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【木曽駒ヶ岳と一緒に周りたい】寄り道観光スポット|諏訪・岡谷エリア

中央アルプス最高峰ながら、東京から片道4時間で行ける山・木曽駒ヶ岳。
車で行く場合も、新幹線やバスで行く場合も、東京からの場合はおそらく通過地点として諏訪を通過するのではないだろうか。
そのまままっすぐ現地入りするのも良いが、諏訪にも奥深い歴史と文化が根付いているため、途中下車&寄り道するのも決して悪くないはず。
本記事では、そんな「寄り道」にちょうど良い、諏訪・岡谷エリアの観光地をいくつか紹介する。旅行プランの作成において、参考にしていただければ幸いだ。

【おつかれ山日記|あらまし】

わたしについて

都内IT系メガベンチャーにて、荒波に揉まれながらも諸行無常に生きる、植物大好きHSPアラサー女子の山日記。
PC画面と睨めっこし、鬼畜上司やモンスタークライアントとの対峙で消耗した心身を清め、浄化しリセットする術として、旦那を引き連れ絶賛登山にハマり中。
直近は富士山登頂(須走ルート)、屋久島(縄文杉)トレッキング達成。

これまでの山

始まりは、2019年のゴールデンウィーク。
最初は一年に一山だったのだが。
登山を重ねるうち、本気登山に目覚めてしまい。ついに昨年2023年は、記念すべき山の日に富士山(山梨・静岡)へ登頂を果たすことができた。

  • 2019年 鋸山(千葉)

  • 2021年 大山(神奈川)

  • 2022年 御岳山(東京)

  • 2023年 筑波山(茨城)/ 大岳山(東京)/ 富士山(静岡・山梨)

  • 2024年 日和田山(埼玉)/ 函館山(北海道)

富士山はまた別の機会とするが、今回は長野県・中央アルプス最高峰の木曽駒ヶ岳について記すことにする。


1.木曽駒ヶ岳とは

千畳敷カール

木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)は、長野県の木曽地域と伊那地域にまたがる標高2,956メートルの山。中央アルプス(木曽山脈)の主峰であり、日本百名山の一つとしても知られている。
北に空木岳、南に宝剣岳と連なって美しい山々の景観を形成しており、山頂からは北アルプスや南アルプス、富士山まで見渡せる絶景が広がる。
また、見どころの一つである氷河地形「千畳敷カール」には高山植物が青々と茂り、初夏には美しい花畑となる。通常であれば初心者にはハードルが高い2000~3000m級でありながら、中腹まではロープウェイで気軽に行けるため、アルプスデビューとしても人気の山。

▼木曽駒ヶ岳の登山ルート確認はこちら

▼木曽駒ヶ岳へのアクセスはこちら

▼木曽駒ヶ岳で出会った高山植物20種はこちら

2. 木曽駒ヶ岳周辺 おすすめ観光地

2-1.高島城

高島城

高島城は「諏訪の浮城」として名高い、諏訪藩初代藩主・諏訪頼忠が16世紀末に築いた城である。天守閣からは諏訪湖を一望でき、特に春の桜が見事で、湖との調和が美しい。城内には歴史展示が充実しており、訪れる者に過去への旅を提供する。静寂に包まれたこの場所で、時がゆっくりと流れる感覚を楽しめる。アクセスはJR上諏訪駅から徒歩約15分、または車で約5分。

2-2.諏訪大社 本宮

諏訪大社本宮は、日本最古の神社のひとつで、その創建は神代にまで遡る。風と農耕を司る神、建御名方命を祀るこの神社は、荘厳な御柱が立ち並び、自然と調和した神秘的な空間を持つ。参拝すると心が浄化されるような清々しさを感じられる。タイミングが合えば神社前で市場も開かれており、地元の民藝品やお土産選びも楽しいかもしれない。アクセスはJR茅野駅からバスで約15分、「宮前」バス停から徒歩約5分。またはJR上諏訪駅からバスで40分ほど。車の場合は中央道諏訪ICから約10分。

2-3.片倉館

片倉館

片倉館は、大正時代に製糸業で成功を収めた片倉氏が建てた洋風建築の温泉施設である。レトロな雰囲気とタイル張りの広い浴槽・千人風呂が特徴的で、過去の時代にタイムスリップしたかのような体験ができる。広々とした温泉で心と身体を癒し、歴史に思いを馳せる贅沢な時間を提供する。
なお、風呂館は現在も営業中であるため、施設の見学のみは不可。また資料館と入浴館は別棟となっているので、それぞれ入場料を払う必要がある点に注意。資料館はすぐに見終わってしまうかもしれないので、できれば風呂館を推奨。アクセスはJR上諏訪駅から徒歩約10分、または車で中央道諏訪ICから約15分。

2-4.諏訪湖

高島城から望む諏訪湖

信州の大自然に囲まれた諏訪湖は、四季折々の美しさを楽しむことができる観光スポットである。特に冬の「御神渡り」や夏の花火大会は壮観で、湖畔の散策やボート遊びで心が和む。湖面に映る夕日や朝日が訪れる者を魅了し、静かなひとときを提供する。アクセスはJR上諏訪駅から徒歩数分、駅からすぐに湖畔に到着できる。車で訪れる場合も、中央道諏訪ICから約10分。

2-5.間欠泉ミュージアム

自然の驚異である間欠泉・地質学について学びを深め、自然の力強さを感じられるミュージアム。
数年前までは実際に間欠泉が力強く吹き出していたそうだが、今では小さな噴水程度になってしまったという。(私たちは時間切れで行けなかったが)
アクセスはJR上諏訪駅から徒歩約15分、または車で約5分。

2-6.岡谷蚕糸博物館|シルクファクトおかや

製糸業の歴史と技術を学べるミュージアムであり、かつてシルクで繁栄した岡谷市の象徴である。館内では、製糸工程を見学できる実演や、蚕からシルク糸が作られる過程を詳しく学べる展示が充実している。シルク製品の購入もでき、訪れる者は質の高いシルクの美しさを実感できるだろう。ただし、実際に製糸工場として稼働もしているため、虫が苦手な人は要注意。アクセスは、JR中央本線「岡谷駅」から徒歩約25分、または車で約5分。

3.木曽駒ヶ岳とセットで旅行気分を満喫

いかがだっただろうか?今回は木曽駒ヶ岳周辺の観光地編として、諏訪や岡谷周辺の有名な観光地を紹介した。
木曽駒ヶ岳単体でももちろん十分に魅力的だが、周辺の町自体も自然味溢れ、豊かな自然を生かした文化と歴史がしっかりと根付いている。
ぜひ木曽駒ヶ岳への登山がてら、周辺の面白いスポットを巡り、駒ヶ根・諏訪の地で確かに息づいてきた文化を体感してみてはいかがだろうか。


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