【ライブ感想】スキマフェス day2 @Aichi Sky Expo 2024/07/14
はじめに
※各アーティストのセトリが含まれていますのでご注意ください。
去る7/14、愛知県常滑市で行われたスキマフェスに行ってきました!
当日はかなり蒸し暑く、また私にとってはコロナ禍以降初めて(約5年ぶり)の夏の野外フェスだったので、熱中症にならないかな?とか、大雨で中止になったらどうしよう・・などなど色々心配していましたが、問題なく楽しむことができてほっとしました。
そして今回初めての「座席指定のフェス」だったのですが、なんと前から2列目でびっくり。2列目というとんでもない良席にて素晴らしい音楽を浴びまくってきました。
では感想を書いていきます。
ライブの感想
東京スカパラダイスオーケストラ
5年前のロッキンで初めて観て以降、ずっとライブを観ることができていなかったスカパラ。
そのロッキン当時、私はスカパラの曲を1曲も知らない状態で、ただただ興味本位で観てみるか~と思いたちふらっとステージを見に行きました。
その時の「真夏でもスーツ?!そして曲知らないけどめっちゃ楽しい!スカの、裏拍が強調されるリズムがすごくテンション上がる!!」という衝撃の楽しさを今でも覚えています。
そこから半年ぐらい経ち、コロナ禍に突入。
2020年はほぼライブに行けなかった中、スカパラの公式YouTubeに上がっている彼らのライブ映像をたくさん見ながら、「いつかまたスカパラのライブを生で観てみたいな~」とずっと思い続けていました。
そしてとうとうそのタイミングがこの日訪れたのです!!
今回もクソ暑い中、安定のスーツ姿で登場。か、かっこいい・・
5年前と似た野外というロケーションに、すでに喜びが爆発し曲が始まる前から感情がぐちゃぐちゃになっている中、1曲目がなんと大好きな「Dale Dale!」でさらに混乱。
この曲はボーカルとして私の大好きなチバユウスケが参加している曲。
普段けっこうポーカーフェイス気味なチバが珍しくニッコニコで超楽しそうなMVが大好きで、一時期毎日観ていました。↓YoutubeでMV閲覧できます。
もう今後この曲を、生でチバの声で聴くことはできないのか・・という寂しさと、ザ・スカパラという明るくて喜びに溢れた曲の雰囲気が混じって、初っ端から泣きそうになってしまいました。
そして2曲目は、ロッキンでは1曲目だった「DOWN BEAT STOMP」。
腕を思いっきりブンブンしたりぴょんぴょん跳んだり、とても楽しかった(そしてすごい量の汗)。普段音源でもテンションを上げたいときによく聴いている曲ですが、何回聴いても曲からもらえるワクワクが減らず、むしろ増えていっています。
スカパラメンバーは、真夏、湿気、スーツというかなり過酷な状況の中、辛そうな顔ひとつせず楽しそうにかっこいい音楽を鳴らしていて、本当にすごい。
3曲目に行く前に、谷中さんが「戦うように楽しんでくれよ!!」と叫んだ瞬間、「えっ?!これは!!」とぞわぞわが。
コロナ禍にめっちゃ見ていた↓のライブ映像のかけ声とまったく一緒だったのです。(なのですぐ「次Gloriousじゃん!」と気づきました)
私は気に入ったライブ映像を何十回も繰り返して観るタイプで、そのお気に入りのライブ映像と同じ掛け声とかアレンジとかを実際のライブでしてもらえると、すぐ喜びの感情が爆発します。
今回Gloriousでこの感情爆発タイムが来たので、前述の谷中さんのMCから「泣きながら笑い、ずっと跳んでいる」というカオスな状態になりました。
この曲の、「We always go home alone, now we are here with the music」というシンプルながら核心を突いた歌詞、ライブで聴くとより心に染み入って泣けます。そして最後の、ホーン隊が大輪の花火のように華やかなメロディを奏でるところの多幸感もグッときます。
このあとは、14日の出演アーティストからゲストを招いた豪華なステージでした。
緑黄色社会の長屋さんは、歌が上手いだけでなくトロンボーンも吹かれるんですね・・脱帽。
大満足のスカパラは14時頃に終了。
汗をかきすぎて命の危険を感じたのと、お昼ご飯もまだ食べられていなかったので、一時離脱して休憩。(休憩の間は、一部の時間を除き大体屋内にいたのですが、その間に演奏していたsumikaのタイミングで外が大雨になっていました。野外フェスの宿命だ・・)
いきものがかり
休憩中、食べ物の列が長すぎて唐揚げしか食べられず・・しかしそこそこ体力は回復したので、いきものがかりを観るためにまた屋外へ。
私は、中学~高校の合唱祭でどこか1つのクラスは必ずいきものがかりの曲を歌っていた「いきものがかり世代」ですが、ライブを観るのはこの日が初めて。
まだ自分の席に着く前から、リハーサルで「ありがとう」が聴こえてきて、美しい歌声に感動しました。
本番のステージは、誰もが知る名曲祭りで、楽しさと安心感がすごかったです。
聖恵ちゃん、動き回りながら歌っていてもゼエゼエすることなく。どこまでも声が伸びていってました。
水野さんもコーラスがうまい、そしてニコニコしている。
個人的にこの日一番印象に残ったのは、最後の「コイスルオトメ」です。
私はこの曲は存じ上げなかったのですが、まっすぐで切ない歌詞と、その歌詞のために生まれてきたとしか思えないメロディががっちり絡み合い大きな波のように体に押し寄せ、しみわたりました。
初めて聴いた曲でこんなに鳥肌が立ったのは初めてかもしれない。
そして初めて聴いた曲なのに、ずっと知っている曲のような不思議な気持ちにもなりました。
奥田民生
ユニコーンのライブは今まで数回行っていて、民生の50歳記念イベントにも行ってはいたのですが、民生ソロを生でしっかり観るのはこの日が初でした。
ゆったり登場し、1曲目はちょっと予想外の「手紙」!
他のアーティストがアゲアゲソングでスタートしていた中、このどっしり重い曲を持ってくるところはさすがのベテラン。
繰り返される、ものすごい声量の「あ~~!!」と渋いリフで、民生ワールドに飲み込まれていきます。
ちなみに余談ですが、前述の民生50歳記念イベントでは、この曲はなんと吉井和哉カバーバージョンで聴いていました。吉井さんの声とこの曲がぴったりすぎて驚いたのを今でも覚えていますし、どう考えても豪華すぎるだろう。※このカバーバージョンはサブスクでも聴けますのでご興味ある方はぜひ。
そして2曲目は「スカイウォーカー」。
素朴で落ち着く曲調と歌詞の雰囲気がお気に入りの曲です。
(この曲は民生50歳記念イベントでマサムネさんがカバーしていました。このときのマサムネさんは、私が今まで見てきた中で最も緊張していたと思います)
どんなMCをしていたかは(そもそもMCをしていたのか?)思い出せないのですが、曲が終わって次の曲に行くとき、毎回ちょっとだるそうに「はい次ぃ!」と言っていたのが民生らしくてほっとしました笑(なのにギターと歌はめちゃうまいという・・)
このあとも、いつかライブで聴いてみたいな~と思っていた、ギターソロがかっこいい「イナビカリ」、スキマスイッチをゲストに迎えた「イージュー★ライダー」など大満足なライブでした。
スピッツ
そしてとうとう次はスピッツです!!
いつも夏フェスのスピッツはトリ前かつ少し涼しくなった夕方のタイミングなんですよね。
去年あんなにスピッツのライブにたくさん行っていたのに、今年は今回で2回目なので、スピッツが出てくる直前なんとなく緊張してしまっていました。が、袖からてっちゃんがちょっとニヤリとしながら現れたのを見て「わーーーー!!」といつも通りテンションがあがったのでよかった。
1曲目は「空も飛べるはず」、ちょっと意外な選曲。
「チェリー」「空も飛べるはず」「ロビンソン」がいわゆる3大曲ですが、私はなぜか「空も飛べるはず」となかなか当たらないので、シンプルに嬉しかったです。
野外、かつ海のすぐ近くのロケーションで聴くあの美しくて懐かしいアルペジオで、初っ端から溶けてました。
そして2曲目が「ハチミツ」。実はライブで聴いたのはこの日が初めて。
この曲はあの伝説の横浜サンセットでマサムネさんが歌詞ミス(+ウインク)をやらかした曲で、以降マサムネさんはこの曲での歌詞ミスがけっこう癖になってる節があります(と私は思ってます)。
なので「マサムネさんがんばれ~!」と祈りつつ、ちょっと歌詞ミスも観てみたいという邪な感情も抱えて(笑)聴いていましたが、無事難関を突破してノーミスで終わったので一安心。
ちょっと変なリズムなのにすごく心地がいい不思議な曲。
このあとの曲で印象に残ったのは
「群青」→原曲と同じく大橋さんがコーラスで参加してくれました!かつてスピッツとイベントで共演したときに、マサムネさんが「大橋くん俺と声合うね。今度一緒になにかしたいね」と声をかけたことがきっかけで大橋さんがレコーディングに参加することになったそうですが、本当にぴったり。マサムネさん単体でもすごい清涼感なのに、大橋さんのハモリが加わると、さらに海でゆらゆらしているような気持ちよさが加わってました。
あとこの曲はベースがかっこいい。淡々として気持ちいいボーカル、ギター、ドラムに対し、ベースは大波のようにうねっていて、そこのでこぼこ感がまた好きだな~!と思いました。
「君は太陽」→スピッツの曲は全部好きですが、この曲は人生においてかなり長いこと一緒に過ごしてきているので特に思い入れが深い曲です。そして結構ライブでも演奏されているのですが、なかなか私は生で聴ける機会がなく、このときやっっっと初めて生で聴けました。(なのに曲が始まっても君は太陽だと全然気づけず、「諦められないことがあったり」部分でやっと気づくという体たらくでしたが・・)
キラキラ感と、最後のサビに入る前のドラムのダッダッダダッダッダが最高でした。
「8823」→田村さんが自らペットボトルの水をかぶった瞬間、久々に心から爆笑してしまいました。(今書きながらまた思い出し笑いしてます)
スキマスイッチ
ラストはスキマスイッチ。
何年か前にJAPAN JAMで観たと思うのですが、体感としては結構久々。
メンバーお二人とも他の出演者のステージでも演奏し続けていたのに、最後の最後までパワフルなパフォーマンスでさすがの一言。
「奏」ではしっとりした演奏、新しいアルバムの収録曲「逆転トリガー」やライブ定番曲「Ah Yeah!!」(←ピロウズファンとしてはどうしてもピロウズが頭をよぎってしまいますが)ははつらつとした演奏で、緩急がすごい。大橋さんの声は、シンプルなピアノのみの演奏に乗っても華やかなバンド演奏に乗ってもしっくりくる魔法の声だな、と感じました。
個人的に印象に残ったのは「スカーレット」。
故郷の愛知を思って作った曲とのことで、歌詞に出てきた「スカーレットの電車」はこの日私も乗ってきた赤い電車、名鉄線のことですよね?!となりました。飛行機で行くか迷ってたけど、この曲の歌詞をかみしめられたので電車で来てよかった。故郷を思う系とか上京ほやほや系の歌詞に弱いです。
これにてライブの感想は終了です。長文をお読みいただきありがとうございました!
以下ライブ以外の感想です。
ライブ以外の感想
・会場のAichi Sky Expoは最寄りから結構歩くので、電車で行く人は時間に余裕を持って行ったほうがいい。
・(Twitterでも書きましたが)常滑ミルクアイスがすごくおいしかった。
・座席指定のフェスってどうなんだろう?と不安な気持ちも抱えつつ行ったけど、結論すごく快適だった。自分の席があるので多少荷物多めで行っても大丈夫、陣取り合戦が発生しない、規制退場しやすい・・などなど、むしろ良い点しかなかった。特に夏フェスは暑い中陣取り合戦してると命に関わることもあるので、座席指定のフェスが今後もどこかであったら嬉しいな~と思った。
・久々に夏フェスに行って、一番役に立ったのは「でかいゴミ袋」。雨が降ったときにとりあえずこの中に荷物をいれておけばなんとかなった。2位は保冷バッグ。凍らせたアクエリアスが全然溶けなかった。この2つは今後も夏フェス必需品で持っていこうと思います
ライブ以外の感想というか今後に向けた備忘録っぽい感じですが・・
以上で感想すべて完了です。次はユニゾン武道館の感想を書く予定です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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