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手取り月収と、目指すべき年収がわかる!年収別生活レベルまとめ

仕事選びにおいて、お給料は最初に考える要素ですよね。
自分が稼げる金額であるかはさておき、自分が生活していく上でこれくらいは必要だ!と感じている金額は各々あるのではないでしょうか?
今回は手取り月収や、その暮らしぶりにフォーカスして、自分が稼ぐ必要がある金額というのを考えてみたいと思います。


ところで『みんな給料っていくらもらってるの?』という素朴なギモン

2023年9月に国税庁が公表した「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、2022年における日本の平均年収は458万円でした。
ただしこの金額は突出して年収の高い富裕層が平均年収を吊り上げてしまっているため、中央値(最も人数が多い年収)で見ると約399万円でした「毎「月勤労統計調査 令和4年2月分結果」

つまり現在の年収(税金が引かれる前の金額)が400万円より少なければ、今の給料は何かがおかしいと見つめ直す必要があると思われます(もちろん給料だけが全てでは無いですが)。

出典:令和4年分民間給与実態統計調査|国税庁

手取り月収&年収がわかる一覧表

毎月振り込まれている給料は①所得税、②住民税、③社会保険料が引かれた、手取りの金額で貰っていることを意識したことはありますか?
この①〜③の金額がバカにならない金額で、目指していた年収になったのに、思ったよりも給料が増えた感じがしないということがよくあります。
家族構成など色々な要素で変わるため厳密な金額では無いですが、ざっくり下の表に手取りの金額をまとめてみました。

先程の年収の中央値400万円から逆算すると、世の中の多くの人が毎月26万円以内やりくりしているとがわかります。
夫婦共稼ぎの場合はこれを掛ける2すると、おおよその生活がイメージできるかと思います(計算がやや乱暴ですが、そこまで大きくはズレません)。

【手取り17万】 年収250万円の生活費イメージ

年収250万の生活レベルは、全体的に苦しいです。実家暮らし以外では、節約や共働きが必要になります

毎月固定でかかる生活費が約12万円(家賃5万 + 水道光熱費1万 +食費4万+ 通信費交通費2万)で残り5万円で遊びや貯金をしなければいけません。
東京大阪などでは家賃5万円は相当低い金額なので、実際は7〜8万円かかっている人も多いと思います。すると残りは2~3万円になってしまうので友人の結婚式や急な飲み会なども断らないと、生きていけないレベルでお金のない生活をしなければならない年収となっています。

 まとめ
自分一人がどうにか必死な思いで生きていくことができる金額。
それが年収250万円の実態です。

▶︎ 手取り17万円の人が多い仕事
サービス業、販売ショップ店員、事務職

【手取り20万】 年収300万円の生活費イメージ

年収300万円は、20代前半の平均年収よりは高い給与ですが、生活レベルは、全体的に苦しいです。実家暮らし以外では、節約や共働きが必要になります

毎月固定でかかる生活費が約12万円(家賃5万 + 水道光熱費1万 +食費4万+ 通信費交通費2万)で残り8万円で遊びや貯金をしなければいけません。
東京大阪などでは家賃5万円は相当低い金額なので、実際は7〜8万円かかっている人も多いと思います。すると残りは5~6万円になってしまうので友人の結婚式や急な飲み会なども厳選をしないと、生活に困るレベルでお金のない生活の年収となっています。

 まとめ
自分1人であれば、一応普通と言えるレベルの生活ができる金額。
それが年収300万円の実態です。

▶︎ 手取り20万円の人が多い仕事
サービス業、販売ショップ店員、事務職、ルート営業

【手取り26万】年収400万円の生活費イメージ

年収400万円は、ちょうど中央値くらいの給与ですが、生活レベルとしては一人暮らしであれば安心して暮らせる。家族を持つとなると苦しいと感じることが多いと思います。

▼ 一人暮らしの場合
毎月固定でかかる生活費が約15万円(家賃7万 + 水道光熱費1万 +食費5万+ 通信費交通費2万)で残り11万円で遊びや貯金ができる。

既婚×子どもありの場合
毎月固定でかかる生活費が約24万円(家賃8万 + 水道光熱費2万 +食費6万+ 通信費交通費3万、子育て費5万)で残る金額はわずか2万円です。
東京大阪などではファミリー物件で家賃8万円は相当低い金額なので、実際は10万円程度かかっている人も多いと思います。すると月末には残高が0円になっているような生活を送っている人も多いと思います。

 まとめ
自分一人なら余裕も感じられる生活。
家族で暮らすとなると貧困を感じながら生きていくことになる。
それが年収400万円の実態です。

【手取り33万】 年収500万円の生活費イメージ

年収500万円になると平均以上の給与になってきて、そろそろ高収入の入口と言える金額です。将来結婚して、子供を育ててといったような生活をイメージしているのであれば、男女問わず稼げるようになっておきたい金額です。
なぜならば子供が生まれたあと10年程度は夫婦のどちらかがフルタイムで働くことが難しくなる可能性が高いです。そうなった際に片方が500万円ほど稼いでいると、片方が時短勤務等で給料が減ったとしても普通に生活ができるレベルを保てるからです。ちなみに日本人全体で年収500万円以上の割合は3人に1人なので、決してレアすぎず狙えるゾーンの金額帯と言えます。

▼ 一人暮らしの場合
毎月固定でかかる生活費が約20万円(家賃10万 + 水道光熱費1万 +食費7万+ 通信費交通費2万)で残り13万円で遊びや貯金ができる。
※ 家賃や食費を抑えて節約をすると、さらに自由なお金が増えて、まさに独身貴族と言えるような生活を送ることも可能。

既婚×子どもありの場合
毎月固定でかかる生活費が約24万円(家賃8万 + 水道光熱費2万 +食費6万+ 通信費交通費3万、子育て費5万)で残る金額はわずか9万円です。
東京大阪などではファミリー物件で家賃8万円は相当低い金額なので、実際は15万円程度かかっている人も多いと思います。すると月によっては月末の残高が0円になっているような生活を送っている人も多いと思います。

 まとめ
自分一人なら独身貴族を謳歌でき、
家族で暮らすとなると共働きをして一応は普通の生活ができる。
それが年収500万円の実態です。

【手取り61万】 年収1000万円の生活費イメージ

年収1,000万円は、給与所得者の上位5.4%で、かなり高収入と言える金額です。ちなみに20~30代だけに絞ると上位1%となり、他のことで例えると東大に入るくらい難易度が高い状況です笑

ただし夫婦二人で世帯年収として1000万円稼ぐとなると話が変わってきます。片方が600万円、片方が400万円といった形で共稼ぎで1000万円稼ぐことは十分に狙えるレベルです。しかも共働きで1000万円を稼ぐほうが片方で稼ぐよりも税負担が軽く、年間の手取りが60万円くらい増えます(細かい話なので、今回は詳細を省きます)。

▼ 一人暮らしの場合
計算をするまでもなく、超余裕な生活ができます。
趣味に遊びに、自由にお金を使ったとしても、足りないとなることはまずないはずです。

既婚×子どもありの場合
毎月固定でかかる生活費が約43万円(家賃20万 + 水道光熱費3万 +食費9万+ 通信費交通費3万、子育て費8万)で残る金額は18万円です。

年収に合わせて家賃、子育て費を多めにしたため、実際はこれよりも自由に使えるお金が多い場合もあるかと思います。ざっくり20万円前後を貯金や遊びに使えると考えると、十分に裕福な生活ができると言えるかと思います。

 まとめ
自分一人なら最強レベルの独身貴族を謳歌でき、
家族で暮らしたら年一の家族旅行ができるような幸せな生活ができる。
それが年収1000万円の実態です。

最後に

この記事では手取り月収にフォーカスして、年収別の生活がイメージできるような情報をまとめました。

給料を理由に転職を考えている方は、まずは客観的な自身の市場価値を確かめましょう。市場価値を知ることで、自分のスキルが求められている業界や企業が見えてきます。求められている場所にさえ行ければ、今と同じような仕事内容でも年収が大きく異なるケースがあるため、理想の給与水準にとどくことがあります。特に大手や成長業界へ移ることで年収アップを効率的に狙えますので、転職するしないは置いといて、そういった情報だけでも入手するのも良いかもしれません。

もし気になることがございましたら、転職エージェントナビにお問い合わせいただけますと幸いです。

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