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足元を見る。

おはようございます。
足元を見ると言っても、相手の弱みに漬け込むと言う意味ではありません。

本日のVoicyで私の尊敬する
佐々木俊尚さんが、山田悠史医師との対談の中で、
「患者の足を見ることで今後の健康状態がわかる」
と言うような内容を話していました。

これは、生活指導でも同じだなと感じたので、
今日はそんなお話をしたいと思います。

私が、教員時代、
よく生徒の靴を見ていました。
踵を踏むことが良くないことは当たり前ですが、
・靴が汚い
・靴紐が結べない
・靴のサイズが合っていない
・靴を下足箱に正しく入れられない
・下足箱で踵が揃っていない
などの状態があると
自分の中では黄色信号としていました。
これは、結構当たることがあって、
見た目はそれほどおかしくはなく、
生活指導で問題があがっていない生徒が
突然何か問題を起こした時に、
「そういえば、靴が汚れていたな」
なんてことがありました。

靴のトラブルというのはほとんどが家庭でのしつけです。

靴が汚いのは、定期的に持ち帰って洗っていない。
靴のサイズが合っていないのは、サイズに合っていない新しい靴を買っていない。
(保護者との会話がそもそもないなども考えられる。)
靴紐が結べないのも、そもそも家で保護者が気づいていない、またはほったらかしにしている。
靴を下足箱に揃えられないのも、家庭の玄関の様子が見て取れます。

人間は、鏡に映る姿には気をつけるようになります。
ましてや、思春期真っ只中の中学生は、前髪に命をかけている生徒もいます。

しかし、玄関に姿見でもない限り、靴を履いた状態の自分を見ることはありません。意識しないと気にならないところです。靴まで意識ができるということは、そこまでの部分にも十分に意識が向いているということ。

ビジネスマンは革靴からというのもあながち嘘ではないと思います。

私は、生徒指導主任だった時には、毎朝、昇降口の下足箱の中身をチェックしていました。大体のクラスの様子を把握することができました。

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