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山本太郎を懲罰にかけることは、痴漢を取り押さえた人に「お前は暴力をふるった!」と言って罰を加えるのと同じくらい意味不明である、というお話。
私は別の論考で民主主義や議会の原則に基づけば、山本氏の行動(実力行使)は何の問題も無いということを論証しましたが、今回それとは別の形で、たとえ物理的接触があったとしても、山本太郎氏の今回の行動は責任を追及されるべきではない、ということを論証します。 話のメカニズムとしてはずっとシンプルで、まずはこんな思考実験から始めたいと思います。 電車の中、あなたの目の前で痴漢が女性のお尻を触っている。 女性は恐怖のあまり声が出せない状態。 あなたはそれを止めるために痴漢の手をつかんで引
『ピカミィ卒業について、真実から目を背けるファンたち。結局君らの「好き」ってそういうことなんだね。』にいただいたコメントへの返信
記事『ピカミィ卒業について、真実から目を背けるファンたち。結局君らの「好き」ってそういうことなんだね。』についていただいたコメントへの返信として記事を書きました。 興味のある方は当該記事を読まれれば話が理解可能になると思います。 【弥太郎さんへ】 読んでいただき、基本的には肯定的な解釈をいただいて感謝いたします ただ、私の挑発的な「ボケ」発言などもあるため、そちらを誤解させた可能性もありえるのでその点補足させていただきたく思い返信いたします。 まずタレント側の発言について
What a Vtuber Pikamee's graduation means-political correctness fault
English is my second language, so please forgive me for writing errors. I will try to explain what the identity of the oppression on Pikamee is derived from. Many Western gamers may know about it, but listeners in other parts of the world
「圧倒的かつ完全無欠な侵略行為を前にしてバグったのか”ロシアは侵略をやめろ”ではなくて”ウクライナ(ゼレンスキー)は抵抗をやめろ”と言い始めてる」一部の人たちが、日本にとってはむしろバグではなくスタンダードである可能性とその危険性、及び対処法について
(注意:この記事はぱらみりさんのツイートに宛てた一連のリプライを訂正・補足したものです。) 先の記事で「日本の近代化は上滑りの近代化だ」と夏目漱石が指摘したことに触れましたが、晩年の彼と交流のあった哲学者・和辻哲郎はその著書『風土』で「モンスーン型性格」として専制体制を肯定してしまう東アジアの文化的精神性を定義しました。簡単に言うと台風などの暴力的な自然現象にひたすら耐え忍び続けるメンタルということですが、「なぜ過剰に耐えてしまうのか」という点が要点です。 確かに自然の猛
池内恵教授の「降伏しろと扇動するポピュリスト政治家」って外国に向けて説明できないな(中略)何でそんなものが生まれてくるのか説明し難い・・・というツイートへリプライした文章のまとめ(一部訂正済み)
【はじめに】 橋下徹氏と彼の賛同者の言動はその真意がどうであれ、結果としてプーチン・ロシアの侵略、及びそのプロパガンダに正当性を与えるものです。 軍事的劣勢に立たされているウクライナにとって国際社会からの支援は命綱です。その国際社会を動かすのは国際世論であり、各国政府に対して民意を示す大衆がそれを形成しています。日本の大衆の間で橋下氏の意見が受容されてしまえば、日本が国際世論の足を引っ張ってウクライナを窮地に追い込むことになり、結局はロシアの侵略に加担することになってしまいま