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ブロー後、退くか進むか

エピソード35

令和4年3〜4月

エンジンブローしたので対策をしなければいけません
ライナーの厚みを稼ぐ為にはボアダウンしなければいけません
68mmから1mmボアダウンして67mmの流用ピストンを探します

今のZX636Bの68mmピストンをZX6RRの67mmピストンにして656ccにすると1mm稼げるのでライナーは1.5mmから2mmになります

調べるとスナップリングの品番が同じなのでピン径は同じです
しかも鍛造ピストンで5g軽いみたいです

しかーし!

RRもRもピストンもしくはピストンリングが廃盤で
1台分が揃いません
ZX6RRのピストン流用は断念です

Q
何故、古いバイクのピストンを流用するの?

A
07y位からピストンピンが細くなっていて径が16mmでないとポン付け出来ないからです
コンロッド小端部に肉厚が有るか、径がもっと細ければブッシュを入れて使う事も出来ます


次に探ったのはホンダのピストンです
CBR600RRが67mmなのですがピストンピン径が15mmなので細いです
しかたなしにピン径16mmのCBR650のピストンを1つ注文

届いたCBR650のピストンを見てみると、重さは148.3gで全く一緒、ピストンピンは1mm長いので重く、ピンハイトが短いのを期待したがダメ、しかもバルブの挟み角が狭くリセスが浅いからこのままでは使い物になりません

ピストンピンを両方に通してピンハイトを比べる

ボアダウンする分を他で補おうとバルブのオーバーサイズを計画

当初、バルブが廃盤だと思い、海外から中古の購入を計画するもZRXの有識者から購入可能だと言う事を教えてもらいバルブを注文しました
100馬力を失う事はしたくありません

排気量が656ccになるとサイドカバーのエンブレムも変えなきゃいけないし
せっかく取った680のナンバープレートも...

対策の為に退く事ばかりを考え、まだまだ悩み続けます

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