デザインがさらにおいしくなる話vol.7【メンズファッショングローブブランド「SoH」】 後編
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
前回に引き続き、今回も弊社がブランディングを担当した「SoH」についてご紹介しようと思います。
ブランド名、ロゴ、スローガン……そこから生まれたSoHの新しいプロダクトのこだわりとは?
前編を読んだ方も、読んでない方もぜひご覧いただければと思います!
(ちなみに前編はこちら↓)
メンズファッショングローブブランド「SoH」 後編
手袋はもっとおしゃれに、もっと遊べるはず。
そんな大きな期待を、ついに形にするときがやってきました。
昨今の細分化された趣味や用途に対応しつつ、おしゃれさもある手袋とは?
考えに考え抜いた末、我々が出した答えがこちらです。
5Days・4Elements
5Daysでは、仕事やプライベートにも合う、日常使いできる質感にこだわった手袋を。
4Elementsでは、用途に合わせて様々な機能を備えた手袋を揃えました。
今回はその中でも特に個性の際立つモデルをいくつかご紹介したいと思います。
5Days
染sen
こちらはSoHの中でも一番初めに生まれた、SoHのフラッグシップとなるモデルです。
製品染めという染色方法を用いることで、あえてムラを残し独特の風合いを生み出しています。本来、手袋は皮革を染色した後に縫製しますが、製品染めでは縫製後に染色を行います。ムラのある手袋なんて……という常識を覆し、製品染めでしか成しえない表情豊かなグラデーションで「この染めムラこそかっこいい」という手袋に仕上げました。
4Elements
火018Fire
また、4Elementsからはこちらをご紹介。
横についている018は生まれ年の2018年からです。
このモデルでは、キャンプで薪や炭を扱うことを想定して消防用のグローブ型を採用しています。消防用グローブの難燃性はそのままに、手袋としてはあまりないアイボリーのカラーリングで、使えば使うほど味わいの出る手袋を目指しました。
土Earth
趣味の場面で活躍するモデルとして、もう一つこちらをご紹介。
土Earthでは、ガーデニングや釣りなどの場面でのわずらわしさを解消しました。指先をあけ、手の甲にはウェットスーツにも使われる伸縮性に優れた素材を使用することで、指先での作業をノンストレスに、工具を握った際のつっぱり感を和らげ、手にフィットしてよく馴染む手袋に仕上げました。
懐Pocket
最後にご紹介するのが、こちらの懐のモデルです。
手袋を履いたときのストレスの1つとして、小さいものや薄いものを手に取りづらいというのがあると思います。寒い日には「やっと暖かくなった手袋をとりたくない!」というのもありますよね。
そんな些細でやっかいな不満を、手袋にポケットをつけることで解消しました。ポケットに定期カードなどを入れることで、駅の改札でも手袋をとることなくスマートにピッとできます。寒い日には小さめのカイロを入れるのもおすすめです。
これらの商品開発に合わせて、リーフレットやチラシなども弊社で制作いたしました。
また、ウェブサイト、商品タグなどがこちらです。
SoH ブランドサイト
さて、今回ご紹介した商品は、発売当初から現在に至るまで根強い人気を誇っています。
その人気の裏には、他にない斬新なデザインに加え、実は社会の中で顕在化していない、けれど確かにそこにある「隠れ不満」の存在があります。
手袋を履くと細かい作業がしづらい、着脱が面倒、寒い日に手袋を脱ぎたくない、スーツに合う手袋がない、斬新でかっこいい手袋がない、そもそも手袋のデザインのバリエーション自体が少ない……。
そうそう、そうなんですよ。ずっとそう思ってたんです。
思わずこっくり頷いてしまうような不満が、だけど社会の隙間に埋もれてなかなか表に出てこない不満こそが、新しい○○のヒントなんですね。
そして最後にこちらのブランドスローガン。
これはSoHの世界観を表した言葉であると同時に、みなさまに向けた新しい価値観の提案でもあります。
手袋は特定の、必要なときにだけ履くもの。
本当にそうでしょうか?
SoHの未来にはきっと、足元からだけじゃない、既存の枠を飛び越えたオシャレの在り方があるはずです。
さあ、手元から遊ぶ毎日を。
「デザインがさらにおいしくなる話」とは?
CREDIT
Creative Direction:村上モリロー
Art Direction:村上モリロー
Graphic Design:村上モリロー
Product Design:得丸成人/村上モリロー
Copywriting:菊川祐大
Photograph:仁田慎吾、得丸成人
Fashion Styling:玉越慎吾、柳田梨絵
WEB Direction:イノクマシンジ
WEB Design:イノクマシンジ
WEB Coding:安藤彰
Movie:得丸成人、仁田慎吾
Creative Produce:柳田梨絵
株式会社ダイコープロダクト
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