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いざなわれるように、 田舎暮らし


今週は市内にいる時間が長いので、身の回りと跳ねた心を落ち着けています。
さて、今日は「なぜ田舎暮らしに辿り着いたのか」を書こうと思います。
(( まだ半移住だけど ))

・・・ 写真は畑のオクラの花。かわいいなあ   ・・・


:::  セットプランだった

ずばり、なのですが、いきなりなあに?という見出しですね。笑
けれど本当にセットだったのです。
数年ぶりに 恋人をつくったら、田舎暮らしがセットで付いてきました!笑
(( 憧れの古民家と畑〜!))

ここ数年、個人事業を何とか形にするために慣れないことを亀(とっても歩みが遅いの意)なりに よいしょっとやっていたのですが、そうすると私生活は崩壊。どこに行っても利害関係が生まれるようで、人間不信に陥っていたのかも。お友達をつくるのって、こんなに難しいことだったかな?なんて。

よって、ながーーーーーいトンネルに潜り込み、恋人をつくるなんて発想がなかった。何だかそれをするのは「甘え」だとか「逃げ」のようにも思っていた。

それが、ひとつ前の記事で書いたように、今春の私は コロナで生活も頭の中も、泡のように しゅわわわーーーっと弾けて溶けました。
おかげさまで「ちょっと恋人つくってみよう」じゃないですが、良いかたちで力が抜けた結果、彗星が降ってきたみたいに、彼に出会ったのです。
京都の里山・京北の人でした。


:::  混沌としている

彼は京北に暮らして8年目(確か)。
古民家に住まいながら、ゲストハウスの運営と畑と英語教師と機械の修理と木工とプログラミングと何だかんだ .......... よくわからない、ちょっと変わった人です。良い感じに混沌としてる。

なかなかマイペースな人で、この私(超絶マイペース人間)が、ぶんぶん振り回されて乗り物酔いみたいになって、牙を向くこともあるけど、心の中ではとても尊敬しています。

そんなこんなで振り回されながら、頭で考えることを止め、「これも流れの一つなのだな」と、その流れに降伏しました。そうしたら、田舎と都会の往復生活が始まりました。半移住というものです。


:::  はじめての京北

京北は、名前を聞いたことはあるけれど、アクセスがいまいちな京都の田舎というイメージでした。(( ごめんなさい ))

けれど、いつもお世話になっている仏師さんの故郷でもあり、その方が何だか楽しそうなことをされている地なので興味はありました。行きたいな と思いつつも、自動車免許のない私には遠い地でした。東京の方が近く感じていたもの。

それが突然行くことになった。意外なことに、バス1本で 1時間ほどで行けた。無知っておそろしいですね。

しかし、、、くねくねした山道を、決して優しいとは言えないバスの運転で行くのは想像を超える苦行でした。。嘘みたいにバスのシートで左右に転がっていた私は、京北に着く頃には目のクマも深くなっていて、こんなにマスクに感謝したことはないくらい。

とは言え、バスを降りたら市内とちがった清々しい空気と、いつも見ている山々(京都は盆地なので市内でも背景には山が見えます)が近くに見え、気分もリフレッシュ!

彼に 川や吊り橋、森の中を案内してもらって、るんるん遠足気分。
その後、彼の古民家に移動して、お昼ごはん。
畑で採れたお野菜を、バゲットにはさんでお外でいただきました。

青いお空も、小鳥のさえずりも、さわさわと風に揺れる木々たちも、お口の中にいるお野菜たちの美味しさも、ぜんぶぜんぶ心地良くて。五感が満たされるってこういうことだよね、と感じながら、ゆるゆるとその時間を過ごしました。

そして、以前からアウトドアは好きな方で、軽登山やキャンプはしていたけれど、ここではそれは特別なことではない日常なのだな、としみじみ感じました。

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写真は細かく撮る方ですが、この日はこんな適当な写真1枚しか残っていなかったという驚き。


:::  そんなこんなで

京都のそこそこの都会に生まれ、都会で育ち、10年間東京で生活した私は、無免許のまま、呆気なく半移住生活を決めて現在に至ります。

初めて京北に行ったのが確か10月1日だったので、まだ1ヶ月経ってないのだなあ。生活が激変し、毎日が濃厚で、もう半年くらい前のことのように感じます。

この先どんな暮らしになるのだろう。ちょっとの不安と、それよりも大きなわくわくの間で生きています。

田舎と都会を行ったり来たりしながら、ちょうど良いバランスを探して行きたいな。



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