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海外発着のクルーズ船で気づいた、旅を楽しむのに不可欠な英語スキル

2024年5月から6月にかけて、3週間ほど地中海・エーゲ海をまわってきました。そのなかで、スペイン→マルタ→ギリシャ→トルコ→イタリアをクルーズ船で10泊11日で旅しました。

ギリシャのミコノス島

それについては、前回のこの記事に書いてます。

で、今回の記事のタイトル「海外発着のクルーズ船で一番必要な英語力」ですが、海外発着のクルーズ船では、クルーもお客さんもほぼ外国人です(日本人らしき人は一人も見なかった)。そして、公用語は英語になります。

もちろん、旅に必要な基本的な英語コミュニケーション能力とか、ちょっとしたトラブルに対応する英語力も必要です。でも、私がそれ以上に旅を楽しむために大事だと思ったのは、「雑談力」でした。

普段は英語を(偉そうに)教えている私ですが、今回の旅で、私には「英語の雑談力」が圧倒的に足りないと痛感しました。(;・∀・)

英語って、実はめちゃくちゃ雑談力が問われる言語なんです。空港のターミナルシャトルとかでも、よく他人同士の旅行客が仲良さそうに話しています。

「もしかして、この人たちって、初対面じゃないのでは?」って思うくらい、親しげです。

一瞬マンションみたいに見えるけど船。

今回、私たちが利用したクルーズ船でも、常に「雑談」が発生していました。「雑談」というと、二言や三言で終わるものを想像するかもしれませんが、そうじゃないんです。

寄港地で下船するのにちょっと行列ができても、すぐに前後の人と雑談がはじまります。

このくらいの距離感だと、欧米人(特にアメリカ人?)は他人とも話さずにいられない。

日本人だったら、このくらいの距離感で並んでいるとしても、他人とは「今日も暑いですね」「そうですね」くらい雑談すればいい方で、普通はベラベラ話し始めたりはしないですよね?

でも、そのクルーズ船(アメリカ人、カナダ人の乗客が多い)では、こういう場所ですぐに「今日はどんな予定?」「どこから来たの?」「このクルーズが終わったら、どこ行くの?」と雑談がはじまります。

食事で隣のテーブルになった見知らぬ人とも、すぐ仲良しになって、話がはじまります。そして、どんどん話が弾み、数十分とか話し込むことも普通。

ある日は、ディナーの席で、私たちのテーブルの隣に座っていた50代くらいの2組のアメリカ人カップルと話をしました。彼らは、フロリダに住んでいる友人同士で、いつも一緒にクルーズを楽しんでるそうです。

私が日本から来たと言うと、「NETFLIXで見た"TOKYO VICE"というドラマが、すごく面白かったよ!あれって、ほんとの話?」と言われました。

TOKYO VICEというのは、日本の裏社会を舞台にした、アメリカが制作したTVシリーズです。渡辺謙さんも出演していて、あらすじはこんな感じ。

東京の大学を卒業したアメリカ人青年ジェイク(アンセル・エルゴート)は、故郷に戻ることを勧める両親に反し、難関な試験を突破して日本の大手新聞社に就職する。 警察担当記者となったジェイクは特ダネを追いかけるうちに、ヤクザ絡みの事件を手練で解決する刑事、片桐(渡辺謙)と出会う。

このドラマ、私たち夫婦が講師を務めている英語教材SPEEDIER READINGのラジオで、ちょうど取り上げたんですよね〜。だから、内容知っててよかった!

こうやって、日本を舞台にした海外作品は、ちゃんとチェックしておかないと、せっかく日本に興味を持ってくれている外国人に残念な思いをさせてしまうのです。

だから、しつこいですが、『SHOGUN』も絶対に見ておいた方がいいですよ!(笑)

で、隣のテーブルの夫婦たちとは、結局30分くらい(もっとかも?)いろいろ話をしました。

・出身地の話
・日本とアメリカ、それぞれの交通事情
・過去に行った海外旅行先の話
・日本のヤクザの話(←なぜか興味ある外国人めちゃ多い)
・過去に船酔いしたクルーズの話
・ローマでクルーズが終わった後の予定
・英語以外に話せる外国語の話

などなど。

いきなり、全く知らない人とこんなにいろんな話をする経験ってなかなかないので、正直かなり緊張しましたし、ご飯の味がよくわからなかった(苦笑)

「英語ネイティブ5人に、日本人は私ひとり」という、圧倒的なアウェーで頑張りました。まあ、私が慣れてるアメリカ英語なので、さすがにリスニングは問題ない。それでも、そのリズムについていって自分も会話に混ざろうと思うと、ドキドキしました。

そのご夫婦たちは、話を盛り上げるのがすごく上手だったのですが、私はあまり気の利いた会話はできなかったです。あと、こっちから見知らぬ他人に雑談をもちかける度胸は、私にはまだない(涙)。

「初対面の人との英語の雑談、難しい!」というこの話にはまだまだ続きがあるのですが、それはまた次回に。最後までお読みいただき、ありがとうございました!

続き↓


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