見出し画像

東京私立の『難関高』を勝手に定義してみた

これまで、『難関高』を目指す過程を書いてきましたが(というかまだ書いていませんが)、私が、東京の私立+国立高校の受験における難関高とはどのくらいを言っているか、説明したいと思います。

【先に結論】
私が勝手に決める私立難関高とは、上位17%の子が入れる学校です。
(あくまでも私立+国立です。都立は入っていません)



難関校とはどのくらいまでの学校を指すのか

定義はいろいろあると思いますが、一番データを出すのに使いやすかったことと、うちの子が通った早稲田アカデミー(通称早稲アカ)で言っていた偏差値感と学校レベル感と、なんとなくあっているので、高校偏差値.netというサイトの数字を使って計算してみました。
(本当は、V模擬偏差値があればよいのですけが、ネットで見れないので)

そこで、抽出したのが以下の表です

東京私立国立Aランク以上
東京私立+国立Aランク以上

高校から入れる、偏差値65以上、Aランク以上の私立と国立(芸大付属を除く)です。全部で54校です。

東京都内の受験が必要で入る私立高校(定時制や通信などを除く)が181校だそうです。そこに国立5校を足しているので、186校となります。
ものすごーーーーーーーく大雑把な計算になりますが、上の図の学校は、学校数を分母にした場合、上位29%ととなります。
定員数も違いますし、学校によっては、「○○コース」などあって、コースによっては偏差値が低いなどということもあるので、これを上位としてよいのかというところはあるのですが、「○○コース」というAランク以下のレベルでも入れることを含めて、およそ学年の上位29%が入れる学校、というと、案外そのくらいであっているのではないかな、と思います。

この中から、「併願優遇」という名のほぼ「併願確約」などがあって(学校によって名称が違うことはあったり)、先ほど書いたように、コースによって偏差値に開きがあったりする学校、倍率だと1点台前半で、受験日当日ガチでいかなくても、少し気持ちに余裕をもって試験が受けられる学校を除いたのが次の画像です。

MARCH付属と開成を同じSランクにしては失礼なので、勝手にSSというランクを作りました

先ほどの条件に当てはまる高校を除くと、一気に32校となり、分母オール学校数にに対して17%となります。
これら、32の学校に入れる子の合計が100人中17人。
結構あっている感じじゃないかな~と思うのです。
聞いたことのある【難しい学校】と言われている学校が多いのではないかと思います。
ここに載っている32校を、私の定義では勝手に難関校と呼びたいと思います。
注:豊島岡は高入生がなくなるためグレーアウトしています。

そして、先の画像では載っていたけれど、除かれてしまった学校を難関レベル校と呼びたいと思います。
ちなみに、うちの長男君は除いてしまった難関レベル校に通っていました。

難関高でお得な学校

2番目の図を見ていただくとわかるのですが、難関高の中でも下位のAランクにMARCH付属である法政高校・明大中野八王子があります。

この二つは、ともに大学に90%くらい行きますし、法政高校は当日加点などもあって、早稲アカでも「検討するといいかも」学校に指定されていました。

コロナ渦が落ち着いたら、受験日当日、大手塾の受験応援(先生方が来て、のぼりとか立てて握手するやつ)が復活するかもしれないですが(今年の入試は学校から自粛依頼が出ていました)、法政高校は試験日が10日でほかにも先生が行かなければいけない学校がたくさんあるのか(笑)、静かに落ち着いて受験に臨める雰囲気でした(長男は、法政高校落ちなのでわかる)
大手塾に通っていないお子さんにもおすすめです(大手塾に通っていない子は、あの騒ぎの中ちょっと寂しげだし、怖気づくらしい)
明八はわかりません。受けていないので。

難関校、私立本命選択のアドバイス

ほかのAランクの学校、正直微妙かな。
先に書いたように、長男は難関レベル高から早慶上理にも受かっています。

高校受験でこのAランクの難関高(法政・明八を除く)に受かることができる能力があるのであれば、がんばれば併設大学以上の学校に入ることができる子なのではないかと思います。
もちろん、国立大学という選択肢も出てきます。

東農大付属は外部の難関大学に多く受かっているようですが、それならわざわざ高校から入る必要もないのでは…なんて思ったり。

あと、付属校はおおむね学費が高いですね。

ちなみに、長男は難関レベル校で特待生だったため、学費はかかりませんでした。難関レベル校では、特待生制度を設けている学校が結構多いですよ。

こちらにも書きましたが勉強のほかにも頑張りたいことがあるお子さんならば付属はおすすめ、そうでない場合は、難関レベル校でそれなりに頑張って、難関大学や難関国公立を目指すなり、指定校推薦をもらうなりするのもよいかな~なんて思います。

ちなみに、長男の学校は上位の〇〇コースみたいなのがある学校で、そのクラスに所属していたわけですが、そのクラスの中の下位も下位、赤点たっぷりでお母さんが常に嘆いていたお友達も、成成明学獨國武とか四工大とかさらりと受かっています。

実際には、都内だけではなく千葉・埼玉・神奈川が入ってくるので、東京だけで検討することはないかもしれませんが、少しでも参考になればうれしいです。



この記事が参加している募集

#子どもの成長記録

31,581件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?