だから良い。」という感覚に皆がなっているのですから。


なのでこれからも、「アート for Everyone!」をモットーに、アートの普及に努めて参りたいと思います。

一人でも多くの人にとって、より生きやすくなる社会を目指して。


本日もありがとうございました☆

良い一日をお過ごし下さい☆

Aika.


Instagram: @aikatakeshima


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