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人と関わる上で欠かせない 大切なことを 教えてくれた一冊。

皆さん こんにちは。
いよいよ寒くなってき、コートやトレーナーを引っ張り出してきました。
この時期は重ね着ができたり、お洒落がぐんと楽しくなるシーズンですよね。皆さんは、毎日どんな秋を過ごしていますか?


今日は久しぶりに、 #mybookmymusicmymovie 連載として
私のおすすめの本、「聞く力―心をひらく35のヒント」についてお話していきたいと思います。
著者は、報道番組のキャスターを務めた後、エッセイスト、小説家として活躍している、阿川佐和子さん。今日紹介するこの本は、そんな阿川さんの「対話術」が一冊にまとまった本です。

帯には、『オフィスに1冊、家庭に1冊、カバンに一冊』とあるのですが、まさに一冊おきたくなるくらい、すごくためになる本!
2012年と、割と前に出版されたのですが、HirokoちゃんもHaruさんも読んでいて、AIDAMAでも読者が多いのです(笑)


私自身この本に出会い、人のコミュニケーションのあり方に興味を持つようになり、自分のコミュニケーションを見直すきっかけにもなりました。
”誰かとのコミュニケーションをもっと楽しく、そして良い時間にしたい!”
そう思っている方には是非とも読んでもらいたい一冊です✨

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どうしたら上手く話せる? 「知らない」が恥ずかしかった時期

この仕事をはじめて以来 出会う方は、ほぼ100%の確率で目上の方立ちばかり。そんな中で「話す」機会が訪れたときはいつもドッキドキでした。

「どうやたら自分のことをうまく話せるんだろう?」
「どうしたら年下の自分といてくれてる時間を楽しんでもらえる話ができるだろう?」

と、頭を悩ませながら…
でもまだまだ仕事ができない分、
"せめてしっかりしているように見られないと!"
"「へぇ〜!」と言ってもらえるような素敵な回答をしないと!"
なんて一丁前に考えては、自分のことを上手く表現することにばかり目を向けていました


加えて、「知らない」ということが、とっても恥ずかしいと思ってた時期がありました
意味を理解できていないのに、平然とした顔で「ヘぇ〜そうなんですね〜」なんて言ってみたり(笑)だからと言って、"ん?"と思ったことに、「それってどういう意味ですか?」と一歩を踏み込めなかったり…(今思えば大変失礼なお話です。)

謎の "ちゃんと見られたい精神"が故に、「知らない自分」を全然さらけ出せず、ずっと見栄を張ってたんだと思います。


「知らない」は、「知れる」の第一歩

しかし、こんなに素晴らしい対話術をお持ちの阿川さんも、実は、昔からご家族からは「物を知らない」といつも呆れられていたそう。(これを知った時 ものすごく驚きました!笑

ですが、彼女にとってこの「物を知らない」ということが、逆にインタビュアーにおいて"キーになった"と言います。

それは自身が知らない分 知るために行った相手への質問には初歩的な質問も数多く、質問すればするほど どんどん相手の話を引き出すことができ
結果的に それを見ている・読んでいる一般の人たちにもわかりやすい回答を導けたそうです。(ほえ〜。

・・・そして そんな阿川さんの姿を見ていると
別に自分のことを上手く話せる必要はなく、純粋に知らないと思ったことに対して質問するだけで話は盛り上がるのか!と、思うことができたんです。

なんと言うか…私が 上手に的確にボールをゴールに投げれなくても
拾ったボールを、上手くパスすることができれば、話は自ずと展開していく…別に私がゴールを決める必要はなかったんだ。と思えたんですよね。(笑)



それにきっと、「知らない」と言って聞いたら もしかしたら呆れられるかもしれないけれど、確実に自分の知識にはなる。"知らないことを、知らないままで放っておくより、自分のためだ!"とも気づくことができ
まだまだ若いうちに、「知らないこと」に素直になり、たくさん先輩に教えてもらおう!とも。

それ以来、自分なりにちょっとずつちょっとずつ、「どういうことですか?」「えっ知りません!笑」と言える回数が、増えていくようにもなれたんです。
(阿川さん…本当にありがとう。


心を開く35のヒント

この本では、35もの「誰でもできるアガワ流対話術」が掲載されているのですが、それはそれは興味深いものばかり!

・安易に「わかります」と言わない
・憧れの人への接し方
・質問の柱は三本に
・「オウム返し質問」活用法

などなど…!あらゆる切り口・エピソードとともに紹介してくれます。

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なかでも印象的に残っているのはこの言葉…

「話を聞いて欲しくない人なんて、いないのです」

・・・! この言葉を見た時、ものすごくハッとしました。

それは今まで出会った、一見静かに見える人も、あまり自分のことを自ら話さない人も、本当はそうだったんだ。と思えたこと。
同時に、もっと上手にお話を聞いてあげたら より魅力を引き出せたのかもしれない…もっと楽しんで私と話してくれてたのかもしれない…
そんなふうにも感じました。

確かに普段、聞き手に回る方が多い私も、ふと何かを質問してもらったり、話を聞いてもらえると、すごくすごく嬉しい。

興味を持ってもらえるというワクワク感
聞いてくれるという安心感
向き合ってくれるんだという信頼感
「話を聞いてくれて 嫌なことなんて、本当にない」とも思えるほど。
(もちろん聞き方には 思いやりを持った工夫が必要ですが。

そして この気持ちってどんな人も、みーーーーんな同じだったんだ!と。
これに気づいた時、より一層「聞く」「質問する」ということに魅力的に思えたのです。


最後に

ずっと話し上手になりたいと思っていた私も、
今となってはもっぱら、「聞き上手」になることへの興味でいっぱい!

この本の影響はもちろん、コミュニケーションを専門とするkimiちゃんや、コーチングを学ぶHirokoちゃんの影響も大◎(こんな人が近くにいて 本当に私はラッキーだ。

そして、なんてたって阿川さんという女性が本当に魅力的なんです!(笑)
クスッと笑えて、ほっとできて、「あぁ、素敵♡」と本当にユーモア溢れる女性。
なんかいい本ないかな〜って思ってる人、これは絶対に読んで欲しいです。1ページ目から笑えちゃうので期待しててください(笑)

年末に向けて きっと、いつもよりいろんな人とお話しする機会が増えるはず。
この本は、誰かとの対話の時間がきっと楽しくなる、有意義になる、そんな学びのある一冊だと思います。私も、何度も読み返しては、阿川さんみたいになれるように頑張りたいと思います♡

是非温かいお茶と一緒に、楽しんでくださいね♡

長い文章、最後まで読んでくださり ありがとうございました^^

Wakana

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