見出し画像

メンズエステ界の裏事情

「そろそろ閉店しようかな」
「条件が合えば、女の子付きでお店を売ろう(譲渡)かな。誰か買ってくれませんか」

そう考えてるメンエスオーナーも、少なからずいることを知る。

家賃や水道光熱費、人件費、備品代、通信費、広告費、全部払って、続けていく意味があるほどプラスになっているか…。女の子がいきなり辞めたり、妊娠したり…。それらをすべて乗り越えて、売り上げを上げ続けるのは、並大抵のことではない。

新しいお店ができては潰れ、摘発され、入れ替わりの激しい業界だと聞く。 何年も残っているお店は、数少ないだろう。経営ってそれだけ大変ってこと。

だけど、セラピスト側からすると、いきなりオーナーが別人になる可能性もあって、ほんとギャンブルだなぁ…と思う。

少し特殊な業界。
会社員以上に、セクハラなんかも横行しやすい世界だろう。

そして、女の子もまた、他の働き口を見つけにくい人も多く入ってきやすい業界。個人的な複雑な事情があったり、お金が無かったり、足元を見られると、一度属したお店のオーナーの言う事を聞かざるを得ない子もいるのかもしれない。面接で言われた給料をもらえなくても、セクハラされても、辞めるわけにはいかない、なんて言ってたら、都合よく扱われかねない。

最初のオーナーが良い人でも、お店ごと売られてしまったら、どんな人がやってくるか分からない。

前任オーナーが、後任のオーナーの人間性まで考慮してくれるとは限らない。

お金さえもらえれば、後はお店がどうなっても良い…なんて人だったら、悲惨。

普通の会社だって、買収も譲渡もあるだろうけど、こういうお店は、オーナーの人間力とか理性がすごく大切だから…。

もちろん、そこでやめる選択肢もあるけれど、そんなしっかりしたオーナーや女の子のお店はそうそう潰れないだろうし、想像しただけで心配になる。

いつか、夜の業界の女の子のネットワークを作って、本当に困ってる子たちの支えになる仕事をするのも良いかもしれないなぁ…。まぁ、常識の無い子や、一生懸命働く気もない子も一定数いるだろうし、大変かもしれないけど…。笑

お金を貸そうが、住居を提供しようが、仕事を紹介しようが、裏切られても平気、くらいの覚悟がいるだろうね。

だけど、実は頭が良くて、一生懸命接客をする気もあって、ポテンシャルは高いのに育った環境や周りの人間関係が悲惨で、お昼の仕事につけない、そういう選択肢を考えられない、という女の子もきっと一定数いると思うのだ。

そういう子にはせめて、オーナーに良いように使われて精神を病んだり、ひどいお客さんしか来ない店で我慢して働くんじゃなくて、やりがいや心の余裕、幸せを感じられるような働き方をしてほしいなぁ…と思うのだ。

努力をすれば選択肢が広がって、色んな可能性が見えてくる、そういう視野の広さを提供出来たら、素敵。

どうしたら良いかなぁ…
まずはネットで繋がって、コミュニティを作るところからかなぁ。

少年院から出所したばかりの戦慄かなのちゃんがやろうとしてたことも、そういうことなんだろうな、って思う。家庭環境に恵まれなくても、あんな風に未来を切り開いていける子もいる。だけど、そこまで力のある子は少ないから、サポートが必要な子も多いだろう。

せっかく、この世界に入ったのなら、お金が儲からなくても、私にしかできないことをしたい。まぁ儲からなければ結局規模も小さくなるだろうし、続けていけないだろうから、しっかりビジネスとして形を作らないとダメだろうけど。

でもなぁ…、この世界の醜い部分を本当に私に見る覚悟があるのかは分からない。悲惨な話をたくさん聞いて、救われないケースを目の当たりにして、手遅れになる子が続出したら、病んでしまうかもしれないなぁ…


ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が参加している募集

#多様性を考える

27,868件

ありがとうございます、また書きます。思い出したら、また読みに来てください✨