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【男性育休】社内ルール化への挑戦と、実際に育休取得して感じたコト。

「男性の育休取得」を会社のルールにした張本人(僕)が、
実際に男性育休を取得してみて、どのように感じたのか。
簡単にではありますが、記事としてまとめてみました。

紆余曲折ありましたが、
社内ルール化 ⇨ 育休取得 ⇨ まとめ記事投稿
ひとまず、ここまで辿り着くことができました。

支えて下さった皆様、協力して下さった皆様、
ご理解下さった皆様、ご意見、ご指摘下さった皆様。
本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。


男性育休が「社内ルール」になるまでの話

三男と近所をお散歩

2021年3月。
僕の働く会社では、男性の育休取得が「社内ルール」になりました。

なぜ育休に取り組んだのか。
そのきっかけや、想い。

そして、実際にルールになるまでの流れや
なぜ育休取得をルール、つまり「義務」にしたのか。

こちらの記事では、そんなことを簡単にまとめました。



こちらの記事を投稿した後、
僕自身も育休を取得させて頂くことになりました。

念願の育休。
社内で育休がルール化されて以降、
当社では僕で3人目の取得者になりました。


この育休期間、
どんな過ごし方をし、何を考え、そして何を学ぶか。

自分がルール化したことが、
一体どのようなメリット、デメリットを生むのか。

育休取得者は何を感じるのだろうか。
そのご家族は何を思うのだろうか。
子どもたちとどんな時間を過ごすことができるのか。

そんな事を、
1つでも多く感じる必要が僕にはありました。

なぜなら、

これは、自分がルール化したこと。
そして、それにより何が変わるか。

我が身を持って経験できる貴重な機会。だったからです。

それが今回の育休。そんな想いで臨んだ育休。

思い出としてカタチ(記事)に残したい。
という自己満足もかなりの割合を占めていますが、
それだけではない理由があり、記事として投稿しました。




育休取得の思い出 4記事

犬山城下町にて

こちらのマガジン内で、記事タイトルの冒頭に
【育休の思い出】と付いている4記事が該当記事です。

9日間の育休。
この9日間で何を考え、何ができたか。
何が一番嬉しかったか。そして思い出になったか。

各記事内でも何度も出てくる言葉ですが、
「平日だからこそ」
このメリットが非常に大きかったと感じました。


「平日」に家族で過ごせること。
「平日」だからこそできること。

それが本当にたくさんありました。


GW、お盆、年末年始等の
世間一般の大型連休とは全く違います。

平日に9日間の連休が取得できる。
この幸福感は非常に大きい。
大きいどころか、とんでもなく有難い時間でした。


我が家は帝王切開のため、
当初より(出産後まもなくの育休予定)
傷を癒すために育休期間で温泉に行こう。
と妻と話をしておりました。

出産おめでとう+ありがとうの意味を込めて
普段ではとても宿泊のできない高級旅館に泊まろう。
それを楽しみに、お互い頑張ろう。と出産を迎えました。

しかし、イレギュラーが幾つも重なってしまい、
出産後まもなくの育休は取得できず。
その後出産より9ヶ月経過しての育休取得となりました。

そんな中で、合計4記事。
育休期間の思い出をまとめてみましたので、
もし宜しければ、リンク先のマガジンよりご覧ください。



今回、なぜ【育休の思い出記事】を投稿したのか。
その理由を以下よりお話させて頂きます。






1.育休の固定概念を崩す

つかまり立ちをする三男

第1の理由としては、
育休の固定概念を崩すため。でした。


お子さんのお世話を「しなくてはいけない」
奥様の負担を「減らさなくてはいけない」
育休中なんだから「育児をしなくてはいけない」
育児に専念して「遊んではいけない・楽しんではいけない」

育休にまつわる幾つかの本を読んだり、
実際に育休を取得した経験のある複数人にお話しを聞く中で
男性の育休取得者の中には
そんな感覚、考えが少なからずあることを知りました。

これって、すごく真面目なお考えだと思いますし、
きっと上記のいずれかに該当するお父さん方は
責任感が強くご立派なのだろうなと思います。

ですので、こういったお考えの方を、
僕は「凄い」と思いますし、「尊敬」もします。

でも、もっとラフに、柔らかに、
育休を経験されても良いのでは、と僕は思いました。

せっかくなら育休を思いっきり遊んで、楽しんで、
尚且つ、妻の育児負担を軽減し、休んでもらう。

そんなことができるのか、できないのか。
ただの理想の話しなのか、実現できることなのか。

自分自身で体現してみよう。そう考えたのです。

なので、この9日間は思いっきり遊びました。

それと同時に、
どうすれば、何をすれば、妻の負担は減るのか。
また子育てから解放される時間を作ることができるのか。

そういったことも、自分なりに考えてみました。

遊ぶこと、楽しむこと、癒されること、休むこと。
そんな事に対し、真剣に考え、やれることは全部やろう。

そんな事を念頭に置いて過ごした9日間。
その一部を育休記事として公開しました。






2.育休を心から楽しみに

スターウォーズごっこ。
ライトセーバーを持つ次男と、フォースを使う長男

第2の理由としては、
育休取得を心から楽しみにして欲しい。からでした。

いざ、育休を取ります。そうなった時に、

自分に育児はやれるのか?
妻の手伝いはできるのか?
朝から晩まで育児ばかり?

こういった不安を抱える男性がいることも知りました。

そんな方に、育休期間っていうのは、
「平日のお休みだからこそできること」がたくさんあるんです!

はじめてのこと。不安なこと。気負いすること。
色々とあるのは分かります。
だけど、考え1つで、こんなに遊べるんですよ。

なぜなら、「平日のお休み」だからです。
楽しみのほうが、きっとたくさんありますよ!

ということを伝えたかったのです。


当然、育休を取得する時期によって
どのような行動がとれるのか、また行動範囲なんかも
左右されてしまいます。

奥様の体調。お子様の体調。

こういった事にも大きく左右されるでしょう。

全てのご家庭に対して、
僕の考え方が通じるとは全く思っておりません。

しかし、育休ってこういう使い方、捉え方もあるんだよ。
という1つの選択肢としてお見せすることはできると思い
今回、このように記事として投稿したのです。



育休の取得時期といえば、
出産後まもなくして取得するイメージが強くありました。

実は我が家も出産後すぐに育休の申請をしておりました。

しかし、幾つかのイレギュラーにより
希望したタイミングでの取得が不可能になり、
出産9ヶ月後の取得となりました。

出産後すぐの育休申請を取り下げた時は
絶望感、不安、悔しさ。負の感情ばかりでした。
結果として、これが功を奏し、
育休を思いっきり楽しみたい!という考えに至ったのです。



「ルール」「義務」なんて聞くと、
どうしても堅苦しいイメージが沸くかもしれません。
また、ルール化したことにより、
自らの首を絞めるような事態に陥らないとも限りません。
今後何があるか、起こるかは分かりません。

しかし、僕ら世代はもちろんのこと、
これからの世代の人たちにとって、

「男性が育休を取得することは、ルールですよ」

と伝えてあげられること。そして、

「育休ってこんな使い方もできるんだよ」
「めちゃくちゃ楽しいんだよ」
「夢のような最高に楽しい時間を、家族で過ごせるんだよ」

そんなことを伝えることができたら良いなと思いながら
今回のまとめ記事を投稿させて頂きました。




最後に

三男と昼食

今回自分自身で育休を取得してみて感じたコト。
それは、、、

男性の育休取得には良いことしかない。

ということでした。

これは、奥様にとってももちろんのこと、
取得者本人、お子様、そして勤める会社にとっても、です。
(このあたりは、また後日詳しくまとめる予定です)



2022年、男性育休についての法律改正がありました。
それに伴い、「男性の育休が義務化されるんだって!」
という声を、以前より幾つか頂いておりました。

調べてみると、「周知・意向確認義務」ということみたいです。
つまり、育休取得が義務というわけではないのですね。

簡単に言うと、「育休取得の権利があるけど、どうする?」
ということを会社は声掛けしましょう。ということのようです。
大きな一歩なのかもしれませんが、なんかフワッとしているなぁ。
そんな印象を受けました。 ※解釈が間違っていたらすみません。


他にも「出生時育休制度」の導入。
大企業の「育児休暇取得率公表義務化」ということが
今後の予定としてあるそうです。


いずれにせよ、男性の育児取得について
もっともっと日本に浸透し、根付いてくれると良いですね。
そして、大切な時間を少しでも多く過ごせる家族が
増えていく世の中になると良いなと思います。

ライトセーバーを持つ長男と三男

「男性の育休取得」が社内ルールになるまでの話。
こちらの記事の締めに綴った言葉を
今回の記事の締めとしても引用させて頂きます。

とても小さく、何とも可愛いこの時期は
一瞬で過ぎ去ってしまうものだと、最近改めて実感する。

「9日間」
決して長い日数ではありませんが、
思いっきり子供と過ごす。そんな時間を大切にしてもらいたい。
そして、僕自身そんな時間を大切にしたいと心から思う。

日々子供と向き合い、疲れをためている妻。
怒りたいわけではないのに、子供と過ごすことが日常であり、
終わる事のない育児と家事に追われ、余裕の無い妻。

そんな妻をリフレッシュさせてあげ、
柔らかな気持ちで、子供とゆっくり向き合う。
そんな時間も作ってあげることができるかもしれません。

「9日間の育休」
この9日間が僕たち親にとって、そして子供にとって、
人生の中の、最高の思い出の1つになること。
そんなことを祈りながら、この記事の締めとさせて頂きます。



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