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ポート加工と燃焼室容積測定
エピソード38
令和5年3月〜4月
オーバーサイズのシートリングに入れ替えたEX側のポート加工に入ります
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どんどん削っていきますが、当たり面まで広げる訳では無いので、当たり面をキズ付ける心配が無いのでものすごく楽です
バルブシートには一切、手を付けずにポートを広げました
バルブ径は大きいですが、ポートは自分が思う理想に近い大きさになりました
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まだ仕上げ途中です
鏡面までは時間が掛かります
根気が必要です
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リューターのフラップホイールで1000番までいってから後はコンパウンドで仕上げていきます
最終のコンパウンドの番手は10000番です
全てリューターでの作業です
次の作業はバルブの擦り合わせと当たりの確認です
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ちゃっちゃと済ませて、次は燃焼室の容積測定です
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ここで燃焼室の容積測定の方法を説明します
まず、オイルに灯油を混ぜて粘度を調整します
次に、作った液体を測って比重を計算します
後は最初に容器ごと重さを測って、燃焼室に入れた後にもう一度、測って使った量を計算した物を比重で計算し直すと、正確な容積が分かります
注射器やメスシリンダー等で測ると容器への付着や目視によって測量誤差がでますし、ピペットで測るにはコツが必要です
他ではこのような容積の測り方をしてるのはあまりと言うかほとんど無いと思います
さぁ、ヘッドの容積が分かったので、ようやくシリンダーの製作へ進めます
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