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パーソナルトレーニングジムの開業について①~マシン・物件~

2022年現在、パーソナルジムの開業、独立が非常に増えている現状があります。
何故パーソナルジムの開業が増えているのか?
そして開業、運営をする上で物件に関して重要なことをまとめていきます。

①パーソナルジムの開業が増えている要因について

先ずはこちらを考えていきます。先ず、開業が増えている最も大きな要因は
「以前よりも初期費用を格段に抑えられるようになった」です。
物件(家賃、条件面など)に関しては10~5年前と比べて、そこまで大きく変わっているとは思えません。
大きく変わったのはトレーニング機材の価格が大きく下がったという事です。
いったいどれぐらい下がったのかというと、パーソナルジムで必要だと思われる機材を基準に考えてみます。
・パワーラック
・バーベル+プレート
・ベンチ台
・ダンベル
(以下オプション)
・ラットマシン
・ケーブルマシン
・高重量ダンベル

これらを揃えるのに5年以上前は必須と思われる機材で50~100万。
オプションを含めると+100万前後は最低でもかかります。
つまり、ある程度業務用のしっかりしたものを選ぶと機材だけでも200万近い資金が必要になります。
ここに、物件取得費、内外装費、広告費など合わせるとスタートの段階で250~300万前後は必要になってきます。

この機材代の200万が、現在では70万前後で揃えることが可能となりました。メーカー名は違えど、基本的なスペック同じである「オールインワンタイプ」の出現により、機材の購入ハードルはかなり下がりました。
更にオールインワンタイプは省スペースのため、物件もよりコンパクト化し、家賃や初期費用も下がります。

つまり低コストで始めようと思えば、100万前後で開業することが可能となりました。このコストダウンはパーソナルジム開業の追い風となっています。


②開業、運営で物件に関して重要なこと

私自身もパーソナルジムの運営をしていますが、実は上記とは異なるタイプで行っています。これは別の記事で書いてみたいと思っています。

開業までは比較的、容易に行えるようになりました。次に重要なのは「継続するための経営」となります。
パーソナルジムのランニングコストは以下となります。
・家賃
・光熱費
・人件費
・広告費
・備品
・返済(借入があれば)

多くの業種に比べるとランニングコストはさほど高くはありません。
ランニングコストを適切に抑えることは経営において重要です。

家賃、人件費、広告費の3つが大きな支出になります。
ここで重要なのは家賃です。これだけは節約ができません。
人件費は1人オーナーなら利益分がそれになりますし、広告費も集客が順調なら期間的に節約することもできます。
ですが、家賃に関してはスタートしてしまえば個人の努力ではどうにもなりません。
これに関してはパーソナルの単価をいくらで設定するのか、月の売り上げ目標をいくらにするかで変わってきます。
単純な計算ですが、1人オーナーで売上目標が100万を切るような場合は10万以下がひとつ目安になるかと思います。
パーソナルの単価が1万円以上、見込み客の数が相当数いるのであれば、20万近くまであげてもいいかもしれません。(それなりの立地、広さ、設備が条件)
しかし、家賃を抑えようとすると物件数に限りでてきますので、そのなかでどの物件が適しているのかを見極める力も必要となります。

数が限られるなかで水回りが綺麗に整備されているところが物件としてはお勧めです。
実際シャワールームまでの設備は余程の余裕があるか、元々備え付けである以外は必要性は低いと思います。しかし、トイレや洗面台は家賃が下がった場合に大きく悪化する可能性があるのでお客様のことを考えるのであれば最低限「綺麗」と思える方がベストです。

そして内装です。
ゴムマットさえ敷けば機材がおけるような部屋がベストです。
居抜きやスケルトンで大きくレイアウト変更、内装工事が必要な場合は、手間とお金がかかりますので、個人で独立する場合はお勧めできません。
内装業者などに依頼しなくとも自分で設置してしまえばパーソナルが行えるような物件を探しましょう。

これらをまとめると(特に1人オーナーの場合)
・家賃が10万位内
・水回りが整っている
・内装費がいらない(リノベーション物件などはベスト)

というのがいい物件だと言えます。
そしていい物件を見つけるただ一つの方法は・・・・

「物件情報を常に見ておく」

独立開業をいずれと思うのであれば常日頃から物件の情報を見ておくことをお勧めします。いい物件ほど、急に現れ、急になくなります。(先約が入る)

そして急に現れた時にすぐに行動できる準備も重要です。
(お金、知識など)


私のパーソナルジムです。
ご相談などあればご連絡ください。


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