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ざんざんザンビア日和。

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ザンビアで出会ったこと、考えたものごと。国際協力やザンビアでの裏話まで綴ります。(2016年のザンビア滞在記録です。2023年8月有料マガジン『コンテクスト』に統合しました。
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#国際協力

国際協力の世界とテロのリスクの高まりのつながり

国際協力の世界とテロのリスクの高まりのつながり

ちょうど今年三度目のザンビアに来て二週間あまり経った日のバングラデシュでのテロ事件のニュースは非常に衝撃的だった。言葉にならないほどショッキングなことだと思う。

もちろん、その前後でもイスタンブールやバグダットで多数の罪なき民間人が殺害されたテロが起きているのだが、このバングラデシュはダッカでの事件は、同じ国際協力業界で仕事をしている者として書いておきたい。



日本はテロリストの

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トイレに入ると見当たりません。

トイレに入ると見当たりません。

ザンビアにおけるトイレ事情。

典型的なアフリカ諸国と変わらないかなとは思うが、一般的にあまりよくないのが実情。裏を返せば、トイレ先進国の日本が進み過ぎなのかもしれない。

その分、ギャップがつらいときもある。もちろん、そもそも期待はしていないのだが、それでも裏切られること半端ない。

極めつけが、トイレからあるものが盗まれているってことかもしれない。

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富裕層と中間層が肥大化するアフリカ、その二面性

富裕層と中間層が肥大化するアフリカ、その二面性

ここザンビアに来てひと月ほど。とても感じるのが中間層の厚さだ。

まず大きなショッピングモールが複数ある。そして、中規模のショッピングモールも入れたらかなりの数があるのではないだろうか。

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嫌われ承知で、お金は永遠に湧いて出てくるものという依存症に挑む

嫌われ承知で、お金は永遠に湧いて出てくるものという依存症に挑む

国際協力関係の仕事をしていると、この「援助慣れ」という途上国における病気には120%打ち当たると思う。もちろん、いわゆるODAを始めとする「援助」を単なる依存を生み出すようなものにしてしまうのではなく、途上国の自立発展を促すものとして先進諸国は工夫をしてきたし、我が国は特に「自助努力」という言葉でそれを全面に打ち出している。

でも、実際、先進諸国からの金銭的支援をただ単に期待して待っているような

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