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君の名。その意味は。

「この会議の 名前 を決めませんか?」
「1人1つずつ、考えてきてくれませんか?」

営業部・技術部・総務部

各部署から数名の役職が集い、
月に2回会議を行う。
当社ではそんな新たな試みが始まったのですが、
その会議の中で、僕はそう発言をしました。


名前とは、とても重要な存在ですし、
名は体を表すとも言います。
僕の中ではとても大切なことなのです。

加えて、どこか学園祭のような、
学生時代に戻ったような、そんなミッション。

「会議の名前を皆で持ち寄って決めよう!」



皆がどんな名前を考えてきてくれるのか、楽しみだな。



それから2週間後。
会議が行われました。



「考えてきた会議名を1人ずつ発表しましょう」

「○○会議なんてどうでしょうか?」
「この名前にした理由は○○です」
「雰囲気的に○○なんてどうかな」

「へー!良いですね!」
「なるほど、なるほど」
「えーカワイイ名前ですね笑」

などなど。そんな会話が行われる。

いつもの会議よりも、
ちょっと楽しく、ちょっと明るく、前向きな空気。


そんな中、2人の方から
「別になんでもいいです」
「考えてない」

そんな言葉が発せられました。


これは、なかなかショックでした。
一致団結って難しい。
改めて痛感しました。




例えば、自分で会社を立ち上げたとして、
「会社の名前は何でもいい」と言うのでしょうか。

「株式会社 うんち」とかでも良いのでしょうか。


例えば、自分にお子様が生まれて、
「子どもの名前は何でもいい」と言うのでしょうか。

「適当に あ にしよか」それで良いのでしょうか。



きっとそんなわけありませんよね。

大事なことには、自分ごとに考えられることには
しっかりと考え、名前に意味を持たせるのです。
希望を抱き、願掛けをするのです。



名前って、大事なんです。

この想い、この感覚を共有できなくて
とても残念で悲しくなりました。


精神面の共有。

目に見えないことだからこそ、
しっかりと伝わるよう努力していこう。
そんな風に感じた出来事でした。




このような出来事があったおかげで、
息子たちの名前を考えた時の想いを
久しぶりに思い出しました。

いずれはその想いを手紙に書き、
成人した時に渡そうと思っておりますが、
一足先にこちらのnoteに綴っておきます。



長男:維誠

長男:ゆきまさ

点々と、点だけで生きるのではなく、
点と点を維ぎ線にする。
そんな人生を送ってください。

自分の点だけではなく、
色々な人の点も維ぎ、
たくさんの線を作ってください。

自分の口から出た「言」葉には責任を持ち
1つでも多く「成」し遂げてください。

そんな想いを込めて、
君の名を
維・誠 と名付けました。

無くなったおじいちゃん「まさゆき」が元。



次男:徳清

次男:のりきよ

人生において、最も大事な事の1つは
人徳だと僕は思っています。
君の人生の中で、たくさんの徳を積んでいってください。

これはとても難しく、
きっと横道に逸れることも、
邪な事に惹かれることもあるでしょう。

どんな時も清い心が君にはあります。
だから安心してください、大丈夫です。
清く・清々しい人でいてください。

そんな想いを込めて、
君の名を
徳・清 と名付けました。

お互いの父親の名前の一部「のり」
お互いの母親の名前の一部「よ」
無くなったおじいちゃんの「き」が元。



三男:越儀

三男:かつよし

三男だから、三兄弟の中で一番下の立場。
という固定概念に縛られる必要はありません。
思いのままに兄たちを越えていってください。

辛いことを経験した分、幸せを感じてください。
優しい分、豊かになってください。
何かあってもぴょんっと飛び越えて下さい。

人の「儀」を大切にして下さい。
でも、たとえ人が決めた「儀」でも、
必要が無いと感じたら、構いません。
それさえもぴょんっと飛び越えて下さい。

そんな想いを込めて、
君の名を
越・儀 と名付けました。

三男が産まれる間近にお亡くなりになった
妻方のおじいちゃんの名前。
大好きなおじさんの「か」とかつおが元。




たくさんの「愛」と
たくさんの「意味」をこめて
「名前」をつけました。



君たちが大きくなって、
将来大切な子供たちが産まれたら、
たくさんの愛と意味を込めて、名前をつけてあげてください。


そして名前とは、決して人に対してだけ
付いているわけではありません。
モノ。コト。そういった全てに名前は付きます。


僕の言っている意味が、
しっかりと分かった時からで良いです。
どうか「名前」を大事にしてみてください。

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