職業訓練面接、志望動機をきっかけに使命の見つけ方

こんにちは
キャリアコンサルタントの齋藤里香です。

今日は、先日ハローワークさんで行った職業訓練の面接練習を行った時のことをお伝えします。

面談者：Aさん　４０代　女性　未経験分野（HP作成）への転職希望
※プライバシー保護のため若干内容を変えております。

まず、志望動機を伺いました　。
「なぜ訓練を受けようと思ったのか？」

Aさんは、「自分にスキルをつけたかったからです。
でも、こんな事じゃだめですよね？」
そう言われました。

みなさんは、どう思われますか？
“自分にスキルをつけたかったから”
これは、志望動機にならないのでしょうか？

私がお伝えしたのは、「素晴らしい」です。
しかし、そこからがスタートになるんです！

イメージしていただきたいのですが、今から平らな土地に穴を掘って
種をまき、木が育っていくのを想像していってください。

“自分にスキルを身につけたい”
ここから、少しずつ地面を掘っていきます。

キャリコン：「それはなぜですか？」
Aさん：「長く働けるようにしたい」

キャリコン：「なぜ長く働きたい？」
Aさん：「年をとって、仕事探しで悩みたくないし、ひとつ、自信の持てる仕事がやってみたい」

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このように、一問一答でその方の思いを掘っていきます。

そして、最終的にAさんが行き着いたやりたいことは、
「高齢化社会に伴う社会貢献」
でした。

その想いが面談者の方にとっての“根”となる譲れないところです。

もし、この先、問題にぶち当たり、行き詰まっても、根がしっかりと生えていればブレることはありません。

根ができたので、今度は幹です。

「高齢化社会に伴う社会貢献」をイメージした時にAさんがやりたいなと思うことを書いていってもらいます。

Aさん：「こんなことできるわけないですよね」
と言いながら、書いていらっしゃいました。

「こんなことできるわけない？」

これからの世界、何がおこるか誰にもわかりません。

５０年前、スマホなんて誰が想像したでしょうか？
公衆電話が当たり前だった時代には、個人が持つ携帯電話なんてあり得ない！だったのです。
しかし、現状どうでしょう！
スマホが当たり前になっています。

ぜひ、自分から出てきたアイデア、否定せずに大切に書いてほしいです！

やりたい幹が出尽くしたら、次は枝づくりです。

やりたいことから考えられる結果です。
メリットもデメリットも書いていきます。

デメリットは、メリットに変換していきます。

そして、最後に葉っぱ。
結果から見えてきた、エンドユーザー、つまりAさんであれば高齢者の方の
表情や姿です。

笑顔で嬉しそうに、Aさんのサービスを利用している。
それを見たAさんも嬉しい気持ちをかみしめている。

ここまでの流れが動画（映像）で描ければ、あとは、その想いを志望動機として伝えていきます。

Aさんは９０分という時間の中で、自分が本当に成しえたい使命を見つけ、動き出されました。

Aさんのご健闘を心願っております。

みなさんも、自分は何がしたいんだろう？
使命って何だろう？

そんな思いがある方は是非、キャリアコンサルティング受けてみませんか？
あなただけの大きな木作り上げていきましょう！

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