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SuBAL通信#20 契約「書」はいつ作っておくべきか??


こんにちは、公認会計士の三上光徳です。



突然ですが質問です。
あなたは、1週間前の昼食に何を食べましたか?

もし、瞬時に思い出せたとしたら、それはかなりの記憶力です。
1週間前くらいであれば、スケジュール帳を見返しながら、なんとか思い出せるという人もいるかもしれません。
人の記憶力なんてその程度のもの、極めて曖昧なものです。


契約とは



今回のメルマガは、契約「書」の話なのですが、その前に”契約”というものについて説明しておきます。

契約とは、簡単にいうと”人と人との約束”です。契約の内容が当事者間で明確化され、それぞれが合意する意思を示した時点で契約は成立します。
ポイントは、いわゆる契約「書」として文書に残す必要は必ずしもなく、
口約束でも法的には有効に成立するという点です。


契約「書」は必要ないのか??


では、契約「書」は必要ないのでしょうか?

もちろん答えは、「否」です。
むしろ契約「書」を作っておくことは、経営管理上、超重要です!

なぜか?
それは、冒頭でも触れたように、人の記憶というものは極めて曖昧だからです。



契約「書」はいつ作っておくべきか


契約「書」を作るべきタイミングは“取引の開始前”です。


理由① 契約前は基本的に関係が良好だから
関係性が悪いのに契約をしようとはならないでしょう。関係が良好なタイミングで契約「書」として契約内容を明示しておきましょう。
そうすることで、トラブル発生時に「こういう約束でしたよね」という地点から話をスタートすることができます。


理由② 契約内容を文書化することで、口約束では気付かない点に気付くことができる
気付かない点とは、例えば取引上のリスクかもしれませんし、本来明らかにしておくべき取引条件かもしれません。文章に起こすことで、口頭では曖昧だった部分に気がつくことができるでしょう。




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三上光徳

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