マガジンのカバー画像

発達障害を幸せに克服するには

46
運営しているクリエイター

#障害者雇用

10年間の停滞⁉︎

10年間の停滞⁉︎

今年は自分が障害者雇用を退職してちょうど10年です。
Xにて、発達障害のインフルエンサーの投稿に「コメント付きリポスト」

★インフルエンサーの投稿★

発達障害に関する理解が10年ぐらい停滞している感じがする。認知が広まっただけ(知ってる人が増えただけ)。
障害の社会モデルですら、日本ではなかなか受け入れられない。

そして、日本は貧しくなっていっており、健常者ですら負担が大きい。
弱者への攻撃

もっとみる
得意を生かすだけでは不十分

得意を生かすだけでは不十分

コメント付きリツイート(件の引用)より
発達障害者が就労する際には「得意を生かす」形になることがほとんどだと思います。
かつての自分もそうでしたが、実は当時から限界を感じていました。

《引用した投稿》「特性に合わない仕事」は挑戦ではなく、ストレスの原因になることも。
仕事で成功するためには、自分の得意なことを生かすことが大切です。

《自分のコメント》「得意なことだけ」を生かしていると
「超効率

もっとみる
14年前「今の環境を変える」と心に決めた理由

14年前「今の環境を変える」と心に決めた理由

【 刺激が少ない職場 】今から14年前、自分は特例子会社(障害者雇用)と自宅を往復していました。
当時の環境を振り返った感想は「刺激が少なすぎる」

・一言もしゃべらない方
・同じことを何度もつぶやく方
・子供のようにはしゃぐ、大人の知的障害者
・身体障害者はテレビと家庭の話が多い

この職場で毎日を過ごしていても、人生の学びがほとんど得られなかったわけです。
「これではいけない」と無意識の中で思

もっとみる
発達障害の支援とは

発達障害の支援とは

Twitterで日々、発達障害の当事者のツイートを見ています。
気になったツイートを一つ紹介。

「難しい仕事をいかに簡単に任せるか」というのがキーワードに見えます。

私は「ここで終わってはいけない」と言いたいです。

難しい仕事をこなせるようになっても、それが人生の目的に合致していなければ、その人の人生は本当の意味で幸せと言えるでしょうか?

日々の生きづらさの背後には、その人だけの人生の目的

もっとみる
障害者はお金の使い方を学ぶべき

障害者はお金の使い方を学ぶべき

【障害者雇用に従事している人向けの記事です】

障害者手帳を持っていると収入面でのメリットがあります。
しかし、そのメリットだけでは「幸せな人生に舵を切る」ためには不十分。

最初にTwitterを見ていて、ピンときたツイートを紹介します。

障害者手帳と障害基礎年金のメリット(障害者)手帳の威力もすごいですが、それ以上に非課税世帯の威力がすごくて、日本は非課税世帯には優しいと思う。
手帳持ちは年

もっとみる
「得意を生かす仕事」には限界がある

「得意を生かす仕事」には限界がある

発達障害者の「得意な作業」というのは「発達している脳を使う作業」を指すことが多いです。
しかし「得意な作業」を繰り返しても「未発達な脳の部位」を刺激しません。

人生を変えるきっかけは「未発達な脳の部位」にあると、元自閉症の私は伝えています。

・普段使っていない脳を刺激すると、行動に変化があらわれる
・しかし、いきなり刺激するとあくびがたくさん出たり、疲れたりするので、時間をかけて取り組む(筋ト

もっとみる
発達障害者の疲れやすさの原因は?

発達障害者の疲れやすさの原因は?

なぜ、発達障害者は疲れやすいのか
障害者雇用で働いている方から
「疲れやすい」「生きづらい」という声が常に聞こえてきます。

私も過去にそんな時期が15年くらいありました。
発達障害者として家と職場を往復していた、あの時代。

発達障害ゆえに・・・
・体調が悪くて疲れる
・会話を聞くだけで疲れる
・仕事の指示どおりに動くと疲れる
・周囲の人間関係に疲れる
・土日にたっぷり寝ても、疲れが取れない

もっとみる
発達障害者の貧しさの要因を4つ振り返る

発達障害者の貧しさの要因を4つ振り返る

貧しさも発達障害者の大敵私が障害者雇用だった時代を振り返ると、ずっと貧しい生活でした。
貧しさにはいろいろな要因が複雑に絡んでいます。

当時の私にはばく然とした絶望感がありました。
そのことを職場や福祉施設で相談しても
「がんばって体調を維持して、今の仕事を続けましょう」と言われただけでした。

今回は「貧しさの要因」を4つ振り返り、その対処法を考えます。

4つの貧しさの要因1)障害者雇用の収

もっとみる