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【短編ストーリー】花咲く心 1話

プロローグ

”好き”

私は驚いた。

私はただ、クラスメイトだと思っていた。

なのに、なのに、どうして君は私を好きだというのだろうか。

容姿なのか、話し方なのか、なんなのだろう。

私は特に学校へ行く時見た目に気は使っていないし、特別君に優しくしているわけじゃない。

どうしてなんだろう?

そんなことから始まる私の物語。

花咲く心


キーンコーンカーンコーンッ

「ねえね、美咲」

「んー?なにさ。私の睡眠奪わないでよ」

「授業終わりましたよ美咲さーん!てか授業で寝てる時点でおかしいんですけど」

「授業なんて聞いても意味ないでしょ。どっか推薦取れる場所入れれば良いんだからさ」

「相変わらずぐうたらだね。そんなんで推薦枠取れると思ってると後で痛い目見るんだから」

「わかりましたよ葵お母さん!これから頑張ります!」

「全くもー!あ、そういえば聞いたよ。美咲、1年生の子に告られたんでしょ?今日ちょっと噂になってたよ」

「あーね。そうだよ」

「それで!どうしたのよ、その子?」

「どうしたのって。別にどうだって良いじゃん。」

「良くないよ!だって美咲と帰れなくなるじゃん。」

「あー付き合うって、そういうことか」

「何それ。断ったの?断らなかったの?どっちなの!」

「断るに決まってるじゃん。だって、告白してきたの女の子だよ?話したこともないし。そんなことってある?」

「まあ、女子校だとそういうこともあるんじゃないの?私達、恋愛に飢えてるわけだしさ。ちょっとカッコイイ女の人と、付き合ってみたい?とかさ」

「そんなもんなのかな。好きって、気持ちってそんな簡単なものなの?」

「あのね、美咲!恋心って美咲が思っているより大切なものなの。好きな気持ちを簡単だって決めつけないで!おっ、ちょうど来たよ、一年生ちゃん!」

「失礼します。1年C組の小川すみれと申します。町田美咲先輩に会いに来たんですけど……」

「おーい!美咲はここだよ!はい、行った行った!」

「あーもう。すみれちゃん?だっけ。まだなんか用なの?さっき断ったじゃん」

「私、考えたんです。まだ、私のことを知ってもらってないって。だから、美咲先輩!私とデートしてください!」

次回へ続く……

最後に

おかげさまでOn your mark!が好評だったので小説を真面目に書こうかと思いました。恋愛なんてしたことないですが、恋愛を書きます。よろしくお願いします!

まだ読まれていない方がいればこちらも是非!


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