
日本一小さい県の日本一こんまい広告賞【CCTアワード2021】に行ってみた件
このインパクトのあるポスターはなんやろう??
白い感じで淡わい感じで。
あのーまるくてほわほわしてて で アウトドアで串さして食べるやつやないすか?
マシュマロやないかい その特徴はもう完全にマシュマロやがな。
マシュマロ??オカンが言うには 死ぬ前の最後のご飯もそれで良いって言うねんな
ほなマシュマロと違うかぁ 人生の最後がマシュマロでええ訳ないもんね。
でも、まぶたから血が出てるように見えるんやから。マシュマロちゃうねん。
ほな余計にマシュマロちゃうやないかい! マシュマロにはまぶたがないと言うんやからマシュマロちゃうがな
そやねん!
もうええわー!
と、ぶつぶつひとりごとを言いながら7月の某日、CCTアワード2021の会場にお邪魔しました。
そもそも、CCTってなんの意味なんやろう??
はじめてのCCTアワード。そもそもCCTってなんやろう??
英語が苦手な僕は、手元のスマホで”CCT”ってググってみる。
”コアコンセプトトランスフォーメーション”とでてきて焦る。
それは違うはず(笑)
Creators Club Takamatsu(CCT)とは
CCTとはクリエーターズクラブ・タカマツの略称です。
2002年4月、設立。現在の会員は、62名(2017年5月現在)
日本一小さい県の、日本一こんまいクリエーターズクラブ。 香川県下・出身、または近県で活躍するプランナー、ディレクター、デザイナー、コピーライター、CMディレクター、カメラマン、イラストレーター、Webデザイナー等、広告クリエーターの交流団体です。フリーランス、制作プロダクション、広告代理店といった「組織」にとらわれず、また、営業職や印刷会社内のクリエーターなど「職種」にも縛られない、自由な団体を目指します。その目的は、「会員相互の交流を図り、香川県の広告制作及びクリエーティブのレベル向上と情報交流を図ること」です。引用HP
HPを調べたら、香川にゆかりのあるクリエイター達で結成された由緒ある団体やった。
プランナー、ディレクター、デザイナー、コピーライター、CMディレクター、カメラマン、イラストレーター、Webデザイナー・・
クリエイターとして各方面で活躍しているCCT会員の作品が一堂に会する日ということなんやな。
会場のところ狭しとポスターなどのクリエイティブ作品が展示している。
弊社 株式会社人生は上々だが手がけた作品の一部をご紹介しながら見てみよう。
飲食店のロゴデザインとポスターデザイン。お店は"らぁ麺すずむし”さん、ちなみに、ここのラーメンは香川にきたら必ず一度は食べて欲しい。
僕のおすすめ。
こちらは東かがわ市で精密機械部品製作をしている企業の梱包資材などのデザイン。
冷凍エビ・魚介類の食品製品のパッケージデザイン。
世の中は「デザイン」で溢れている。
こんなに一度に、多くの広告作品を目の当たりにすることがないので圧巻。
よく考えてみると特別なことではなくて、ポスター、写真、プロダクト、すべて日常の生活にあるものばかりだと気づく。
身の回りにあるほとんどの製品には必ずクリエイターが関わっている。
当たり前やけど、普段はあまり意識していないことやったなぁ。
これからは街中にあるデザインを探してみよう、"見る意識"が変えていこう。
なんだかもっと、CCTアワードについて知りたくなってきたやん。
ということで、実際にクリエイターの方にお話をお伺いしましょうー!
教えてくださーい。タムラさんー!
タムラさん:はーい!皆様、こんにちは!
インタビュー:タムラさん、ズバリ!CCTアワードってなんですか?
タムラデザイン代表
田村 享昭 アートディレクター・デザイナー
TAKAAKI TAMURA2002年香川県高松市のデザイン事務所、株式会社アルファに入社し、香西彰美氏に師事。2011年タムラデザインとして独立。グラフィックデザインを中心とした地域に根ざす活動を展開。クライアントニーズに沿う柔軟な対応力が持ち味。本業の傍、地元産業の松盆栽をPRする団体「盆人プロジェクト」としても活動し、昨年10月高松市から「文化奨励賞 新人賞」を授与。
タムラさんがデザインを手がけた「純手打うどん よしや」さんのポスター
タムラさん:CCTアワードとはCCT会員の香川県の広告を作っているクリエイターが、技術向上の為に自分たちの作品を評価し合いたいと始めた広告賞です!
インタビュー:このPCモニターはなんですか?
タムラさん:最近はWEBの制作が増えてきていて、HPやECサイトの作品でをPCで見れるようにしています。
インタビュー:昔と比べて、仕事の内容が変化をしてるんですか?
タムラさん:そうですね、ブランディングが増えてきていると思います、それと以前は花形だった新聞広告が減ってきている印象はありますね。
インタビュー:確かにメディアのあり方も変わってきていますね、新聞を読む機会も最近は少なくなった気がします。企業のブランディングが増えてきているってのは興味深いすね。
ブランディングとは?
ブランディングとは、企業が顧客にとって価値のあるブランドを構築するための活動を指します。 この視点で捉えると、ブランディングとは、ロゴやブランド・ネーム、パッケージなどのブランド要素と、差別化されたブランド価値を結びつける連想を、消費者の頭・こころの中に育んでいく活動であると定義できます。
タムラさん:たくさんの作品を観れるので刺激をもらいますよ。
インタビュー:他のクリエイターの仕事を知る機会にもなってるんすね。切磋琢磨するきっかけにもなるんすね!
タムラさん:見る人が同じクリエイティブ職のプロなので、もし仮に手を抜いたりしちゃったら見透かされちゃう(笑)
インタビュー:手を抜くことはないでしょうけど、それ程に他のクリエイターたちが自分以外の作品を真剣に審査をしてくれるんですね。
タムラさん:ここのデザインの意味を想像してみたり、何の意図でこうしたんだろうか?など仮説を立ててみたりして、私も作品の審査は全力で取り組んでいます。同時に自分では気づけないアイデアや表現を知ることで、自身の学びや気づきの場でもあるんですよ。
インタビュー:プロ同士で作品を評価しあうアワードっていいですよね。
タムラさん:賞を狙うのが目的ではあるけど、1位を取るのだけが目的ではないと思っています。仕事している時はCCTアワードの活動が、どこか頭にあります。
中途半端な仕事はしたくない!とクリエイターとしての襟を正してくれる存在がCCTアワードなんです。
まとめ
「日本一小さい県の、日本一こんまい広告賞」と冠のついたCCTアワード。日本一こんまいアワードだからこそ、クリエイティブを身近に感じれて、誰でもクリエイターのプロフェショナルな仕事に触れることができる。
クリエイティブ業界以外の方がこんなに多くの作品を一度に見れる機会はそうないだろう。クリエイティブの活性化になる、クリエイターにとっても香川県にとっても広告にとっても、とてもとても意義のある大切な広告賞だと思う。
さてさて、2021のCCTアワードグランプリは…
2021CCTアワードグランプリ作品「ことでんは、自由を運ぶ。」
に決まりました。パチパチパチパチ!
2年分の総勢124点の中からの受賞でした。
また来年が楽しみです!
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