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北欧と日本を結ぶジャズが届けてくれた大きな贈りもの~スウェーデン・ジャズ・ウィーク2024
昨年に続き今年も「スウェーデン・ジャズ・ウィーク」が開催された。
スウェーデンが国家として成立したのは、1523年にグスタフ・ヴァーサがヴァーサ王朝を開基したときとされ、2023年はそれから500年の節目の年。2023年はまた、現国王であるカール16世グスタフの即位50年でもあったことから、6月6日のナショナル・ディ(建国記念日)を中心にさまざまな祝賀イヴェントが国内外で行なわれた。
そのひと
#ピアノトリオ──モダンジャスへの入り口 #マイク・モラスキー 【読書メモ】
確かに、ピアノトリオの聴きやすさは、パーツに分けやすいからかもしれない。
ただし、ベースがピアノの“左手小指”から離れていったり、ピアノやベースがパーカッシブになってドラムスと混然一体となってしまったりするから、聴きやすいと思ったのに「わけわかんない!」となってしまうかもしれないなあ。
#ピアノトリオ──モダンジャスへの入り口 #マイク・モラスキー
東京オペラシティ コンサートホールでの取材で時間があったので、オペラシティにあるくまざわ書店を冷やかしていたら、目に止まってしまったので購入。
モラスキーさんとは挨拶を交わしたことがあるけど、以前からその学究的な著述スタイルに惹かれていたのだ。
読書メモ的な記事もここにアップしていきたい。
轟々たる交感の共鳴を放つトリオ再び〜藤井郷子 東京トリオ『ジェット・ブラック』Disc Review
疾走し続ける藤井郷子の求心力によって生まれた東京トリオの2作目だ。
今年の1月にリリースされて気になっていたまま半年が過ぎてしまったのだけれど、意を決して記事にすることにした。そう、彼女の疾走力の前では、意を決して取り組まないとはじき飛ばされてしまうから、気楽にというわけにはいかないのだ。
さて、東京トリオだが、事の起こりは2020年9月、3度目の共演となった須川崇志(b)と竹村一哲(ds)と
纐纈歩美『リンピッド・フレイム』は日本のジャズの真ん中を走っているのかもしれない Disk Review
ストレートアヘッドでコンテンポラリーなジャズを追求するアルト・サックス奏者、纐纈歩美(こうけつ あゆみ)が、5年半ぶりとなる新作をリリースした。
端正ながらジャジーなフィーリングを携えた演奏で注目度をアップさせてきた彼女だが、今回も活動10年目を迎えているレギュラー・クァルテットでオリジナル曲を揃えての意欲的な構成となっている。
そろそろジャズのワンホーン・クァルテットにおける1950~60年
GENTLE LOVEの『Heavenly Avatars』は何故作業用BGMにピッタリなんだろう?
ニュースをチェックしていたなかで、見出しに“ジャズアルバム”の文字があったから読んでみたら、その音源を聴いてみたくなった。
そもそも「アクトレイザーってなんだ?」というレヴェルの認識でこの記事を書き始めてしまっているところからして申し訳なかったりするのだが、簡単に説明すれば1990年にエニックスから発売されたスーファミのゲームということらしい。
2021年にリマスターされた「アクトレイザー再生
鍵ハモの沼はやっぱりズブズブと深そうだ
NHK Eテレで「鍵盤ハーモニカ沼」という番組が放送されるというので録画しておいたのを観た(2024年6月1日初回放送)。
以前、妹尾美穂(ぴあんぱ)さんの取材を通して、日本でかなり鍵ハモの活動が広がっていることを知っていたせいか、とうとうEテレにも……と「どんな取り上げ方をしているのか」をチェックしたかった。
番組では、スゴ腕の中学生を軸に鍵ハモという楽器の存在を印象づけるエピソードが盛りだ