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就活始まりましたね。面接ではココ気をつけて…必見

いよいよ、3月1日に2025年春卒の就活(採用広報)が解禁されましたね。

駅や会社の前でソワソワしている黒い服をきた若者は、この時期の風物詩ともいって良いかと思います。

そして僕も珍しく会社で必要とされる時期です。

そうです、採用担当は猫の手も借りたいくらい忙しいので「面接官」としての出番が待っているのです。

そこで、今日は採用面接でちょっと得する話を書きたいと思いますので、是非就活生のあなた、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

◇◇◇

ところで最近は、あまりの人手不足で多くの企業で内定を出しまくっています。企業の知名度や採用手法などによって内定受諾率は大きく差が出ますが、どこの会社も50%前後の受諾率になります。もちろんこれはちょっとしたやり方で10%にも90%にも化けてしまう怖い数字です。ちなみに10万人規模くらいの大企業でも同様の傾向で、誰でも知っている会社だからと言って入社してくれる訳ではありません。

だから、企業はあの手この手で学生をかき集めようとします。例えば例年多くの人材を集める「人材業界」は、昨年のうちからバンバン内定を出しまくっていますので、この業界から受け始めて先に内定をもらっておいてから本格的な就活を始めるとちょっと気楽になったりします(先に教えてよって笑)。

そして、今日は面接のちょっとしたテクニックを伝授します(笑)。猫の手面接官の言うことなんで話半分で…

最近の面接の流行りは「おもてなし」で、必要以上に面接官のサービス精神がありすぎてホテルに来ているかのような錯覚をしてしまうほどです。面接官の慣れない笑顔やアイスブレイクで緊張をほぐそうとしてきますが、たいてい「今日は大阪から来たんだあ、大変だねえ」「対面での面接は慣れた?」とか、かなりどうでも良い話をしてきますので、全然リラックスしないまま面接が始まります(笑)。

そして、第一関門は必ず聞かれる「志望理由」ですが、よくこんなパターンで対応される学生が多いようです。

「志望理由は3つあります。1つ目は、御社の幅広い製品群とITサービスでお客様の課題解決に貢献したい。2つ目は、御社の理念と社風に共感した。そして最後はインターンシップでみんな優しくて若手の成長機会を提供してくれること」

もう完全に暗記しちゃいますよ。

しかも「カフェのアルバイトでの接客経験を通じて、もっと多くの人に喜ばれる価値を提供したくてこの思いに行きつきました」ってつながってきます。たいていここまで来ると面接官も食傷気味になってきて「へぇー、頑張ったんだねえ」と当たり障りのない受け答えを続けてきますが、これだと30点くらいなのでバッサリと見直す事をお勧めします。

そして2つ目の「理念と社風」ですがそもそも、今の社員は理念に共感していて、しかも社風が良いなんて誰も思っていないです。だからどっちかというと逆効果になるので言わない方が良いくらいかと…

それと、「インターンシップが良かったです」「人事の○○さんが凄く優しくて…」とか面接官に言われても、さっぱり何もことかもわからないし、たぶん興味もないので、ここに時間を使うなら他のところに注力したいところです。

じゃあ、どうしろって言うんだってことですが、「Simple is best」に尽きます。リスクヘッジで3つ伝えるよりも、自信をもって1つの回答にした方が刺さります。例えば、

「大学で心理学を学んできて、仮説検証のスキルを得ました。複雑化する顧客課題解決には、仮説検証アプローチが有効です。このスキルを通じて、お客様の心をグッと掴みます」

これくらいで良いんです。ちゃんと自分の学んできた強みを機会にぶつけてあげれば、それっぽいし、面接官の人たちはこういうSWOT風論理展開の方が慣れていて突っ込みやすいんですよ。

あとは、淡々と好きなように経験談とかガクチカってやつを深掘りされ続けて…ここは自由にお任せします(笑)。

そして、最後に2つの関門が残っています。

1つ目は志望度を聞いて来ることがあるのですが、「当社の志望度は何番目くらいですか」って感じの事を「恐る恐る」伺ってきたりします。流石にこれはわざとらしくても「第一志望です!どうしても御社に入りたいです!」くらいに言っておけば大丈夫です(笑)。間違っても「第一志望です」とか「もう少し社員の方に話を聞いてから決めたいです」っていうのは言ってはダメです。

そして、最後は必ずある「質問タイム」をどう過ごすのかということです。やっぱり質問は時間の都合上2つが良いですね。

そして、就活生のあなたなら最後の1問はどちらにしますか?

A「○○さんのこれまでの仕事の経験上、最も印象に残ったことは何ですか」

B「入社までに学んでおいた方が良い事は何ですか」

ほんと良くあるコテコテの質問ですねえ。もう何十回も聞いたよって方も多いと思いますが、この2つの質問には面接官のおじさんにとってはちょっとした違いがあります(笑)。

面接官もやっぱり普通のおじさんなので、ひたすら聞き取り調査を繰り返すよりも若い方におせっかいな「アドバイス」をしたいんですよね(笑)

だから、たいして偉大な経験もしていない面接官がその場で捻り出して作った経験談をするよりも、最後に

「残りの学生生活に何を準備したら良いか迷っているんです」

これくらいに相談してくれた方が、誇らしげに気分良く饒舌な話をしてくれるはずです。その方が気持ち良く終われるんですよね、面接官が…(笑)

と言う事で話半分で聞き流していただければ幸いです…

最後に、新卒での就活は人生のイベントのなかでも3本の指に入るくらい大切な行事なんです。何せ終身雇用社会の日本では、その後の40年間の居場所を決められる1度きりのチャンスなのです。だから、全然遠慮なんかしちゃいけないし、崖っぷちのつもりで何がなんでも喰らい付いてください。

就活生の皆さんの素敵な笑顔を楽しみにしています。

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