ファッションデザイナーやブランド、サービスについての考察、コラムなどをまとめていきます。 無料部分でも十分記事が読める有料記事、読み物として面白い宣伝記事は、入れていきます。
AFFECTUS
モードファッションを好きな人間が、戸建、集合住宅、新築、リノベーション、魅力を感じた様々な住宅建築について、気ままに語るnoteです。
「LOGICAZINE(ロジカジン)」はファッションデザインの論理を考えていくマガジン。
長らく放置気味になっていたnoteだが、展示会やショー取材のショートレポートを、これからはnoteをメインにアップしていこうと思う。引き続きTwitterでもアップ予定だが、noteでは速報的なTwitterレポートよりボリュームをアップさせ、撮影した画像を混ぜながらショートレポートをお送りしたい。 挨拶はこのぐらいにして、早速始めていこう。 今回取材に訪れたのは、久保嘉男による「ヨシオクボ(Yoshio Kubo)」2023SSコレクションのショー。会場は渋谷「ベルサー
旗竿敷地と言われる土地の形状がある。道路と接した土地の幅が狭く細く、その細い幅で作られた道の先に土地が広がっている形状の土地のことである。竿に引っ掛けた旗のような形状をしているため、旗竿敷地と呼ばれている。 不動産としては一般的には好まれない土地だ。旗竿敷地に建てられた多くの戸建住宅は周囲を隣家に囲まれてしまい、陽当たりも悪く密閉感も生じ、狭く暗く感じられてしまう。そのような土地を好んで購入する人は少ないだろう。だが、そのような特殊な形状のため、相場よりも土地の価格が安く手
バランスという言葉はよく聞く。「バランスを取る」と聞けば、その言葉はたいてい重要な意味を持って理解される。バランスが悪ければ、ノイズを感じて魅力を感じてもらえない。服と服を組み合わせ、場所や出会う人によって着用する服を選んでスタイルを決めるために、バランスはとても重要なものだ。色や素材、シルエットの組み合わせのバランスが破綻すれば、「ダサい」となってしまうのがファッションだ。 翻って建築はどうだろう。専門家ではない僕だが、見ていると建築は周囲の環境とのバランスが重要に思えて
最近、時間を見ては建築関連のサイトを見ては調べている。最初はヴィンテージマンショとマンションのリノベーションから始まり、今は中古戸建のリノベーション、新築の戸建と、住宅に関する建築をサイトで見ることが習慣になっている。 建築家がどのような考えで空間を設計しているのか、それを文章と視覚で体験できることが思った以上に面白い。 その中で面白い現象に僕は出会う。 この現象は建築に限らず、あらゆる創作物に関係してくるのではないかと思える現象だった。それは、建築メディア「アーキテク
それが服であれ、建物であれ、古くなったからといって必ずしも価値がなくなるわけではない。むしろ時代という年月を経たからこそ時間によって育まれた美的外観を備えるようになったり、現代ではコスト的に時間的にも作ることのできない価値を持つようになったものがある。 その一つにヴィンテージマンションがあげられるだろう。 ファッションブランドの展示会が開催される会場というのは、代官山や渋谷、青山といった都内の一等地で開催されることが多い。その近隣には有名なヴィンテージマンションが建てられ
*このテキストは本日12/10(木)から明日12/11(金)23:59まで無料公開しています。12/12(土) 0:00以降は有料(¥500)になります。本文は以下から始まります。 *************** モードファッションは、服をデザインするというよりもイメージをデザインすると言った方が適している。服を通し、スタイルを通し、どんなイメージを発信するのか、それがモードファッションにおいてはとりわけ重要になっている。 コレクションブランドが発信するビジュアルやショ
*このテキストは本日10/21(水) 23:59まで無料公開中。10/22(木) 0:00以降は有料(¥500)になります。本文以下から始まります。 *************** ファッション業界を驚かせた稀代の天才デザイナー二人の共演。とうとうミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・シモンズ(Raf Simons)による「プラダ(Prada)」のデビューコレクションが発表された。ここではコレクションそのものの特徴と価値ではなく、このコレクションのデザイ
僕は白とグレーという二つの色が好きだ。それはミニマムなファッションが好きな僕にとっては自然なことになる。白とグレーを用いられたファッションには、クールでシャープなイメージが迫ってくる。だけど、そのイメージは白とグレーの一面に過ぎないと思う。 クールなイメージが感じられる白とグレーにも優しく柔らかく感じられ、気分が安らぐ瞬間がある。そのことを、あるマンションリノベーションが証明してくれた。 それはstraight design labによるマンションリノベーション「国立フラ
境界が曖昧になり、新しい価値が生まれる。ファッションデザインでよく見られる有効なデザインアプローチである。例えば今なら、男女の衣服のディテール・素材・シルエットが混ざりあったような服が生まれ、男性のためでもなく、女性のためでもない、人間のためのとも言えるデザインが現れている。 境界が曖昧に溶け合った場所に、人を惹きつける価値が潜んでいるなら、住宅のそれはいったい何だろう。 僕にその疑問を思い起こさせる住宅設計に遭遇した。武田清明建築設計事務所による「6つの小さな離れの家」
ファッションは基本的に大量生産品になる為、同じ服であっても数着、数十着、数百着が市場に流通している場合があり、購入して着用体験を得られる人は複数存在する。デザイナーの創造性を、同時に多くの人が体験できることはファッションの利点であり、それはファッションだけに限らず、車や家具などそのほか多くの業界の商品に該当する(実際に購入できるかどうかは別にして)。 しかし、住宅は異なる。住宅は住むことで体験のマックスが得られる。その住宅に住む住人だけが体験できる極めて特別な商品。写真を眺
綺麗に整えられた上質で上品な家。そこに居心地の良さを感じることは珍しくない。けれど、人間が居心地の良さを感じる場は必ずしも美しい調和の空間とは限らない。人によっては、荒々しい迫力に満ちた空間、そこに安らぎを感じることだってあるだろう。 角地に建てられたその戸建住宅は異様な迫力を誇る。山田紗子建築設計事務所による「daita 2019」である。 *山田紗子建築設計事務所「daita 2019」より 僕はdaita 2019の写真を一目見るなり、驚いた。スチールパイプで組
*このテキストは本日8/26(水) 23:59まで無料公開となり、8/27(木) 0:00以降は有料(¥500)になります。本文以下から始まります。 *************** ファッションにおける新しさは、時代の変遷と共に変わっていく。10年前なら新しいと感じられたデザインが、現在では新しく感じられない。その逆もまた然りで、10年前なら古く感じられたデザインが10年経った今、とてもモダンに感じられる。そのようにして、ファッションにおける新しさとは時代の価値観が移り変
*このテキストは「AFFECTUS letters」「AFFECTUS subscription」参加メンバー限定有料ニュースレター「LOGICAZINE(ロジカジン)」で、2019年11月26日に配信されたタイトルです。 【こんなニーズをお持ちの方に】 ・デザインやトレンドの分析・考察が大好きで毎週読みたい ・専門学校生・大学生でファッションデザインの勉強に使いたい ・アパレル営業・販売の方で、モードファッションの情報収集と商品の言語化の参考にしたい 本文は以下から始ま
*このテキストは「AFFECTUS letters」「AFFECTUS subscription」参加メンバー限定有料ニュースレター「LOGICAZINE(ロジカジン)」で、2019年11月19日に配信されたタイトルです。 【こんなニーズをお持ちの方に】 ・デザインやトレンドの分析・考察が大好きで毎週読みたい ・専門学校生・大学生でファッションデザインの勉強に使いたい ・アパレル営業・販売の方で、モードファッションの情報収集と商品の言語化の参考にしたい 本文は以下から始ま
*このテキストは「AFFECTUS subscription」「AFFECTUS letters」参加メンバー限定有料ニュースレター「LOGICAZINE(ロジカジン)」で、2019年11月12日に配信されたタイトルです。 【こんなニーズの方におすすめ】 ・デザインやトレンドの分析・考察が大好きで毎週読みたい ・専門学校生・大学生でファッションデザインの勉強に使いたい ・アパレル営業・販売の方で、モードファッションの情報収集と商品の言語化の参考にしたい 本文は以下から始ま
*このテキストはサービス「AFFECTUS subscription」と「AFFECTUS letters」の有料ニュースレター「LOGICAZINE(ロジカジン)」で、2019年11月5日に配信されたタイトルです。 【こんなニーズをお持ちの方に】 ・デザインやトレンドの分析・考察が大好きで毎週読みたい ・専門学校生・大学生でファッションデザインの勉強に使いたい ・アパレル営業・販売の方で、モードファッションの情報収集と商品の言語化の参考にしたい 本文は以下から始まります