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ZRX680の令和2年からの記録をぼちぼちと書いていきます

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ZRX680の令和2年からの記録をぼちぼちと書いていきます

最近の記事

ウェットライナー完成からの仮組み

エピソード41 令和6年5月 ウェットライナーが完成したのでボーリング&ホーニングとデッキの面研です ボーリングの際のクリアランスを4/100で、おやっさんに頼んだんですが、ぜひ私のやり方でやらして欲しいと言うので任せてみました なんとピストンを基準にボーリングするのでは無く、ピストンリングに合わせて合口を0.1mmになるようにボーリングしました その結果、ピストンクリアランスは4つ共違いますが、2/100前後になり、それを今度はシリンダーに合わせて各ピストンを2/1

    • ZRX680ウェットライナー 製作

      エピソード40 令和5年8月〜令和6年4月 あらかじめノーマルシリンダーにガンコートしていた物を加工していきます 8月上旬 まずはスリーブを抜いてアルミのジャケット部分を潔く削り落とします 次にクランクケース上面を面研です 間に水を堰き止める為の5mmのベースプレートを入れるので、それを確保する為です もちろんシリンダーの上下面も落とします 8月下旬 次に上がって来たのがベースプレートのガスケットです 型を作ってもらい打ち抜きです 型代は高いけど次からは安いです

      • FCRにTPS取り付け

        エピソード39 令和4年12月〜令和5年2月 ウオタニの事を色々と調べていると、ZRXの後期にはスロットルポジションセンサーが付いていて、それを利用して点火のマッピングを回転数による進角だけでなくスロットル開度にも合わせて3次元でマッピングしてるらしいと言う事が分かりました これは是非、ZRX680にも付けねばなりません ウオタニの資料を見ると2次元マップに加えて3次元マップは主にスロットル開度が50%までの高回転で遅角がないのとスロットル中間の3〜4000回転付近で遅

        • ポート加工と燃焼室容積測定

          エピソード38 令和5年3月〜4月 オーバーサイズのシートリングに入れ替えたEX側のポート加工に入ります どんどん削っていきますが、当たり面まで広げる訳では無いので、当たり面をキズ付ける心配が無いのでものすごく楽です バルブシートには一切、手を付けずにポートを広げました バルブ径は大きいですが、ポートは自分が思う理想に近い大きさになりました まだ仕上げ途中です 鏡面までは時間が掛かります 根気が必要です リューターのフラップホイールで1000番までいってから後はコン

        ウェットライナー完成からの仮組み

          バルブシート入れ替え完了

          エピソード39 令和5年2月 バルブのシートリング入れ替えが、納期は1ヶ月と言う事だったのに11ヶ月掛かってようやくNAPRECから帰ってきました 3ヶ月までは何も言わずに待ちました その後は電話口に出ない、メールの折り返しもなし、ようやく返信をくれるようになったのは9月になってからで、しかもノーマルバルブを一緒に送ってくれてないから手が付けられない状態で保留にしてますと言う言い訳です もちろん素人ではないのでバルブの突き出し量を測る為に一緒に送ってます 一緒に送って

          バルブシート入れ替え完了

          ビックバルブ化でフルチューン

          エピソード37 令和4年4月 ZRX680の今までの仕様はフルチューンでは有りません まだまだ、余地を残したチューンだからです 今回、バルブのオーバーサイズ化でフルチューンとようやく呼べるようになると思います (あくまで個人の感想です) 一度は取り止めたビックバルブですが、フルチューンと言う称号欲しさと更なる馬力アップの為に踏み切ります 流用するバルブはZZR600のE型の物です バルブガイドの品番がZRX400と同じなのでステム径は同じです 更にコッターピンも品番が

          ビックバルブ化でフルチューン

          ZRX680フルチューンへ踏み切る

          エピソード36 令和4年4月 エンジンブロー後の進退を考え続けた結果、退く対策ではなく前に進む対策をし、更に上のステージへ踏み切る事にしました まず、DARTONスリーブにしたいと思い、取り扱ってる日本の内燃機屋に問い合わせましたが、ブロックの肉厚が薄いとシリンダーが振るので良くないから止めた方が良いとの答えですし、恐ろしい金額を提示されました そこで、JCCAのTSサニーのピストンやミッションを設計、製作している、おやっさんに相談です このおやっさんの設計したサニー

          ZRX680フルチューンへ踏み切る

          ブロー後、退くか進むか

          エピソード35 令和4年3〜4月 エンジンブローしたので対策をしなければいけません ライナーの厚みを稼ぐ為にはボアダウンしなければいけません 68mmから1mmボアダウンして67mmの流用ピストンを探します 今のZX636Bの68mmピストンをZX6RRの67mmピストンにして656ccにすると1mm稼げるのでライナーは1.5mmから2mmになります 調べるとスナップリングの品番が同じなのでピン径は同じです しかも鍛造ピストンで5g軽いみたいです しかーし! RR

          ブロー後、退くか進むか

          激震!エンジンブロー!

          エピソード34 令和5年2月 ロガーでキャブセッティングを行い、パワーチェックの予約をショップに入れた後、ブローバイのワンウェイバルブを掃除しようとしてホースを抜いた瞬間、激震が走りました! 乳化したオイルで塞がってます 水が回った証拠です やばっ! っと思いすぐオイルを抜きました カフェオレまでは行ってませんが明らかに水が回ってるし、金属箔が気になります 異変は無く、絶好調だったので被害は少ないはずです キャップを開けて覗いて見ると水の減り方が少ないので、ひょっと

          激震!エンジンブロー!

          新兵器ロガー導入

          エピソード33 令和4年1〜2月 手頃な値段で必要な機能だけ有ればいいので、かなり色々と調べて4輪用ですがようやく見つけました Innovate Motersports LM-2 です ワイドバンドA/F計と32チャンネルのデータロガーで、SDカードに記録した物を後で専用ソフトで見れると言う物です アナログ入力4つ、出力は2つ有ります OBD2からCANで拾うんですが、ZRXにはもちろんECUが付いてないのでアナログ入力させます スロットルポジションセンサーが欲しい所で

          新兵器ロガー導入

          ワンオフラジエター製作

          エピソード32 令和3年12月 14Rのローテンプサーモに変えてるだけで、ヒートさせた事も無いし、水温も安定してるし、ノーマルラジエターに不満はないんですが、前期のラジエターホースがメーカーから出なくなったとの噂を聞いたのと、ロアーホースがエキマニの2番と3番の間を通っていてクリアランスがあまり無い為、熱害によるトラブル防止の為に後期の取り回しに変えたかったからラジエターを作ってもらう事にしました 発注した内容は ノーマルの付属品が全てボルトオンで付く事、コアピッチをを

          ワンオフラジエター製作

          雑誌チューンドバイクにZRX680が載りました

          エピソード31 令和3年6月 ZRX680が100馬力を達成したにも関わらず、バイク雑誌の取材が無いどころか、人々の話題にすら上がらないのは何故なのでしょうか? 仕方ないので、インディーズ出版です 企画立案、撮影、レイアウト、執筆、校正、印刷、製本まで全てを1人です(笑) 発行部数は1部です こうして改めて見てみると、写真を選定しデザインしてから、文字数を合わせて、言い回しを考えて執筆するという雑誌編集の能力も私には有る事が分かりました(笑)

          雑誌チューンドバイクにZRX680が載りました

          Z900RSとのパワー勝負

          エピソード30 令和4年2月 時系列が前後しますが、100馬力達成の後に是非とも読んでもらいたいので書く事にしました ZRX680に飽きた訳では有りませんが、前からZ900RSがカッコいいと思っていたので、50thモデルを購入しました Z900RSのカタログ数値は948ccの111psです これはパワーチェックしたくなります 早速、いつものようにスタンドで上げて、大型扇風機で風を当て、マフラーにダクトを繋いでシャッターの外に排気して慣らしです アイドリングで10分

          Z900RSとのパワー勝負

          パワーチェックで見事に100馬力達成!

          エピソード29 令和3年5月 さぁ、シャーシダイナモでのパワーチェックです パワーチェックをしてもらうショップはお気に入りのゼンマイセッティングサービスです 後輪出力で MaxPowdr 95.92 MaxTorque 6.85 見事にパワーがあがりました 青色がチューン前の79.32馬力のグラフで赤色が今回のグラフです 注目は外気温が30.8℃と言う事です 気温が最も低い2月ぐらいにやれば、後軸で100馬力は超えていたかもしれません いや 超えていたでしょう

          パワーチェックで見事に100馬力達成!

          バルタイとキャブのセット変更

          エピソード28 令和3年5月 キャブのセットは空燃比は大体有ったんですが、6000より下のトルクが無いのでバルタイの変更です バルタイ変更ついでにヘッドボルトの増し締めとエピソード27で話したスローの吸入の同調を取り、間に合わなかったマニュアルカムチェーンテンショナーがアメリカから届いたので取り付けを行います 純正のオートカムチェーンテンショナーは調整幅が無く性能が悪いので手動で調整できる物に交換です 横に見える青いケーブルはヘッドへのアーシングです アーシングは高効

          バルタイとキャブのセット変更

          FCRキャブセッティング

          エピソード27 令和3年5月 慣らしが終わったのでキャブのセットです 慣らしはマージンを見て、MJを去年の夏のセットより5番濃い170番でやったんですが 全開で1万回した時、空燃比11.5でした かなりポートを広げた上に気温も去年の夏より低いのにMJが大幅に下がりそうです これは流速が上がったと言う事です キャブの口径を大きくすると流速が落ちるのでジェットは大きくしなければいけません 口径を小さくするとジェットは小さくなります ジェットの大きさとパワーは比例しません S

          FCRキャブセッティング