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東京(美大)最低最悪最高




この漫画の本当の意図はなんだ?


みんな、久々ポメ。
今日は話題の漫画について書いていくポメ。


この漫画が男女差別や地域へのヘイト、或いは対立を促すものではないかという内容で賛否両論で話題になっていたポメ。

だけど僕はこの漫画の本当に言いたいことが別にあるのではないかと妄想したのでそれを書いていきたいと思うポメね。
(あくまで妄想なので1読者の感想と話半分にしてほしいポメね)


さらりと出てくる美大

まず、女の不満点は家の狭さや物価が高い事ではないのは後半の描写からわかるポメ。(一人暮らしは最高だった。金持ちになるために医者を目指してる人を馬鹿にしているなどの描写ポメね)

それよりも、福岡または九州全般には男尊女卑の思想がまだあるという事を、東京の暮らしと対比させているシーンが印象強い読者が多いと思うポメ

そのため読者はこの女は地域に縛りつけてくる家族が不満なのか、と認識するポメ。

しかし、これは非常に高度な嘘であることがわかるポメ。

さらりと出てくる高校の進路表にすべての答えが詰まっているのだけど、見逃す人が多いと思うポメ。これが女の進路ポメね。

第一志望 多摩美術大学
第二志望 武蔵野美術大学
第三志望 東京造形大学

これらは日本でも高額な私立美大ポメ。

第一志望の多摩美術大学デザイン学部の4年間の学費は720万円、ここにでデザイン用のPCなどの教材費が発生するポメ。合計して800万円前後ポメね。都内の学生の一人暮らし費用の平均は14万3000円らしいポメ。4年で約700万円ポメね。

合計して1500万円。これが特に贅沢もなく美大に通わせた場合の平均的な支出ポメ。

母はお金を出せないと言っているので奨学金を借りるのは前提になるポメ。

奨学金は併用しフルにかりても月18万円、4年で880万円ポメ。

この主人公が美大に通っていたならば、限界まで奨学金を借りさせても家族は600万円以上の支出が必要になるポメ。

最終的に東京にいて、フリーランスのデザイナーをしていることからも彼女が美大に通ったのは間違いないと思われるポメ。もし、福岡で独学で夢を叶えたならばこれだけ自己主張の激しい女の子がその話をださないとは考えにくいポメね。

さて、この主人公が無理を通して高額な美大に通ったという前提でここから漫画を再度見ていくポメ。

この女の欺瞞


この女は嘘つきポメ。これは作中でも最終的に理解ある彼により看破されているし、都合の悪いことは隠すというシーンが何度も出てくるポメ。

しかし読者が気づきにくい嘘があるポメ。それは全ての回想ポメ。1番象徴的なシーンから読み解くポメ。

「私がこの町に生まれた時点で好きな仕事や夢を見る権利すらないの?」
というセリフが出てくるポメ。

こんなことを言われて「お金を出せない」という親はきっと辛いポメね。だけどこの回想は嘘ポメ。

なぜなら福岡には九州大があり、そこには芸術工学部があり3つのデザインコースがあるポメ。また佐賀大にも地域デザインという名のデザインコースがあり、他の九州にある私大にもデザインを学べるところはあるポメね

https://www.design.kyushu-u.ac.jp/schools/md/

どの大学の進路を見てもデザインコースからはデザイナーや、アート関連、ゲーム会社なんかに就職できてる人がいるのがわかるポメ。

ここの内容だけでも彼女のいっている福岡(九州)ではデザイナーになれないというのが嘘だとわかるポメ。

「近所のデザイン学部ではだめなのか」と両親が反論し対話が行われたと考えるのは自然なことと思うポメ。

それでもなおこの回想が挿入されているのは彼女の夢がデザイナーになることではなく、”東京の私立美大に行くこと”であることを誤魔化すためであることだとわかるポメ。

佐賀大学


また日本には国立のデザイン学科を設けている大学は沢山あるので、母親の「東京の大学にはいかせれない」という言葉は東京だから行かせれないではなく、「高額な東京の私立の美大にはいかせれない」という内容である可能性も十分にあると思うポメ。

たったこれだけの会話でもこの漫画の女性の回想が都合の悪い部分は小さく隠しつつ、家族を悪印象に仕立て上げていることがわかるポメ。

美大に受かるためには独学ではほぼ不可能で専門的な勉強が必要ポメ。多摩美などの上位の美大になると2年ほどは画塾に通うのが普通ポメ。

しかし、そこに至るまでの過程や家族の支えは一切書かれていないポメ。

最終的に東京でデザイナーをしているという事と呪いのような言葉で反論している両親を描くことで、読者にはあたかも田舎の家族は都会を嫌っていて都会に行けば成功する可能性のある若者を、地域に縛ろうとしているという印象を植え付けているポメね。

ここから彼女の過去の回想、および過去の対応は恣意的に切り取られた嘘だと考えていくことができるポメね。


金を使った事と嘘つきである事を踏まえて漫画を読みなおそう

ここからはこの女が実家に帰り家族とコミュニケーションをしているところを、無理を通して高額な学費を払ってもらい大学に行ったにもかかわらず、就職をせず結婚して帰ってきたという点を踏まえて見直していくポメ。


1.妹が実家に住みながら、自分を変人扱いし保管していたものを邪険にしてくる。また看護師(笑)という普通の仕事をしているのに褒められているのは不快

妹は実家に住んでいるけど、なぜポメ?
答えは姉のせいポメ。彼女は姉があまりに高額な学費を捻出しているために人生の選択肢は少ないポメ。「私も美大に行きたい」なんていえばお父さんとお母さんは負担に耐え切れないポメね。そういう金勘定ができるため負担のかかる一人暮らしをせず、家事を手伝い、家から通える範囲の中でやりたいことをやりつつ姉の荷物を捨てることもなく守ってくれているポメね。

2.ババアと浮気パパが旦那の結婚の申し出のいい方にケチをつけてくる。せっかく帰ったのに家事をさせてきてうざい!!私はモノじゃな~い!

いいえ、この女は最低でも数百万の借金を抱えたポンコツ商品ポメ。返済できる能力はないのがわかるポメ。さらに家事もしてないところをみると借金漬物石ポメね。

夢をかなえるんだ!という理屈で家族にとんでもない負担をさせたのに結婚という方法で大学とは何も関係ない方法で将来を決定し、感謝も家族に与えることもない娘ポメ。家族はすでに裏切られているポメ。

そこに家事をせずだらだらしてるだけの実情が見えたらどうポメ。仕事もできない、家のこともできないという真実が男にばれることは家族にとっては一大事ポメ。もしこの女が離婚して返還されるようなことがあれば奨学金の支払いもまた老夫婦の負担になるのは目に見えているポメ。

せめて捨てられないようにしっかりしてほしいと思うのと、男にも責任を持ち借金を飼うということを自覚してほしいと思うのは当然ポメね。

3.ババアは私がうらやましいんだ!昔は好きなことあったでしょ~。今はこうやって悲惨に家事してるだけの人生!!自分の人生捨ててくれてサンキューババア!

その通りポメ。ババアも家族もあなたのために高額な贅沢をすることもやめ貯金をフルに学費に回して応援したポメ。

費用がつらくても「私がこの町に生まれた時点で好きな仕事や夢を見る権利すらないの?」という親にはあまりに酷な一言をいわれたために泣く泣くお金をだしたポメ。その結果が就職するわけでもなくふらふらして家事もしないで結婚だけは決めてきた娘ポメね。



どうポメ?女の隠していることが分かれば家族の怒りが非常に正当なものに見えてくると思うポメ。特に最後の田舎臭いババアは夢も叶えられずかわいそうの雰囲気の下りは反吐が出るポメ。

こいつのふんわりしか叶わなかった夢は家族の多大な犠牲の上に成り立っているポメ。

それを隠しあたかも地域や風土のせいで私は虐げられたという話にみせかけることで読者は地域やこの家族に対する不快感を得ることができるポメ。

だけども残念なことに美大生の多くは「夢をかなえる権利すらないのか~」を家族に言い放ち夢をかなえようとし、同じような思想を持つ仲間を手に入れるポメ。

親に自責の念を感じさせ金を出さざるを得ないように仕向け、応援させるポメ。しかしそこから親が最後に得られるのは無職の子供と、このような一切の感謝のないむき出しの敵意ポメね。


おわりに

子供を美大に行かせるとこういう娘になるポメ

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