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「ワーケーション」という働き方

キャリアコンサルタントの齋藤里香です。

今日は、最近注目されている働き方、「ワーケーション」についてご紹介します。
「ワーケーション」とは、仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた造語です。

休暇中に旅先などで仕事をする新しい働き方として、アメリカを中心に広まりつつまるスタイルですが、日本でも日本航空(JAL)など、大手企業でも新しいテレワークの仕組みとして注目を集めています。

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「休暇中にまで仕事なんてしたくない~!」というお声も届いてきそうですが、みさなん、長期休暇ってご自分が納得できるように取得できていますか?

実は日本人の有給取得率は、世界30か国中“最下位”という調査結果が出ています。
近年、有給取得率100%を目指そう!という企業の取り組みもありますが、一方では「業務量が多すぎて休みが取れない」「周りも休暇を取得していないので休みづらい」「ほかの人に迷惑をかけると思うと休めない」など、現状まだまだ休暇を取りたくても取りづらいと感じている方も多くいらっしゃいます。

それならば、休みづらいことを逆手にとって、思い切って仕事と休暇を合体させてしまおう!という発想から生まれたのが「ワーケーション」です。

具体的な働き方の一例としては、
休暇中に何日か稼働日を設けることで、休暇期間を長くとる、や、緊急度の高い仕事のみ対応する、などルールを決めておくなど、種類も何パターンかあります。

ジョブ・カードくん6

実は、私自身6年前からワーケーションスタイルを取り入れた働き方をしています。

フリーランスとして活動していますが、経験してみて感じたことも交えお伝えしてまいります。
私の場合は休暇=旅行が多かったので、年に4回ほど10日前後の休暇を設け、どうしても対応が必要な仕事のみ旅先で行っていました。

旅先は、国内のこともあれば海外の時もありますが、パソコンとインターネット接続環境があれば、どこへでも行けます。

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ワーケーションの3つのメリット

まず1つ目!
業務がはかどる。


いつもとは別の環境で仕事をするとこで、気持ちがリフレッシュされ同じ仕事でも効率が上がりました。

また、この仕事を終えたら、あの観光地へ行こう!夜はあそこへ行こう!など、やるべき仕事さえ終われば、あとは自由の身。短時間集中でメリハリのある働き方が実現します。
2つ目!
家族との時間が確保できる。


働き方改革の推進でワークライフバランス(仕事と私生活のバランス)を意識される方も増えてきました。

特に、ご家族との時間を確保したいという方のお話は面談をしていても多いです。

ワーケーションであれば、常に家族とコミュニケーションをとりながら、仕事を進めることもできるので、まさに一石二鳥。ストレスからも解放されます。
3つ目!
リフレッシュ感が半端ない!


前項でストレスという文言を書きましたが、旅先であろうと仕事は仕事、単純作業ならいいですが、なかには少々頭を使って、よりよきものを生み出していくこともあります。

そんな時、「あー、ちょっと休憩!」と窓の外を見れば、そこはいつもと違う景色。深呼吸するだけでも、自然とモチベーションが上がってきます。

旅行会社を中心にワーケーションが広がっているのは、そういったリフレッシュポイントの利用者の増加に伴った状況もあるのかもしれません。

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では、今度は3つのデメリットもお伝えします。

1つ目!
仕事間のコミュニケーションはオンラインのみとなる。


当たり前のことですが、休暇なわけなので、会社を離れます。

私の場合は、もともと単独で行動することが主だったので、抵抗はありませんでしたが、会社に属している方だと、例えば会議などはリアル参加されている方たりで盛り上がっていたりすると、なかなか打ち解けて入れなくなったりもします。
そのあたりは割り切りが必要です。
2つ目!
時間管理能力が問われる。


休暇中であれば、時間管理は全て自分自身ということになります。

コロナ禍で在宅勤務を経験された方はイメージがわきやすいかもしれませんが、先方との約束がない限り、時間の使い方は自分次第です。

ある程度計画を立て、行動していかないとズルズル時間ばかり経っていたということにもなりかねません。

せっかくの休暇なのに、「○○しなければならない」「○○がまだ終わっていない」などと普段以上に心のモヤモヤも生まれてくる可能性もあります。時間を決め、自分自身で行動する!を常に意識することが大切です。
3つ目!
最後は、情報管理です。


パソコンとインターネット環境さえあれば、どこでも仕事ができると言いましたが、その分、守られていない環境下にあることも念頭に置いておくべきです。

このご時世、誰がどこで情報を抜き取っているかわかりません。
セキュリティ対策はもちろんですが、パソコンの置き忘れや、作業中の画面を開きっぱなしで席を立つなど、「大丈夫でしょ」では済まされない事態に巻き込まれる恐れはあります。

常に、万が一を意識した行動を心がけていただきたいです。

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以上、本日はワーケーションについてお伝えしましたが、今は、多種多様な働き方があります。

今の生活を守るためには、今の現状を守るしかない!と色々な悩みや辛さの中、我慢している生活をされているのなら、一度、キャリアコンサルタントに相談してみませんか?

あなたに合った働き方、一緒に考えていきましょう!

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